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テーマ:海外生活(7773)
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実は昨日から
子供達には出来るだけ日本語で話しかけるようにしている。 急な事で日本語が全くわからない彼らは 「???」といった感じだが とにかく何でも日本語で言い どうしてもわかって欲しいときだけちょっと仏語で補うという風に 徹底的に日本語づけにしてるのだ。 それもこれも やはり私の母国語を話して欲しいという母心。 まだ二日目なので 私が言う日本語を聞いて 「それはこうして欲しいってこと?」 と息子が推理して仏語で聞き返し 当たっていたら「そうよ」と私が日本語で答え 違っていたら「ちがう」と首を横に振り そんな事を繰り返しているので なかなか思うように事が運ばないのがつらい。 でも、たった二日でやめる訳にも行かない。 せっかく母が日本人なんだから やはり日本語は話せる方が良いに決まってるし。 ではなぜ、 息子6歳、娘3歳になるまで 私は頑張ってこなかったのか。 今ではすごく悔やまれるが やはり私の怠慢が原因なのだろう。 でも一つ言い訳をすると 大分前の事なのだが まだ日本に住んでいたときにテレビで バイリンガルについてやっているのを見たのだけど そのときに、なんと バイリンガルの人たちの脳はそうじゃない人の脳とは違う という事実を放送していたのだ。 本当かどうかは定かではないが バイリンガルの人の脳は バイリンガルである事の負担がかかっていて 寿命が短くなる、とかなんとか ネガティブな結論が出されたのを見て バイリンガルって良いと思ってたけど そう言う訳でもないんだなあ と思ったものだった。 でも、それって本当なのかな? そのときのテレビ番組が間違ってたって事もあるし・・・。 そして実は他にももう一つ 私が躊躇していた理由がある。 これはフランスに来てからの話なのだけど。 語学学校に仏語を勉強しにいっていたときに 一人の男の子に話しかけられた事があった。 彼は見た目はあまり日本人っぽくなかったのだけど 聞くと母親は日本人だという。 その彼が、私が日本人だとわかった上で 私に日本語で話しかけて来たのだ。 彼のお父さんはイギリス人で イギリス在住の彼はフランスに仏語の勉強にきていた。 その彼の話す言葉を聞いて ・・・いくら母親が日本人でも 子供が流暢に日本語を話せるようになる訳ではないんだなあ と思ってしまった私。 だって、その彼の日本語は はっきり言ってとってもお粗末な物だったから。 訛りも(英語訛り?)ひどかったし 語尾も変だったし 聞き取りにくい事この上なかった。 いくら母親が日本人で 頑張って子供に日本語を教えても もしこの程度にしか上達しないのなら あんまり意味はないかも。 そう思ってしまったのだ。 その後、息子を出産し 息子の言葉が遅かったために日本語で話しかけるのをやめてしまい 結局娘にもあまり日本語を使う事無く3年が過ぎ 今日に至ってしまった。 それではなぜ 今頃になってやる気になったのか? それは、ずばり、 「もったいない」 というのが理由。 だってせっかくある可能性を みすみす逃しているような物だし。 もし彼らが将来別に日本語を必要としなくても 仏語の他にもう一つ言葉を話せるというのは やはりすばらしい事に違いないし。 でも、今更遅すぎる、と思えなくもないけど。 ま、そう言う訳で、 私は今日も一日中出来るだけ日本語で過ごした。 が、 なんか、子供達に向かって話す日本語って 「駄目よ!」とか「やめて!」とか 「こうして」「ああして」という風に 命令口調ばかり。 あとは怒って「こら!!」っていってるだけだったり。 きつい口調の日本語ばかり話してたら のどが痛くなってしまった。 という事は 仏語ではあまりのどに負担をかけない話し方をしてるのかしら? そう言う訳でもないのかな? ただ単に、今日一日だけ怒鳴りっぱなしだっただけかも。 なんにしろ うちの日本語特訓は きっと、これからもずっと続くことになるでしょう。 ・・・たぶん。 blog ranking お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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