【書籍感想】パチンコと暗号の追跡ゲーム
書籍の感想です。今回は「パチンコと暗号の追跡ゲーム」です。【中古】 パチンコと暗号の追跡ゲーム / 伽古屋 圭市 / 宝島社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】あることをきっかけに職を失い、パチプロとして食いつなぐことになったタクロー。ある日、ホールで一人の美女に声を掛けられます。そしてセットと呼ばれるイカサマに協力して欲しいと言われます。この辺は小説の中できちんと説明されるので、すんなりと世界に入っていけます。セットとは特定の操作をすると大当たりが発生するように設定された違法ロムのこと。普通にパチンコやってたら絶対にやらないような操作(ある操作をしてから、30秒待ち、次に別の操作をして・・・みたいな)をした人だけが確定で大当たりが発生するわけです。タクローはその手順の解読と実践を依頼されます。実際に試してみると、大当たりがガンガン出て、これは本物だとほくそ笑んでいたのですが、ここからタクローはある事件に巻き込まれていくのでした。それは暗号の解読なのですが、逃げたホゲなる人物はどこに?そして、ゼンデン、シエナの真の思惑は?初めは脅されていやいや従っていたタクローだったが、徐々に興味深く感じ、謎の解明に協力することになるのでした。暗号としてはそこまで難しいものではなく、なぜ金を持ち逃げしたホゲが真相に近付けるようにこんな暗号を残したのか、謎だったのですが、後半の説明でまあまあ納得しました。別に分け前を与えようとかそんな仏心ではなかったので、相手を諦めさせるためであればそうなるよなぁと理解しました。まあまあかな。読みやすさは非常に読みやすかったです。