奇跡は珍しいからこそ奇跡
ガンダムOOの感想です。最終話を目前にして、数多く積み上げられたなぞ。とても1話では解消できないだろうなぁと思いつつも、いざそうなって見ると、やっぱりショックです。第2部で明らかになるものもたくさんあるんでしょうけど、この「もやもや」をずっと抱えておくのはイヤだなぁ・・・それはさておき、最終話でいろいろ思ったこと・アレハンドロは何をしたかったんだろう?最終話が始まる前に書いたことですが、やはり大きな疑問です。刹那と戦っている最中に話した内容から判断すると、世界を正しい方向へ導くのはソレスタルビーイング。ただし、その指導者は自分こそふさわしい。というようなことを言ってます。人間の欲望として、非常に分かりやすいのですが、そうなるとソレスタルビーイングを壊滅させようと企んだ理由がいまいち不明です。チームプトレマイオスが壊滅せずに済んだ理由はアレハンドロの想定外の技術「トランザム」があったからでしょう。トランザムがなく、30機のガンダムもどきに攻め立てられていればいずれ壊滅ということになってしまったでしょう。アレハンドロのモビルアーマーの出番を待つことなく、です。つまり、アレハンドロの当初想定していた未来図では、太陽炉は失われるか国連軍の手に落ちることになります。太陽路が欲しかったんではなかったんでしょうか?あのモビルアーマーによって奪い返すという考えもありますが、非常にまどろっこしいですよね。擬似太陽炉の技術を敵に教えてまでどうしても必要なことだったんでしょうか?ヴェーダを掌握したんですから、そこからガンダムチームを掌握するほうがはるかに容易だと思うのですが・・・これはもしかしたら・・・・リボンズのなぞリボンズ、どうやら本当の黒幕がここにいたようですね。彼が何をしたいのかまだ不明ですが、アレハンドロを操作していたようなのでガンダムもどきとその技術を渡したことも、リボンズの入れ知恵なのかもしれず、彼なりの狙いがあるのかもしれませんね。たとえば世界をもっと混沌とした破壊に満ちた世界にしたいとか・・・ここはこの話の核心になってくる部分だと思うので、第2部で徐々に明らかになってくるのかな?・生きてる?戦争とは、「人が死ぬ」ものです。うちうで機体を破壊されたパイロットを待つものは「死」です。コーラサワー、なぜお前が隊列に並んでいる!確かに死んだとは一言も言っていませんでしたが、あの演出で生きているって奇跡でしょ。そして、サーシェス、お前はどうやって生き残った??何の後ろ盾もいないはずの君が助かる可能性はそれこそ奇跡だと思うんです。「奇跡の生還」というものはお話を盛り上げるためにあっても良いです。けど、何度も起きちゃったら、奇跡でもなんでもない。ガンダムマイスターたちもはっきり死んだと言い切れない映像ばかりでしたね・・・コーラサワーがあれで死なないのなら、マイスターたちが生きていてもなんら不思議ではありません。このままではガンダムマイスターたちも次々と「奇跡の生還」したりしちゃうのかしら?・時間がないのでとーとつに出てきましたという感じのグラハムさん。私がグラハムを美化しすぎているのかもしれませんが、グラハムはフラッグでガンダムと正々堂々と戦い、そして破ることを目標にした騎士道精神あふれるパイロットだと思っていました。アレハンドロとの決着がついたところで出てくるのって、疲れたところを狙うようで彼のキャラにあわないなぁって思っちゃいました。第2部に出てくるのでも良かったと思うんですけどねぇ。それにしても、フラッグ。一体どういう改造をしたんでしょうね?GNドライブを注入したことで、今までより相当なパワーと俊敏性を手に入れたはず。カスタムフラッグですら、吐血していたグラハムさん。それ以上のGをくらったらひとたまりもないんじゃないかな?ガンダムとガンダムもどきのパイロットはつらそうにしていないので、多分Gを和らげる機能が搭載されているんでしょうね。フラッグにもそういう機能を搭載したのかな?・・・そこまで改造していたら、見た目がフラッグっていうだけでガンダムそのものですよねw長くなったので、また書きます。