【書籍感想】ふしぎ駄菓子屋銭天堂18
書籍の感想です。今回は「ふしぎ駄菓子屋銭天堂18」です。ふしぎ駄菓子屋銭天堂18 [ 廣嶋玲子 ]前巻で六条教授の復活の雰囲気を感じたので今回いよいよ対決かと思ったのですが、今回はそちらは小休止で紅子さんの過去、みたいな話でした。紅子さん、普通の人ではないと思っていましたが、何と戦国時代こ頃からお菓子を売っていたようです。まったく年を取らないし、紅子さんは人魚の肉でも食べたのかしら??新商品のアイデア出しに煮詰まっていた招き猫さんにヒントになればと過去の話をしたんですが、昔はお店を持たず、行商みたいな感じでした。今も昔も欲というのは尽きないもので、紅子さんのお菓子で一瞬幸せになってその後不幸に落ちるというのは欲張りすぎの結果ですね。ほどほどの幸せで我慢するというのは不幸せを我慢するより難しいかもしれませんね。ちなみに、お店を構えた理由が墨丸と出会い、墨丸に居場所を与えてあげたいという思いがあったんですね。そして駄菓子で幸せになった人から貰った幸運のお金が招き猫さんになるということでした。紅子さんにとっても墨丸にとっても銭天堂はとても大切な場所だということが分かりますね。