【書籍感想】お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課4
書籍の感想です。今回は「お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課4」です。お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 4 (集英社文庫(日本)) [ 竹林 七草 ]カバーの夕霞は微妙に髪の毛がうねってて面白いですね。幽冥推進課唯一の人間職員のはずなのにメデューサみたいになってます(笑)そんな夕霞ですが今回も大活躍です。登記上の土地所有者が亡くなっていて、地権者が誰か分からない土地は実際かなりの数あるようで、用地の有効活用の妨げになっています。何しろ国が買い取ろうにも、誰と交渉して良いかすら分からないのです。さらに時間が経てば、元の地権者の子どもの子ども、さらにその子どもと関係者が増えていってしまうのです。土地のポジション的にはベストでも、地権者との調整という意味ではものすごく困った土地だったのですが、地縛霊に頼んで、代々の権利者を教えてもらうという裏技で見事問題解消です。ですが、そんな事ができたのも、彼女が真っ直ぐに地縛霊の方の未練に向き合ったから。彼女の頼みだからこそ、動いてくれたのだと思います。そんな幽冥推進課に部署廃止の危機が・・・頑張れ!辻神。そして夕霞。