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ああ、すいませんすいません。ハワイ編の日記更新したら燃え尽きた わけじゃありませんが 四日も日記オチしてしまいました。今日は久々に日記を更新。 えー実は一昨日御庭番は遅まきながら屯所の新年会がありまして、そちらに参加したんですが小半刻程して戦線離脱しました。と申すのも、其の日はたまたま上方から大馬鹿道場の腐れ朋友・毬栗則兵衛がご奉公の関係で上京したんで、他の連中も集めて新年会を決行した次第(屯所の新年会なんか参加するくらいならこっちの方がなんぼかマシなんでね)。で、東海道五十三次の品川宿で 「なー百合之介、俺温泉入りてー。」 『なにー?温泉?ここら辺にはそんなモンは無いぞ。』 「じゃ健康ランドでもいいよ。」 『この辺は銭湯位しかござらん。大八車で温泉郷にでも行かねば温泉は無いぞ』 「じゃあ、車出して」 と言うことで御庭番、二日酔いがやっと抜けた体で大八車を運転するハメに。則兵衛が東海道を西上する都合を考えると、温泉に入りたいと言う則兵衛の願いを叶えるにはあそこしかない。 と言うことで行って来ました大江戸温泉物語 (詳細は”浮世風呂 ~オススメ癒しスポット~”をご覧アレ) 皆様に”オススメスポット”として紹介しておきながら、ついぞ行くことができなかった大江戸温泉物語に行って参りました。 この”大江戸温泉物語”、なんで”大江戸温泉”でないのか疑問なのだが、場所は皆様ご存知のお台場にあります。近代的なテレコムセンターの傍にポツリと建つちょっとだけお江戸ぽい建物があり、葵の紋モドキが染め抜かれた幔幕が張られている。御庭番は大八車引っ張って行ったんですが、場所が判りにくいです。お台場の外れ、レゴブロック並に積み重ねられているコンテナ置き場の傍にある駐車場に大八車を停め、いざ入場。不必要にデカイ自動ドアをくぐると大広間。ここが帳場に当たるらしい。御庭番は下足札に草履をしまうと、則兵衛と共に帳場に行き、払った金子約参〇〇〇両。ちょっと高い気もするが、まあ、今日日スーパー銭湯だってそれくらいはするから取り敢えずは納得。で、受付で小判を受け取った後、帳場の横にある越後屋へ。この館では定められた服装に着替えることが必須。その格好と言うのは・・・ 浴衣で~す 柄も新門辰五郎とか堀部安兵衛等、高嶋おひさ等色々あるのだが、御庭番は迷わず遠山金四郎に決めました。あれば暴れん坊将軍でも身に纏ってマツケンサンバ踊りたかったのでござるが取り敢えず桜吹雪でガマンします。で奥に進むと脱衣所が。どうやらここで着替えることになるらしい。御庭番はここで借り物の浴衣に着替え、萌黄色の長い帯をくるくると巻いてロッカーの鍵を閉めて入場。すると、「広小路」と呼ばれる狭い通路がある。ここがどうやらこの建物の核心部らしい。そこは 江戸情緒豊か とはとても思えない 店が立ち並ぶ。まず目についたのが 矢場 更にその傍には 手裏剣道場 更に更に 隠し金山小判釣り と言う、縁日の小ゲームみたいな催し物がずらり。手裏剣道場では何か忍者みたいな格好したお兄さんが呼び込みしてましたよ。客はガキとガイジンしかいませんでしたが(^▽^;) 御庭番と則兵衛の目当ては温泉だったので、そこには目もくれず、男湯の暖簾をくぐる。入り口には貴重品を預けるロッカーがあり、そこでも鍵を閉めて湯の脱衣所へ。そこで浴衣を脱ぐとまたロッカーに鍵が。なんでこんなに鍵ばっかりあるのか疑問ですな。最初の脱衣所で全部預けりゃいいだけじゃないかと思うのだが。 御庭番と則兵衛はみっともない腹晒しながら湯殿に向かう。ガラガラと窓硝子の戸を開けると、目の前に如何にもゆと言う文字が似合いそうな櫓がある。