考えてもいなかった展開に・・・
りんごのCT検査の日、10時半頃電話が鳴りました・・・病院からです。術前の血液検査で、血小板値が10,000まで下がってるとのこと。1週間前の検査では240,000あったのが、急激に減少したのです。こんな状態ではもちろん検査は出来ず、『免疫介在性血小板減少症』が疑われるとのこと。予想もしていなかった展開に、私はオロオロするばかりでした。原因の特定は難しいけど、まず数値をあげないと次の治療が出来ません。検査可能になるには、30,000、最低でも20,000は必要というのです。数値がただ低いだけではなくて、出血傾向が高くなるので、傷が出来たりすると血が止まらなくなる恐れがあると言われてしまいました。検査は出来ないもののこのまま帰すわけにはいかないので、血小板を上げる治療をしたいと言われお願いしました。ともかく様子も見たいので、昨日まず面会に行きました。午後の検査で90,000になったとのことで、少しホッとして、先生から詳しい説明を聞きました。『免疫抑制治療でステロイド剤を使います』とのことでした。そして今日、夫と長男も一緒に面会に行ってきたのですが・・・昨日の午後の検査で20,000、そして今日の午前の検査で10,000の数値。ステロイド治療は、始めてから3~4日で効果が出てくるとのことでしたが、まだ改善は見られていません。それどころか、後ろ脚の腿の内側に内出血を起こしていました。それを見た時にはショックでした。どうして急にこんなことになってしまったのでしょう!肝性シャントを治すより先に、血小板にやられてしまうかもしれない・・・どうして!!先生も、原因ははっきりしないが(服用しているお薬にも問題はない)、どうしてこのタイミングで発症したのかという話でした。これからの治療についてお話を聞いている間、私が抱っこしていました。見知らぬ病院で緊張Maxのりんごも、だんだん落ち着いて静かに抱かれてました。でもいつまでも居る訳にはいかず、先生にお渡しして診察室を出る私たちにりんごは『どうして帰っちゃうの??』というような寂しそうな顔をしてこちらを見てました。最初の電話をもらった後、とんでもない展開に泣いてしまいました。そして家族や姉妹に励まされて、先生から直接お話を聞いてからは、『大丈夫、何とか元気になれる!』と思い直しました。だけど今日のあの様子と数値を聞いたら、どうしてもまた涙が出ます。まだ治療の途中だから、これからいい方向に行くかもしれない。希望を捨てちゃダメなんだ。そう考えようとは思うのですが・・・。月曜にまた先生が連絡をくれることになっています。数値が上がっていればいいのですが、もし効果が出ていなかったらどのタイミングで連れて帰って来るかが思案のしどころです。夫には、『まだ治療中なんだから、悲観的に考えるな。大丈夫だ!』と言われるのですがどうしても考えてしまいます・・・。