カテゴリ:神経質の性格特徴
結婚相手を選ぶ時、性格が似通った人を選ぶのか、あるいは性格が違う人を選ぶのか、悩ましい問題です。
集談会で知り合って結婚した人を何組も見てきました。 集談会というのは、神経質性格者がほとんどである。 同じような性格・気質の人同士が一緒になれば、素敵な家庭を築くことができそうに思えます。 森田先生は神経質同士の結婚は考えものだと言われている。 神経質者同士は、お互いに心持がよく分かり、心の底まで見通しているから、お互いにその欠点を挙げあって、相手にばかりそれを改良させようとする。 グジグジといつまでも言い争いをする。 およそ、結婚は気質の違った人同士が、うまく組み合わされるほうがよい。 神経質な人は、気の軽い大まかな人と結婚するのがよい。 結婚について最も大事なことは「調和」ということです。 森田先生の言われていることは果たして本当なのでしょうか。 異質な性格特徴を持った人同士が結婚すると、磁石でいえばプラスとマイナスが引き合うような関係になることが考えられます。 何十年という単位でみると、自分にない面で相手に助けてもらい、相手の持っていない面で相手を助けるという関係になることが考えられます。 1+1が2ではなく、3にも4にもなるという可能性があるということです。 相手の気になる部分を包容力を持って受け入れることができれば、確かにかけがいのない夫婦になることはできかも知れません。 さて同じ神経質性格といっても、強迫神経症タイプの人と不安神経症タイプの人はかなり違うように思います。 それは人間関係の面において顕著です。 不安タイプの人は配偶者や家族をとても大事にする。 一般的には陽気で明るく、他人の気持ちを思いやることができます。 私は以前大阪に単身赴任していました。 友人で不安タイプの方は金曜日になるとすぐに帰省していました。 家族に会うことを指折り数えて待っているのです。 強迫神経症タイプの私は、休みになると関西の観光地を巡り歩くことを楽しみにしていました。 逆に家内のほうが大阪に遊びに来るようなことがありました。 強迫神経症タイプの人は、一人でも生きていけるタイプかも知れません。 自立心が旺盛です。逆にいえば自己中心的な面が強い。 結果的に他人の気持ちを思いやることは苦手です。 プライドが高く、人を傷つけることを平気で口にすることがあります。 反対に自分が他人に傷つけられることについてはとても敏感です。 他人から評価され、一目置かれることに大きな喜びを感じる人です。 自己中心的なために、やり過ぎになることが多々起きます。 もし集談会で知り合って結婚する場合は、不安タイプと強迫タイプの組み合わせがよいように思います。 強迫神経症タイプ同士の場合は、よほど注意する必要があります。 一緒になって落ち込んでしまっては、機能不全家族になってしまうからです。 奈良県 長谷寺本堂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.23 07:09:30
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