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↓ 前回のシンビジウムの植え替えと、もう一つ重要な作業が、春の新芽かきです。
根元のこぶ状のものをバルブといいます。暖かくなるとバルブの横から新芽が何本か伸びて来ます。新芽を何本もそのままにしておくと、栄養が分散されてしまいますので、どの新芽も大きく育たないのです。充分な大きさに育たないので、どれにも花芽が付かなくなってしまうのです。 植え替えの時に新芽をかき取って、バルブ1つにつき、いちばん勢いの良い新芽を1本だけ残しましょう。栄養分が集中しますから、秋までに充分な大きさに育って、花芽が付くことは確実です。 花が咲かないで、葉ばかりがたくさん茂ってしまうという鉢は、この新芽かきをしないのが原因だと思います。 たくさん出てきた新芽を全部伸ばすと、栄養が分散されてどれも一人前に育たないから、バルブも小さく、花芽が付かないということになるようです。 勢いの良い株は4月以降も新芽が出てきますから、8月までは新しい新芽が出てきたら、かきとってしまいましょう。 9月、10月は花芽が出てくる時期になります。 花芽をかき取ってしまうとたいへんですので、9月、10月の新芽は少し大きくなるまで待ちます。花芽か葉芽かを確認してから、(花芽の場合はぷっくり丸くふくらみます。葉芽はぺったんこです) 葉芽だった場合だけかきとることになるわけです。 シンビジウムは以上のようなサイクルの1年間で成長するのです。 注1、 「バルブ1つにつき、新芽を1つ」というのは目安です。シンビジュームには大型種もあれば小型種もあって、バルブの大きさも違います。おなじ鉢の大きさでも、大型種はバルブが2,3個。小型種はバルブが4,5個ということもあるようです。 注2、 古いバルブは葉が枯れても、バルブ自体の中身が緑色でしたら取り除かないでのこしておきます。バルブの栄養分をもらって新芽が育つのですから大切にしましょう。 バルブの中身まで茶色く枯れてスカスカになったら、取り除きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.22 01:25:19
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