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”今週末には日記を更新”と書いてしまったので(でもネットの復活はまだ)、お約束通り更新します。一昨日に国許に帰ったので今日は草の庵に戻ろうと思いながら、 愚父に呑まされて結局帰藩することがままならなくなってしまいました、日本が誇る酔っ払い今日は国許の梅雄からこんばんわ、麻生百合之介です、皆さんアニョハセヨ~ で、どこから話を続ければ良かったんだっけ? (何しろつい今しがたまで呑んだくれていたもんで) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああ、そうそう、愚父が軽井沢の別荘と言い張る群馬の山小屋の話でしたね。 誤解されるといかんので、話を整理すると、御庭番の愚父がこの ある日、御庭番が愚父の退職の慰労の為に飯でもご馳走してやろうかと国許に還った時のことであった。 『父上、長年の勤労誠にお疲れ様でござりました。老後のことはさておき、しばしごゆるりと過ごされませい。』 御庭番はこの日の為に隠し持っていた酒・”太刀光”をぶらさげて愚父の労を労っていた。 「いやー、ほんにワシもできるだけはよう隠居したいとは思っておったが、デキの悪い倅の所為でそれも適わず、ここまで苦労したという所よな」 『・・・ぐっ!・・がぐっ!!・・・ま、まあ、古来より蛙の子は蛙と言いまする故、あまり杉田期待をしても詮方無きかと存ずる。、 まあ、これまで大過無く宮仕えできただけでも無事是名馬也という事でござろう。まあ、言って見れば可もなく不可もない人生と言うことでありましょうな、はっはっはっ 「ふぐっ・・・くくっ!ま、まあ、そんな大口叩いていられるのも今の内よ。」 『・・・?何で御座るか?今日はやけに大人しく引き下がるではありませぬか。いつもなら年甲斐も無く対抗意識を燃やしてくる癖に。』 「ふふふ・・・お前の様な若造が何を叫ぼうがワシには負け犬の遠吠え位にしか聞こえぬわ。・・・・・・・・・・見よ!! と、愚父が御庭番の鼻先に突きつけたのは何と登記簿謄本であった。 『・・・・・?なんじゃそりゃ?』 「ふふふ・・・愚かな。。。お前の様な若輩者には分かるまいが・・・これは・・・!!! 「軽井沢の別荘の登記簿なんだぴょ~ん」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄ー ̄)カルイザワ? ・・・・・・・・・・・・・( ̄ー ̄;)。。。。 はあ(゜Д゜;)? 「ふはははははは思い知ったか馬鹿め!!お前如きには到底真似できまいが。これはワシの汗と泪の結晶じゃ。」 カサカサ(←登記簿を読む御庭番の音) 「実はなー、ワシの奉公先で懇意にしておる工場の社長がおってなー」 ジーッ(←登記簿を熟読する御庭番) 「そん御仁がなー、”退職のお祝いに”と言うて参百萬両と言うリーズナブルプライスで譲ってくれたんじゃなー」 ガサガサ・・・(←地図を開く御庭番の音) 「まーなー、家のローン払ったら退職金なんかハナクソほども残らないのだがやっぱ、漢なら一度は持ってみたいじゃん?別荘って。カッカッカッ。」 『・・・・父上。。。』 「なんじゃい?(←得意満面の笑顔)」 『”軽井沢の別荘”と申されましたな?』 「いかにも。お大尽の代名詞・軽井沢の別荘だぞよ。思い知ったか!!」 『・・・・登記簿はご覧になられましたか?』 「いや、今日初めて見たが何か?」 『でしょうな、軽井沢と言えば長野県ですが、この登記簿、群馬県の嬬恋と書いてありますが、分かっておりまするよな?』 「は(゜▽゜;)?」 『”は(゜▽゜;)?”じゃねーだろ、”は(゜▽゜;)?”じゃ。軽井沢と嬬恋じゃ、ハワイと熱海位の落差でござろうが。・・・・大体この物件購入する時は一度でも現地に内見しに行ったんでござろうな?』 「いえ、一度も行ったことはありません(T▽T)」 「やはりな・・・今地図で調べましたが、この山小屋・・・あいや、ベッソーは、活火山の麓の山林に建っている山小屋でござりまするぞ。』 「・・・ぐ・・ぐくぅ。。。そ、そうは言っても、所謂北軽井沢エリアに該当する地区だから。。。」 「甘いですな。ここら辺一体は自称・北軽井沢とは言っておりますが、その実群馬の山奥の外れで長野県に近い所なので、到底別荘地とは言えないド田舎でござりまするぞ。拙者山登りしているからよう知っておりまするが・・・この辺、農家以外に何もありませぬ。』 ・・・・・・そ、、、 「そんなバナナ(T▽T)?」 『父上が懇意にしている方から譲り受けたと言うことになると、おそらく先方は騙すつもりは毛頭無かったに相違ござりませぬが・・・・あんたが勝手に舞い上がっとったんと違うんかい』 「・・・その辺は自信無いんですが(T▽T)。。。」 『まあ、仕方がありますまい。今度の連休にでも行ってみましょう。しかし。。。 とんでもない所やもしれませぬからお覚悟召されよ。』 「・・・(T▽T)。。。」 と言うことで御庭番は、世間知らずでお馬鹿な愚父の為に数少ない有給休暇を利用して群馬の山奥まで遠征したのでした。 そして・・・・・・・・ 御庭番は見た・・・・・・・・・ その筆舌に尽くし難い惨劇の光景を・・・!! でも、この話の続きは お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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