【書籍感想】大正野球娘
書籍の感想です。今回は「大正野球娘」です。大正野球娘。1 [ 神楽坂 淳 ]時は大正。女学校に通う小梅は親友のお嬢こと晶子に「一緒に野球をしていただきたいの」と頼まれる。やきゅうのやの字も知らない女子9人が男たちに挑むのでした。内容は対象という時代を良く反映していてとてもほんわかします。後は女子たるもの、走るなんてはしたない、とか、親が決めた許嫁に最初は反発していたけど、実際に散歩してみたら、結構良い人でドキドキしちゃったとか、反対に女学生にお願いなんてそもそも聞く機会すら持ってもらえないからそれを実現するために策を練ったりとか、とても楽しみ読めました。「はいからさんが通る」に通じる、男子何するものぞ!という気概が伝わってきます。しかし、1巻はタイトルからは想像がつかないほど野球のことはちょっとしか出てきません。野球も知らない、メンバも最初は3人だけ、道具もないとなれば、まずはメンバー集め、道具の準備、そして、やっと練習という感じです。練習も「何年もやってきた男性に勝つためには普通にやっていてはダメ」ということで様々な一見野球に関係ないように見える特訓を頑張ります。最後の最後で練習試合をして、やっと野球らしくなりますが、本格的には2巻以降なんですかね。2巻が楽しみです。