【書籍感想】夏の雪に溶けたパスワード 注文の多いパズル
書籍の感想です。今回は「夏の雪に溶けたパスワード 注文の多いパズル」です。【中古】 夏の雪に溶けたパスワード 注文の多いパズル / 雅 孝司, 箱田 真紀 / 富士見書房 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】うーん、さらさらと読めるのは良いのですが、パズルミステリーという謳い文句なんだけど、パズルではない。いや、パズル問題は出てくるんだけど、事件とは関係ないみたい。ゲレンデで20人もの若者が急に消えるという謎に立ち向かう話が中心になっていて、その点は一つのミステリーではあるけど、パズルミステリーかと言われるとよく分からないです。その消えたトリックもちょっと無理がある気がする。あんなやり方で騙せるものかなあ?犯罪ではない行為が目的なので、全員を完璧に騙せなくても問題ないのかもしれませんが。タイトルの「注文が多い」ってどの辺のことを言っているのか。久斗のよく分からない症状(?)も引っ張ったわりには大したことないし、本筋にも無関係。何かイロイロ中途半端な感じがして物語を純粋に楽しめませんでした。後書きには「シリーズ2作目以降を乞うご期待」と書いてあるので、次巻以降でイロイロ分かる仕組みなのかもしれませんけどね。