ちょこっとMovie「Amazing Grace」♪
週末皆さん、いかがお過ごしでしょうか?さて、ちょこっと映画を観てきました☆あまり気になる映画が無いなぁ、と思いながらも選んだのがAmazing Graceタイトルやポスターから、少し昔の時代の恋愛ものか何かかなぁ、なんて勝手に思っていたんです実はこの映画、18世紀後半の英国を舞台に、奴隷制度撤廃を謳い議会と何十年にも及び平和的に戦ってきたWilliam Wilberforceという人を主人公にしたお話。どうやら実話のようで、彼の亡骸は今でもロンドンはウエストミンスター教会に納められているとのこと。この主人公を演じたのは、Ioan Gruffudd。見たことがあるけど誰だっけ?と思っていたら、彼は最近では「ファンタスティック・フォー」で、手足が伸び~る役をしていましたね☆ストーリーの方は、なかなかシリアス。奴隷制度は倫理的に考えてもいけないことだと誰もがわかっていても、政治的・経済的(東インド会社を主としたビジネス)な背景が大きく絡んでいるこの制度の裏側。同じ人間であるアフリカの人々を何故自分達と対等に向き合うことが出来ないのか。頭では分かっていても、結局は事実から目をそらす裕福な議員達。タイトルの「Amazing Grace」は日本人の私たちにもとてもよく知られている賛美歌。実はこの賛美歌は、この奴隷制度と深い繋がりがあるということがこの映画で分かりました。John Newton氏。彼は、この時代商人の息子に生まれ、何万人もの奴隷取引を自身が行ってきました。ある時、この行為への罪悪感や宗教心から、僧侶へと改心。質素な生活の中で、数々の賛美歌を生み出した人のようです。彼の影響を受け、主人公のWilliamも奴隷制度に興味を持ちます。Johnが作った曲のうちの1曲がこの「Amazing Grace」。彼は年齢を経ると共に視力を失います。その時に彼が、「ようやく今になって(失明して)、(物事がよく)見えるようになった。」と語る姿が、歌詞とリンクしてとても心に染み入ります。期待せずに観に行った映画が、思いがけず素晴らしい内容で、とてもお得な気分です☆日本での公開がいつかは分かりませんが、これは必見です♪Amazing GraceAmazing Grace (How sweet the sound)That sav'd a wretch like me!I once was lost, but now am found,Was blind, but now I see.'Twas grace that taught my heart to fear,And grace my fears reliev'd;How precious did that grace appear,The hour I first believ'd!Thro' many dangers, toils and snare,I have already come;'Tis grace has brought me safe thus far,And grace will lead me home.The Lord has promised good to me.His word my hope secures;He will my shield and portion be,As long as life endures.Yes, when this flesh and heart shall fail,And mortal life shall cease;I shall profess, within the vail,A life of joy and peace.The earth shall soon dissolve like snow,The sun forbear to shine;But God, who call'd me here below,Will be for ever mine.それでは皆さん、素敵な週となりますように☆