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プロフィール

麻生 百合之介

麻生 百合之介

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2009年04月14日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

知らない街を 歩いてみたい



ど~こか遠~くへ 行き~た~い♪



知らない海を~ ながめて~い~たい♪



ど~こか遠~くへ 行き~た~い♪



遠~い~街~♪ 遠~い~海~♪ 夢~は~る~か~ 一人旅~♪




麻生百合之介世界の旅~君は南の空にウソ十字星を見たか~  其の漆




弐年振の粗筋


生まれて初めて食べたバンビちゃんの肉に、そこはかとない違和感を感じた御庭番。ニュージーランドに来て味覚が変わっちゃったかと思ったが、他の同胞達も何か言いた気な様子。その時、御庭番の眼に”古の紋章”が現れたのだった―"







それは-






kikkoman.jpg


↑こいつ。



 名だたるニュージランドワインと共にカウンターに並ぶなんて流石世界のブランド。こいつさえいれば未開の奥地の原住民が作ったヘビとかサルの料理とかでもおいしく頂けそうです。




御庭番はおもむろに手を伸ばし、KIKKOMANのロゴがついたその瓶を開けた。





途端に広がる故郷の景色
(う~さ~ぎ~おーいし~か~の~や~ま~♪)





くすんだ香りのする黒い液体を鹿の肉に掛けて食ってみると、肉の臭みが消え、程良い味に。他の日本人参加者も嬉々として鹿肉に醤油掛けて食ってました。つくづく思いましたね。日本人で良かったって。




スマイル





食事が終ると食休みの休憩があり、御庭番は喋れもしないのに他の参加者のヤンキー共と酒を飲んでいたら、





急に部屋が暗くなった。
(なんでだろ~なんでだろ~♪)





これは次の日の山行を説明するガイドで、これから4泊5日の内、毎晩こうして見所やコースの距離、平均踏破時間、勾配のアップダウン等を説明と言う、至れり尽くせりのサービスである。初日の説明は御庭番と船でシェイクハンドしたクリス。ジョークを交えて話しているのだが、笑いのツボが分かりません。




時折上がる歓声や笑い声に追従していたら、クリス君何やらザックを床に置いて身構え始めました。何をするかと思ったら




とんぼがえりなのだ
クリスとんぼがえりしてザック背負う




成功と同時に上がる歓声。平均年齢高い上にテンション高いなこのジンガイ共。なにやらマネしようとかするジジイもいるし。


流石にこれはクリス達に止められ、引き続きクリス君に拠る説明の後、日本人ガイドのトモヨが日本人共を集めて




『あのー、この後参加する皆さんで自己紹介するんですけどぉ、皆さんにもやって貰います。自己紹介!』
って無理矢理なハイテンションですよ。御庭番、ちょっと引いてしまいました。




「自己紹介って・・・やっぱりえげれす語で?」




『オフコース。皆さんに早く覚えて貰う為に何かゲイやって下さ~い





はあ(T▽T)?






言葉がわからないのに・・・






こいつらの笑いのツボも判らないのに・・・





いきなりゲイですか?
(T▽T)






何もゲイまで披露しなくても良さそうなモンだが、既に他の国(チーム分けは国別対抗ゲイ合戦だったりする。)の年寄共はやる気マンマンです。





『どうします?』



一緒にツアーに参加していたMASAJI殿が、もう一組のSEIJI殿と話している。御両所共嫁御を連れて来ていて、御庭番のみ独りな訳だが、どーしたことか、SEIJI嫁が



『歌でも歌いましょうか。』



とかノンキなことを仰る。『何歌うの?』とSEIJI殿が嫁御に尋ねると、


『そうねぇ・・・人数が多いから、輪唱とか?・・・カエルの歌なんかどうかしら。』



『そりゃあいい!』



『そうしようか』



『いいですね。』





って全員一致の体ですが、カエルの歌なんてどうかしてらぁ(T▽T)
(たとえばさー、ビートルズとかヤンキー共でも判る歌の方がいくね?)



