【書籍感想】機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)
書籍の感想です。今回は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)」です。閃光のハサウェイ(中) 機動戦士ガンダム (角川スニーカー文庫) [ 富野 由悠季 ]閃光のハサウェイの続きです。ハサウェイとケネスの話であるわけですが、その二人に大きく関わっているのが、ギギですね。0083のニナ・パープルトンもコウとガトーの間を揺れ動いていましたね。ニナはガトーの元彼女で、コウに心惹かれつつ、最後にはガトーの元に走るというトンデモナイ行動だったわけですが、ギギは別の意味で謎めいてますね。ケネスともハサウェイとももともとは知己だったわけではなく、その後もどちらか一方にだけ加担するわけでもなく二人の行く末を見たいということみたいです。しかも勘が良く、フィーリングでの発言や行動が良い結果に繋がることが多いので、自分の論理でどんどん行動してしまいます。ケネスから離れて、また戻ってきて、舞台の守り神みたいに祭り上げられます。とても良い立場のはずなのですが、それをあっさり捨てて、ハサウェイの元に行くのでした。はてさて、ハサウェイはギギに振り回されつつ、うまくマフティーを運営できるかな?その上、泣く子も黙る「ブライト・ノア」が配属されることが決まりました。ハサウェイはこの可能性を考えなかったのかなぁ。父であるブライトに勝っても負けても後悔しか残らないと思うのですが。