MS Encyclopediaを読み解く「コロニーとV作戦」
MS Encyclopediaを読み解くと書きながら、私の妄想が大部分を占めるインチキシリーズの第3回目です。今回は「コロニーとV作戦」というテーマで行きます。恥ずかしながら、コロニーの開放型と密閉型の違いを初めて理解しました。開放型の方が安く出来るけど、採光窓が必要な関係で収容人口が少ない、と。密閉型の方が2倍の収容人口があるそうです。1つのコロニーを1バンチとして、35基~40基1群としてサイドを形成します。サイドとはコロニーにおける行政単位で、サイド1~7まであります。サイド1~7にはそれぞれ愛称があり、それぞれサイド1:ザーンサイド2:ハッチサイド3:ムンゾサイド4:ムーアサイド5:ルウムサイド6:リアサイド7:ノアです。ただし、サイド7は建設中というか、まだ第1バンチしか存在しておらず(しかも未完成)、正式にはサイドとしては機能していません(行政単位としてはどこかのサイドの傘下に入っていたのでしょうか?この辺は不明。)サイド7は建設中という話は知っていましたが、コロニーがまだ1個しかなく、ほんの作り始めの段階で頓挫していたとは知りませんでした。そんなところににアムロは住んでいたんですねぇ。これであれば宣戦布告直後にジオン軍はサイド1,2,4へ攻撃していますが、サイドとは名ばかりのサイド7が無視されても納得がいきます。(遠かったという理由もあるようですが)ここでそろそろ妄想に移りますが、V作戦におけるモビルスーツの最終調整はサイド7で行われたわけですが、なぜそこで?という辺りを妄想してみます。まず疑問なのは一般市民には見つからないものなのでしょうか?製造だけならまだしも、最終調整となれば、歩くでしょう、射撃のテストも行うでしょう、はたまたジャンプもしていたかもしれません。コアファイターとAパーツ、Bパーツとの合体実験もしたいカモ。どうしたってうるさいですし、目立ちますよね?しかし、今回コロニーの大きさを確認したのですが、直径6.4キロ、全長32キロもあるそうです。まだ作りかけのコロニーですから、移住者も少なかったでしょう。端のほうから住まわせていき、反対側の方でガンダムを動かしていればもしかしたら見つからなかったのかもしれませんが、微妙です。好奇心旺盛な子供には見つかっていたのかもしれません。軍の施設としてバリケードでも敷設できれば良いのですが、それではジオン軍に「ここでなにか重要なことやってます!」と宣伝しているようなものですよねぇ。もう一つの疑問はコロニーの外郭はそれほど堅牢ではありません。ガンダムに真っ二つにされたザクの爆発で外郭が破壊されたことでも明らかです。となるとビームライフルの射撃実験の際、標的に万一当たらなかったら、コロニーを破壊してしまうかもしれません。大丈夫だったんでしょうか?色々考えても、あまり実験に適した場所とは言えないような気がします。すぐ近くにルナ2があるのに、あえてサイド7を選んだ理由があるのでしょうか?考えられるのは「最終調整」とは宇宙空間における運動テスト、射撃テストだったのではないか、ということです。サイド7内部ではなく、サイド7宙域で最終テストをしていたのであればルナ2を選ばなかった理由も理解できます(サイド7の方が遠い)。地上、宇宙両方でのテストで満足いく数値が得られたからこそ、RXシリーズが実戦で無類の強さを発揮出来たのではないかと思うわけです。