どうやらここがメインの風呂桶らしい。御庭番と則兵衛は入浴前に体を洗ってから湯船に漬かると、なるほど、本当に温泉らしい。何でこの風呂桶だけ一段高く作っているのかと疑問に思いながらその風呂桶を囲うように並ぶ湯船に入ってみると、 なんかカルキ臭いんですが (--;) 湯温もやや温めの感じがしないでも無い。その内則兵衛が、 「よー、百合之介、ここってジャグジー無いんかな」 と聞いて来るが、拙者が知るわけ無いだろ。しかし、浴室の片隅に泡風呂発見。則兵衛はそそくさと泡風呂に漬かってしまったので、御庭番はもうひとつ広めの湯殿に漬かったのだが、ここもやっぱりカルキ臭い(--;)。長く漬かるのも憚られたので、今度は露天風呂へ。二枚ある扉を開けて外に出ると、 浜風でめちゃくちゃ寒い (T▽T) 慌てて露天風呂に飛び込んだものの、外にあるだけにこちらは湯もぬるめ。ってか露天風呂までカルキ臭いのは何でなんでしょうか。どうやら最初に入った湯殿以外の風呂は水道水の風呂みたいですな。なるほど、”大江戸温泉”って言うよりは”物語”ってビミョーなネーミングの方がバッチリな気がします。 御庭番はこの後、力石徹バリにサウナで汗を流し、水風呂で水垢離した後に風呂を出て、則兵衛と連れ立って”八百八丁”で蕎麦を食う。で、蕎麦食う前に 「風呂上りはやっぱビールやろ~」 って、則兵衛め、御庭番が大八車を運転しているのをいいことに、独りでガンガン呑みやがります(貴様は遠慮と言う文字を知らんのかい(T▽T))。御庭番は羨望の眼でその光景を見ながらぼそぼそと蕎麦を啜っていた。 風呂は他にも無料の足湯があるが、岩盤湯とか砂風呂とかは全て有料です。館内の飲食や有料施設の利用料は腕につけたバーコードキーで全部精算できので便利は便利だが、自分が幾ら今使ったかが判らないので、無駄遣いしてしまう可能性大ですな。子供なんかは味しめたら駄菓子屋なんかで大人買いしてしまいそうです。 建物の中には何時間でもいられるのだが、則兵衛は上方まで帰らねばならないので夕暮れには風呂を出て、御庭番は東京駅まで大八車を引っ張って腐れ朋友を送り出すことに。館内で利用した金子を払い、駐車場代を払うと一人頭五〇〇〇両以上になります。ちょっと高いんじゃありませんこと?水道水の癖に(T▽T)。まあ、テーマパークとして考えれば趣向も凝らしているんで、一回は行ってみる価値はアリとは思いますが。御庭番達が行った時は団体客もそれほど無く、空いていたので結構寛げましたが。 東京駅でへべれけになった則兵衛を見送り、御庭番はそのまま帰宅することに。道に迷いながら詰所に戻り、暗い部屋の中で行灯の火を点すと、足元に何やら見たことのある柳行李が。 ”こ、これは・・・ (T▽T)。。。!!!” と、その時御庭番の携帯糸電話が鳴った。見れば則兵衛からの電話。 『申す申す、こちら麻生百合之介。誰だ貴様、名を名乗れ(T▽T)。』 ”を~、百合之介か~?お疲れさ~んあのさーオレ、お前ん所に荷物忘れて無い?” 『あるよ、ありますよ、今正に拙者の目の前に (T▽T)。』 ”ありゃりゃ~、やっぱほーかー。今から戻る訳にもいかないしなー。んーどーしよーかなー。よし、そいじゃ百合之介、宅配便で送ってくれ。着払いで” ・・・(T▽T)。 則兵衛よ・・・”人”と言う字は・・・ ”支え合って”成り立つものなんだよ (T▽T)” ”忘れ物”と一緒に貴様の悪行の数々の名残も同封して送ってやるから思いしりやがれ(悪)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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