しろみの 時々日記

昨年の１１月から経口抗がん剤(ＵＦＴ・ユーゼル)の治療が始まり、やっと半年が過ぎました。
一日３回決まった時間に服用を４週間　―　後、１週間休み　の繰り返し。
服用の予定期間は２年間なので、残りあと１年半です。


「１ヶ月服用して副作用の症状が出なければ、ずっと出ないかも」
と薬剤師の先生から伺っていました。
飲み始めの１ヶ月間、副作用は出ませんでした。
点滴の抗がん剤の副作用でとても辛い思いをしていた叔母を見ていますので、
経口抗がん剤は、副作用があまり出ないのかな・なんて思ったりして
ホッとしていたのに…。

１２月に退院し、今年に入って次第に副作用が現れました。
指先の色素沈着。食欲不振。吐き気。味覚障害。
今まで口内炎なんてできたことなかった母なのに、いくつもいっぺんに口内炎ができました。
手のひら、指先、足の裏がパンパンに張って、痛くて力を入れられなかったり。歩けなかったり。。
(これは肝臓が弱ってるのかと思ったのですが、肝機能は今のところ正常値です)

とにかく、想像以上でした。
ポッチャリ型の母でしたが、すっかり痩せて…。
うしろ姿は別人。こんなに痩せている母を見るのは初めてです。
「何十年ぶりにウエストに『くびれ』ができてるよ！」
なんて、言って母は笑わせますが…。(涙)


２５日は入院していた大きな病院で、退院後２度目の検査です。
かかりつけの病院の先生が、大病院の主治医の先生にお手紙を書いてくださったそうです。
抗がん剤の副作用で白血球が減少しているので、このままお薬を続けていくかどうか・などが書かれているそうです。


先日、母が
「抗がん剤を飲み始めた頃は、希望も何もなくって
　お先真っ暗って感じだったけど、
　もう４分の１終わった・って思ったら少し気が楽になってきた」
と言いました。
初めて本心から明るい気持ちを持った言葉を聞いたような気がします。
うれしかったです。

２５日次第では、治療方法が変わるかもしれませんが、
どちらにしろ大きな不安は消えません。
もし、今までの抗がん剤治療が続けられるならこれからあと１年半、
出来るだけ副作用が出ませんように。
緩和できる方法が見つかりますように。