初めの一歩

何だか最近気持ちが二つに別れているような違和感がありました。

進みたいのに進めない・・・・。

飛び立ちたいのに、何かが足や手を掴んで離さないような、そんな変な気持ち・・・・。

何なんだろう・・・・？

そんな違和感を、阿吽真言先生に相談させていただいたら・・・・。

今は、『向上心を保ちながらも今を受け容れる』お勉強をするときだと教えていただきました。

進めないなら進めないなりにその状況に満足する。

そして進めないという感覚を味わい尽くして、いつか同じように迷われた方に出遭った時に『大丈夫』と優しく見守る糧にする。

今はそんな時なんだと教えていただき、その文章を読んだ時、急にストーンと何かが抜けて行く感じがしました。

魂の奥底で不安がって泣いていた小さな私自身が、ふっと光を見つけて顔を上げてくれたようです。

大丈夫、泣かなくていいんだよ。

そう、何かがささやいてくれたように感じた一瞬。

そして、ふと思い付いて辞書を引いてみました。

巷では何かに妨害されることをブロックされるというけれど・・・・。

ＢＬＯＣＫは・・・・。

１ かたまり。「-肉」

２ 《「コンクリートブロック」の略》セメントなどで造った中空の四角な建築材料。「-塀」

３ 積み木。

４ 市街地の一区域。米国テキサス州では一般に約1平方マイルの地域区画単位。

５ 鉄道で、安全確保のため列車間に一定の距離を保たせるための、信号を備えた小区画。閉塞(へいそく)区。

６ 印刷の版木。

７ 妨害すること。多く、スポーツでいう。ブロッキング。「相手のパンチを-する」

こんなにたくさん意味がある。

妨害することの意味で、頭の中にＢＬＯＣＫという文字が点滅していた気がして、何だか不安に感じたり焦ったり心配したりしていたけれど・・・・。

実は、積み木とかコンクリートブロックの意味だったのかも。

やみくもにつき進むだけではなく、今の状態を積み木のように積んで足場を作るための作業をするときなのかもしれません。

その場に立ち止まりただ黙々と積み木を積み上げる作業は、一見何も進んでいないように思えるけれど、その最初の段がきちんと積めているからこそ二段目が乗ることができる。そしてその上の段もしかり・・・。

次のステップを登るためにも、今はこの段を積み上げて足場にすることが肝要。

妨害じゃなく、何もしていないのでもなく、怠惰でもなく・・・・。

ただ今はここで黙々と『今』を受け容れ、『今』を積み上げて行く。

『今』を満たされた気持ちで過ごすことが、今の私に課せられた課題。

この先にある扉を開けることができたなら、その先にはどんな世界が広がっているのでしょう？

そのためにも、まずは『今』に満たされる。

考えたら、やることはたくさん！積み木もたくさん！

何色から積もうかな？