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プロフィール

麻生 百合之介

麻生 百合之介

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2007年12月24日
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知らない街を 歩いてみたい



ど~こか遠~くへ 行き~た~い♪



知らない海を~ ながめて~い~たい♪



ど~こか遠~くへ 行き~た~い♪



遠~い~街~♪ 遠~い~海~♪ 夢~は~る~か~ 一人旅~♪




麻生百合之介世界の旅~君は南の空にウソ十字星を見たか~  其の陸




長月壱拾九日 卯之刻 之頃




ニュージーランド到着初日からやってしまった御庭番。翌日の朝は7:00(日本時間だと丑の刻)に眼を覚ました。前日の夜に準備は済ませていたので、後はトランピングの間ホテルに預ける荷物の整理だけであったので、参拾分でホテルに預ける荷物を鞄に詰めて部屋を出ると、地下一階のレセプションに向かった。朝早い為か、ロビーの人影はまばらで、御庭番がカウンターにいたジョアンと言う受付嬢に、五日後に戻って来るまで荷物を預かっておいて欲しいと告げた。ジョアンは最初御庭番の英語がよく判らなかった様であったが、やがて無愛想に荷物を受け取り、預り証を発行すると、クロークに姿を消したので、御庭番は安堵してホテルを後にした。


本日も晴天である。早朝のクィーンズタウンは空気が冷たく清涼で、ワカティプ湖の波音だけが響いている。御庭番はあからさまに登山者の格好で、クィーンズタウンの中心地へ向かった。店は何処も格子を下ろしていたが、一軒だけ茶店の様な所が開いていた。アルティメットハイクス社への集合時間にはまだ時間があったので、御庭番はこの



vudu.jpg



と言う店で朝餉を採ることに。紙幅の関係で書かなかったが、ニュージランドに着いて最初の朝食は実はマクドナルドのビッグマックセット。日本のビッグマックよりビーフパテが旨かった様な気がする。ニュージーランドで初めての朝食がマクドナルドと言うのは侘しかったが、ハワイでもマクドナルドに入った(詳しくは2005年1月の日記”憧れのハワイ航路 其の弐”を参照)ので、ちと食べ比べてみたかった。が、ニュージランドに来て二日目、よーやっと海外に来たことを実感した朝餉であった。


優雅な朝食を済ませた後、御庭番は昨日説明会が開催されたアルティメットハイクス社に向かった。目的地のステーションビルは、VUDUからはほんの十分程の距離である。





長月壱拾九日 辰之刻 之頃




アルティメットハイクス社に着いたのは8:00を廻った頃。昨日御庭番が美人のこずえさんに薦められるがままに帽子だの足袋だのを購入した登山用品店の前には異様に元気な年寄りの軍団が群れを成していた。御庭番は、カレー臭が漂うハイテンションな老人の群れをかわしながら、ステーションビルの中へ。すると、MEGUMIと森三中の村上知子と亀田大毅を足して八で割った様なチビっ娘が出てきた。




「あのー・・・」




「あー!麻生さんですねー!おはよーございまーす!!」



と、朝から凄い元気な娘である。しかもこちらから名乗る前に勝手に名前呼ばれました。




『あー、・・・。』




「あ、ごめんなさーい!私今日から皆さんにくっついて行くTOMOYOです!ヨロシク~!!」







・・・・・(゜ー゜;)。。。






ごめんよTOMOYO・・・






御庭番こずえさんと一緒に
四泊五日の旅に出かける
夢見てました(T▽T)。




御庭番の淡い期待は物の見事に打ち砕かれたが、トモヨと名乗るチビっ娘日本人女性ガイドの異様なまでのハイテンションに、昨日の夜の出来事と朝早いことで少々滅入っていた御庭番は何故か突然もよおしてしまったので、



『あー、すみませぬが厠は・・・。』



「お手洗いですかーっ!あっちですー!」



御庭番はトモヨちゃんの指差す方向に向かった。




ぽっ




朝の定期便を済ませた御庭番が再び集合場所に戻ると、何時しか大きな観光バスが店の前に横付けにされ、バスの横っ腹に参加者の荷物がどんどん運び込まれている。御庭番も背中に背負った背嚢を運転手に預けた。昨夜確認した旅程表だと、ミルフォードトラックがあるフィヨルドランド国立公園の玄関ロ、テ・アナウまではバスに揺られて一刻半程度かかる。車内で呑む飲料を買おうとステーションビルの中に入った所で、またあの元気なチビっ娘にとっつかまった。




「あそーさーん!これ着けて下さーい!」



と言って渡されたのは”YURINOSUKE”と書かれた名札。参加者の交流を図る為、全員がこのファーストネームを記した名札を着けるのだと言う。御庭番は童の頃から名札が大ッ嫌いなのだが、Do in Rome as Romans do なので、身に着けることに。自動販売機があるか尋ねたが、



