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カテゴリ:子供の剣道
「北信越大会ってなんじゃい?」
県大会が終わり、全中へ行く事ができなかった息子は 「北信越大会に行って優勝するしかない」と意気込んで なんとか出場権を勝ち取りました。 ですが。 やっぱりバカだった。 『北信越大会』の意味をさっぱりわかっていなかった。 新潟県は『越』にあたるんだよ・・・といっても「???」 去年も一昨年も、更にはねーちゃん達の試合も見たり行ったりしているじゃん! 北信越大会・・・福井県・石川県・富山県・長野県・新潟県の5県で行われる大会。 開催県は特別枠が与えられ他県より個人は2名。団体は1チーム多く参加できる。 ・・・んだよ!! という説明をして行って来ました。開催地は長野県白馬村。 長野オリンピックでスキージャンプ競技日本団体が金メダルを勝ち取った地です。 会場がジャンプ台のすぐ近くにありましたので、 一人寂しくビデオカメラを持って観光しに行っちゃいました。 夏休みにも入っている割にはお客さんが・・・あんまりいない・・・。 外人さんに「エクスキューズミー」「ナイスミーチュー」と言われ 「ふぁいんせんきゅー」と答えてダッシュで逃げたり。 不親切な日本代表になってしまった。。。。。 6日の開会式をダラダラと無事に終えて。 ホテルで虫と一人格闘し。 翌7日は引退試合 ・・・ そっか・・・ この大会が終わったら息子の中学生活の剣道は引退なんだ。 気付くのが私も遅いんです。息子のことは言えません。 バスを貸しきってバカ息子のために会社を休んで駆けつけて下さる保護者の皆さん。 本当にありがとうございます。 息子は会場入りしてから師匠と電話のやり取りをして。 見る見るうちに顔つきが変わっていった。 個人戦のみのエントリーなので午前中で全て終わるとの事。 小学1年から竹刀を振りはじめ、 「絶対上位にいける!」と言われ続けながら 去年は団体戦で『北信越に行けない3位』で終わり、 個人戦もズッコケタ。 県大会では準決勝で敗れ、全中のキップは手に入らなかった。 本当にラストファイトじゃ! とは、全く感じる事も無く。 応援団が会場に無事についてくれた事でホッとしてしまって。 剣道をしているときにだけ見れる表情の息子を黙ってみていた。 1回戦が長野県を2位で上がってきた選手。 相手に不足は無いぞ! 思いっっ切り戦って! 息子の応援団がふぁいとーー!と声を上げる。 開始2分。 初戦のためか、息子が落ち着いているのか。 相手が居ついたほんのわずかなトコロを 『メーーーーーーーン』 ・・・で1本勝ち。 あ。勝った。 とかいっているうちに 下馬評で『予想していた選手』が次々に破れ ベスト4に新潟県の選手は息子と新潟地区優勝選手の2人だけ。 で。 運悪く準決勝で新潟同士との対戦になってしまい・・・ コート中央で準決勝が始まった。 この試合、本人はあまり覚えていないようで。 長かった・・・。 ものすごく長かった。 ドノ位時間が経ったかわからない。 20分近かったかな・・・。 鍔是り(つばぜり)から体を入れ替えようとした瞬間、 相手選手から引きメンをポーンと入れられ。 彼の夏が終わりました。 北信越3位。 隣のコートでは息子の彼女『○中のKちゃん』も必死に戦っていたよ。 彼女も準決勝で涙を飲み、 北信越3位・・・。 あんたら、仲良いね。 しかも、長いね。 これからも頑張ってね。 息子が進路にこだわるのは・・・ もしかしたら『彼女』の存在が大きいのかな・・・。 ソンナ事を考えながら表彰式を見ていました。 県で5位だったのに北信越で3位になれるのか・・・。 はい。お疲れ様。。。 師匠は凄く喜んでくださった。 電話の向こうで「おっしゃーーーーー!!!!」と叫んでいらした。 色んな方々に支えられて、ココまで来れました。 一旦、競技剣道はお休みです。 娘と息子は『次なる目標』に走り出しています。 私も年金年額を計算しながら社会保険庁に行ったり 教育ローンと車のローン計画を立てます。 ドコに行くのかドコが目的地なのかはまだ判りません。 それでも1つの区切りは無事に迎えられました。 支えてくださった皆様にこの場を借りて心より感謝申し上げます。 ありがとうございました つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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