【書籍感想】風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室
書籍の感想です。今回は「風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室」です。風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室 (集英社オレンジ文庫) [ 青木祐子 ]お風呂の話です。もうちょっというと、入浴剤の話がメインですかね。ゆいみはとにかくお風呂が大好き。付き合っていた彼がお風呂が嫌いという理由で別れてしまうくらい彼女にとっては魂の洗濯、ということのようです。そんなゆいみは天天コーポレーションの受付嬢をやっているのですが、銭湯で入浴剤開発室に所属する美月に会う。美月はお風呂が大好きというところはゆいみと同じでありながら、理屈で勝負する感じの方です。一方、ゆいみは成分とか効能とかは置いておいて感覚で、楽しいとか気持ち良いとかそんな感じで判断します。そんなゆいみと美月はだんだん仲良くなり、そこに営業部の風呂大好きの円城格馬が絡んで・・・みたいな話です。ゆいみと美月、そして格馬とそれぞれが全く違った個性ながら、お風呂を楽しそうに入る姿は楽しいです。ただ、てっきりもっと入浴剤に関するお仕事小説っぽいのかなと思ったのですが、そういう部分は薄めですかね。恋愛要素が強い感じがしました。そういう話が好きな人なら楽しめると思います。