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帰って来ますた。 今日は国許の梅雄から日記を更新。いつもタボーで最近(ってかここ半年)深夜番組しか見てなかったんでござるが、今日は巷で話題(もう旧いか・・・)の電車男を見て、主人公がチビノリダーってことにびっくり(笑)してます、麻生百合之介です、皆さんこんばんわ。 前回の日記でご報告した通り、御庭番は今週の頭から都合3泊4日に渡り、バカでマヌケなPeopleが真人間に戻る訓練を受けて来た訳なんですが、 初日から二日酔い 二日目は迎え酒 三日目はほぼ睡眠学習 最終日は朝まで徹夜 という離れ業をやって参りました(詳しく話すと初日は参加者同士の親睦の為にで自主的に酒呑んで、二日目は一応正式な親睦会、三日目は受講中に睡魔と格闘し、四日目は朝まで 御庭番が奉仕する藩は日本全国に支城・支藩がある訳でして、今回も北は東北から南は九州と、様々な地方からこの秘密訓練を受けに来た方が多数。今回の秘密訓練は奉仕年数に比例して行う特訓とは異なり、選ばれし者達(そうさ、これでも拙者は一応官位を持っているんだぞ、こんチクショウ)が体得する秘密訓練でござる。参加者も様々な年代に跨る者達が集まってこの短い期間で切磋琢磨し合った訳なのだが、まあ、一言で言ったら 人間濃過ぎ (--;)。 先に述べた通り、参加者は各地方から来ているもんで当然方言が飛び交います酒に酔い始めると皆、お国言葉丸出しになるので、会話が成立しないこともあったりとか無かったりとか。御庭番も生まれてこの方キミってフツーの人だねって言われたことが無いんでござるが、今回の参加者の約三割は尋常ではございません。(実際そのテンションの高さには拙者もついて行けなかったもんなー。特に関西系) まあ、基本的に皆明るくて和気藹々とした中で様々な話題で討論して盛り上がったので、それなりに有意義な特訓ではあったと思うのだが、実際最終日の資料作成はキツぅございました(T▽T)。 最終日の特訓は、参加者が”伍人組”と言われる五人程度の集団に分かれて、この秘密訓練期間中に体得した業を生かし、夫々が奉公している藩における各々の戦略について全員で討議し、問題の解消に当たるという最後の難関。そしてその内容を全員に開陳して、様々な批判や攻撃に対してどこまで抵抗できるかという嫌がらせとしか思えない訓練なんでござるが・・・ 酉の刻頃から合戦を開始した御庭番率いる伍の軍団は各々の抱えている問題を包み隠さず話し合い、その中からひとつの問題に絞り込んだのが戌の刻頃。その後も議論は白熱し、全員が全身汗まみれになって、問題の打開策を話し合った。風呂も入らずに汗みどろになって作った資料を御庭番が完成した時はもう空が白み始めていた。 「短い期間で作った割には良い物ができましたね、麻生さん」 『ああ、しかし拙者疲れた。。。』 「俺、こんなに他人の発表に一生懸命になったの初めてッスよ。いい思い出になったッス」 『拙者も酒呑みながら仕事したのって多分生まれて初めてだと思う(--;)。』 「本当かよ。百合之介のことだからいつも酒仕事しているのかと思った。」 『そんな訳ねーでござろう。・・・・・よし、細部のチェックも終わった。拙者ちょっと厠へ・・・』 と、資料作成責任者の御庭番が席を離れようとしたのと同時に、別の伍の卒(リーダー)が闖入して来た。 『おお、そちらは資料はできたのでござるか?こちらは都合壱拾五頁になり申したが。』 「ホンマかいな?ワシらまだ四頁しかできとらんで。」 『合戦の制限時間は半刻でござりまするぞ。そんなんで間が持ちまするか?』 「せやなー。ちょっと参考までに見せたって。」 『ご随意に。』 御庭番が立ち上がり、席を離れるのと入れ替えに、別の伍の卒が席に座って、御庭番率いる伍の資料を写したPCを覗き込んだ。御庭番が厠に行こうと部屋の扉に手を掛けた時、 「うっわ、なんやこれ、えらい手ぇこんどるなー。すごいやんか。これはウチももうちょっと手ぇ加えんと・・・」 と言いながら、別の伍の卒は机の上の鼠を押して行く。その度に画面が切り替わり、次から次へと画面の資料が流れて行ったその時―。 「あ、あら?なんやこれ?何か表示が出て来たがな。えーっといいえっと・・・」 「あ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄ー ̄;)。 「あ。」って何だコラ (T▽T) (まさか!) ハッと思うところがあった御庭番、厠に行くのも忘れて身を翻し、PCの画面を覗き込むと・・・ 目を覆いたくなるような悲劇が (T▽T) 「アーッ!!データ消しちゃった!!」 「バ、バックアップ取ってたんじゃないのか!?」 「”上書き保存しますか?”のダイアログボックスの所で”いいえ”にしちゃってんですよ!麻生さん、どれ位前に保存しました?!」 『・・・・・・・・多分二時間位前(T▽T)』 「ちょっとっ!なんてことしてくれるんだ、おま・・・」 ―と、言った時には既に別の伍の卒の姿は無かった・・・・・。 どうしましょう (T▽T)(T▽T)(T▽T)? 『ど、どうもこうもって・・・やるしかないじゃん。元の形に戻すしか・・・(T▽T)。。。』 「もう、朝の4:00ッスよ。。。」 「俺もう限界だよ。。」 「百合之介、すまんがあとはよろしくたのむ。」 って、はい(T▽T)? 疲れきった兵士達は一人、また一人と、自室へと戻って行き・・・・ そ し て 誰 も い な く な っ た (T▽T) (・・・うぅっ、何で拙者がこんな目に遭わなければならないんだ・・・T▽T) その後、御庭番は一刻掛けて資料を元の通りに戻し、疲労困憊の体で藁布団に包まって眠りについたのだった―。 今回の秘密特訓で最も教訓となったこと、それは―。 大事なデータはマメに保存しとけと言うことですな (T▽T) (何の為に藩の金で高い受講料払っているんだか) 藩の鬼教官殿、ごめんなさいm(__)m。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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