カテゴリ:最新の脳科学
樺沢紫苑氏のお話です。
自己啓発書を読むと、「成功者は感謝の気持ちを忘れない」「感謝の心を持つことこそ、最高の成功法則」といったことが書かれています。 「楽に生きている人は感謝が多い。イヤなことにも感謝する。もちろん、よかったことにも感謝する」 これは斎藤一人さんの言葉ですが、感謝の大切さを端的に表現しています。 私も感謝の大切さを実感して、常に感謝の心を忘れないように実践しているところです。 なぜ「感謝の心」を持てる人が成功するのか? その理由は、人に感謝するとエンドルフィンが分泌されるからです。 人に感謝するときも、人から感謝されるときも、人間は幸福感を抱くのです。 NIH(アメリカ国立衛生研究所)の研究グループは、ボランティア活動をしている人の脳は「報酬」を受けたときの脳と同じ活性パターンを示すことを明らかにしました。確かにボランティア活動する人は、ボランティア活動をしない人に比べ、モチベーションが高く、活動的で、達成感や幸福感を強く感じています。 さらに心臓疾患の罹患率が低く、平均寿命が長いのです。 その理由は、ボランティア活動によってエンドルフィンが分泌されるためであるという研究があります。 感謝されるというのは、人からほめられるのと同様に、精神的な報酬のドーパミンも一緒に分泌されます。 人に感謝する。人から感謝される。あるいは、人の役に立つ。人に貢献する。 そういう瞬間に「報酬系」の扁桃体が刺激され、ドーパミンやエンドルフィンを分泌させるように働くのです。 (脳内物質仕事術 樺沢紫苑 マガジンハウス 315ページ) 感謝する習慣は、観念中心の生活から事実中心の生活に転換する方法の一つとなります。そのためには、日記を書く時に感謝の言葉を最低一つは書ようにする。 仏壇のある人はご祖先の顔を思い浮かべて感謝の言葉を口にする。 「ありがとうございます」「助かります」「おかげさまです」という言葉を意識して使う。 人の為に何かをするとき、その人を感動させたいという目的を明確にして取り組む。すると相手から感謝されて、自分も幸せな気持ちになれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.28 06:34:29
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