「ニュージーランドは自動販売機ありませんよー。」



と言うので断念し、バスに乗り込んだ。


バスの中は既にガイジンで一杯。年齢層は高く、パッと見、平均年齢伍拾伍歳超。



遅刻する不届者も無く、バスは定刻通りに出発。発車するとすぐに運転手が何やら喋っている。時折老人軍団が喝采を上げているが、御庭番にはサッパリわかりません。と、思ったら先程のトモヨちゃんがマイクを持ち始め、運転手の話を日本語に訳してくれた。バスはクィーンズタウンを出てテ・アナウへ向かっている。所要時間は2時間程度であり、途中、モスバーンで休憩を取った後、テ・アナウで記念撮影をして、他のガイドと合流し、フェリーでテ・アナウ湖を渡って、ミルフォードトラックの出発点に向かうと言う。喝采が上がったのは、今日の天気が”曇り後晴れ”と言う行であったのだろう。



バスの中で御庭番は独り、ずーっと窓の外を眺めていた。クィーンズタウンを出てワカティプ湖沿いにバスは走る。途中荒野の様な広い牧場の羊や鹿、牛の群れや黄色の花が目に鮮やかな、満開の金雀枝(エニシダ)の輝きに驚きながらバスに揺られて、御庭番は何時しか眠りについてしまった。






びっくり




ガヤガヤと言う音で御庭番は眼を覚ました。どうやら休憩場所のモスバーンに着いたらしい。御庭番も一旦降りてドライブインで水を購入。外で一服していたら何やらガイジン共が御庭番の方を見て目を円くしている。どうやらこのツアーに参加している中で喫煙者は拙者だけらしい。クィーンズタウンでも街中には灰皿スタンドが等間隔で設置されていたので、てっきり喫煙者に優しい国かと思っていたが、これはポイ捨てをさせない為の配慮だと言うことは後で知った話。何とも気まずい中、御庭番は再びバスに乗り込んだ。



モスバーンから一時間程でテ・アナウに到着。モスバーンでは曇っていて肌寒ささえ感じたものだが、テ・アナウに着いた頃には空は晴れ、むしろ暑く感じた程。御庭番とジンガイ軍団御一行様は、ここで昼食タイムである。御庭番は朝餉をたらふく食っていたので余り腹は減っていなかったのだが、テ・アナウ湖の畔のロッジに入った。入口の席に腰掛けたら、日本人夫婦の二人の他、中年ヤンキー御一行様参名(♀♂♀)と一緒の席になってしまった。御庭番、ジンガイと同じ席で食事するの初体験でございます。会話が続くか心配だったが、とにもかくにも食事を採る事にした。一緒に座った中年ヤンキーは男性がマイケル、女性はジルとソフィアと言った。三人は仕事仲間でオーストラリア在住だと言う。どう言う仕事なのか具体的には教えて貰えなかったが、マイケルは筑波万博の時に日本に来たことがあると言う。因みに日本人夫婦は茨城在住のMASAJIさんご夫婦。御庭番が話のついでで、



『この中じゃ、拙者が一番若僧でござろうな。』と言ったら、



「私、参拾歳ですけど。」



とMASAJI嫁がちょっとムッとしてました(^▽^;)。



日本人ともヤンキーともまだ打ち解けることのできない御庭番、カタコトの英語で挑戦したものの、やっぱり会話が続きません。昼食もそこそこに御庭番は外に出て、テ・アナウ湖を眺めることに。テ・アナウ湖はニュージーランドの南島では最大、国内でも北島のタウポ湖に次いで2番目に大きい湖である。時間を追う毎に空は晴れ渡り、向こう岸にはケプラー山脈、マーチソン山脈の峰々が連なっていた。御庭番はまだ指定時間には早かったが、集合場所へと戻った。食事の後は全員で集合写真を撮影する予定であった。



「あそーさーん!夕ご飯の選んで下さ~い。」



声のデカイトモヨちゃんに促されるまま、御庭番は渡された紙に書かれているメニューを見た。今夜の宿・グレイドハウスでの夕食は肉か魚のいずれかを選ぶことができる。御庭番は肉料理を選択し、集合写真の撮影場所へ。ヤンキー共の中でも御庭番は背が高い方なので、一番後ろへ。すると御庭番達が乗ってきたバスに横付けする様にして別のバスが停車した。どうやら御庭番達の前に開催されたトランピングのメンバーが戻ってきたらしい。バスからまず降りてきたのは♂のヤンキー。続いて二人、♀のヤンキーが降りてきて、トモヨちゃんとハグしている。彼らもまた、アルティメットハイクス社のガイドで、四泊五日のトランピングが終了したばかりだと言うのに、続け様に御庭番達のツアーに参加する為、ここテ・アナウで合流したのだった。後から来たガイド仲間との挨拶が終わると、ともよちゃんは、これから集合写真を撮る御庭番達の人数を数え始めた。集合写真に来ていないメンバーがいないか確認した訳だが・・・




「あれー?おかしぃなぁ・・・1、2、3・・・・あれー?」




ともよちゃんてば一生懸命数えてますが、何度数えても数が合わない様です。御庭番は実はその謎を知っていたのだが・・・





オモロイから黙ってました
(⌒∇⌒)





「おかしー!人数が多いー!!」




トランピングの参加者はトモヨちゃんの反応を不思議に思い、自分達の周囲をキョロキョロと見回していた。御庭番は腕組みをしたまま台の上に佇立していた―。




腹の底で笑いながら(⌒∇⌒)(悪)





さてさて、参加者が一人多いと言うホラー映画か心霊写真紛いのこのアクシデントの真相はいかなものでありましょうか。続きは続きをご覧下さい。






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最終更新日  2007年12月24日 20時51分36秒
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