御庭番心で思いながらも独身貴族の意向は全く無視する方向で事はトントン拍子に進み、いよいよ御庭番達JAPANESE SAMURAI Teamの番。因みに御庭番達の前のスイスから来てたヨセフは独りながら、アカペラで見事なヨーデル歌ってしまい、更にハードルが高くなってしまいました。






しょんぼり






『OK!Thank you Joseph!Ah・・・Next・・・Yes,Team Japan!!』


クリスの紹介と共に上がる拍手と歓声。この盛り上がった雰囲気をぶち壊してはいけない。根っからのゲイ人である御庭番が覚悟を決めた処で、SEIJI殿が



『Good evening Ladies and gentlemen!We are samurais who came from Japan. My name is Seiji. This is My wife Ritsuko.』




続いて、




『My name is Masaji. This is My wife Kyouko. It is a very beautiful wife.』





と来たので・・・




「ぐぅっどいぃぶにんぐえべりわん。まいねぃむぃず、ゆりのすけあそー。でぃすぃずまい ないふ。いっつなぃふ、ざっとかっつべりぃうぇる」




とキッチンにあった鹿肉斬ったナイフ持って言ったら一同爆笑。




すかさずSEIJI殿が、




「We sing the most famous song in Japan now. Please hear it・・」




“か~え~る~の~う~た~が~♪”(SEIJI)




“か~え~る~の~う~た~が~♪”(Ritsuko)




“き~こ~え~て~く~る~よ♪”(MASAJI)




“き~こ~え~て~く~る~よ♪”(Kyouko)







ぐわっ!ぐあっ!ぎゃあ!!(←御庭番。因みに斬られるアクション付)






“ゲロゲロゲロゲロ”(御庭番を除く全員)





ぐわっ!ぐあっ!ぎゃあ!!(←御庭番のみ<泣)





んでもって・・・





また爆笑
(あのー笑われているのは御庭番のみなのでは?T▽T)






『Ok! It is indeed a samurai. It is a cut splendid acting!!』



クリスが涙を堪えながら褒めてくれましたよ。拍手喝采浴びて





こんなに気持ちが沈むのは何故なんでしょうね
(T▽T)






その後もイギリス・オーストラリア・ドイツと自己紹介が続いてましたがほとんど下向いたまま見てません。




(今日はもう寝よう・・・)




と落ち込んでいると、




『いやー、麻生さん。良かったですよ。皆に顔と名前覚えられたんじゃないですか?』
と、人の良い笑顔で仰る。




「ははは(T▽T)そうかもしれませぬな。」




できることならもっと違うことで顔と名前を覚えて貰いたかった御庭番なのであった-。




号泣





夜も更けて来たので御庭番with愉快な仲間達は、銘々到着の時に割り当てされた部屋に戻って終身することに。部屋には3台の2段ベッドがあり、布団やベッドカバーは至って清潔。日頃山に登る時は汚い臭い黄ばんでる3K寝袋でしか寝たことが無かったので、これなら安眠できるな








と思っていたら-





『OH!Jesus!HAHAHA~♪』





って、やたらテンション高い笑い声が。どうやら同宿のジンガイ共が入れ歯磨いて戻って来たらしい。何だかベッドの上と下で話し込んでいるのだが。





『@*×#&%●○$%▽・・・』





『≦○%&~、*##、@¥?』





『+@*¥&$#●▼⇔、□×!!』






『Realy?HAHAHA~♪』










とかなかなか寝やがらねぇぞ、このキチガイ人共(;ーー)





何しゃべってるんだかちっとも判らないし、どこが面白いのかさえ分からないので、ずっと寝た振りしてまして・・・






すると・・・





ちょっと不思議な現象が。






眼を瞑っているが、当然うるさいので意識がハッキリしている御庭番。しかし、御庭番が寝られないのは何も部屋の中がうるさいばかりではなかった。




なんだか次から次へと見たことの無い風景が浮かんできます。





ハッキリと見える訳では無いのだが、鬱蒼と繁った木々や高い断崖、長く横たわるたおやかな河の輪郭が、眼を瞑っている筈の御庭番の瞼にボンヤリと光って、しかしハッキリと浮かんでいる。はっと思って眼を開けると、眼の前にはさっきと変らぬ2段ベッドが接している壁。再び眼を閉じると、今度はさっきとは違った風景がまるでスライドを見る様に次々と浮かんで来る。




(・・・なんだこれは(;--)。。。)




と思っていても風景は次から次へとスライドの様に浮かんでは消え、消えては浮かんでいる。そうこうしている内に、騒がしかったジジイ共も何時の間にか眠ってしまった様で、部屋は静かになった。




(・・・もう、寝よう。。。)




やがて旅の疲れもあってか、まどろむ様に眠りに入った御庭番。夢の中で再びその光景に遇うかと思ったが、その夢すらも見覚えが無い程深い眠りにつき、御庭番の不思議な夜は更けて行くのであった―。





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最終更新日  2009年04月15日 01時58分27秒
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