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月の砂漠－ヨルダンから

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2009年10月の記事

全16件 (16件中 1-16件目)

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ニューイヤーをアンマンで! 年末年始のヨルダン旅行にご関心はありませんか?

ニューイヤーを中東の王国ヨルダンで!　旅のお仲間を募集しておられるお客様がおられます。年末年始の海外旅行はヨルダンでいかがでしょう?******************12月28日から1月1日の日程でツアーが確定しております。お申し込みのお客様は40代の女性の方。お一人です。同じ日程で動いて下さる旅のお仲間を募集しておられます。ぜひご応募くださいませ。******************日程は以下の通りです。12/28(月)　アンマン着→ペトラへ移動　　　ペトラ泊12/29(火)　ペトラ終日観光　　　　　　　　ペトラ泊12/30(水)　ペトラ→ワディラム(ジープツアー) 　ワディラム泊12/31(木)　ワディラム→死海(約2時間)→アンマン　アンマン泊1/1(金)　　アンマン(午前中市内観光)→ジェラシュ→ ご帰国*****************************************今回の募集の目的は、専用車でのご移動をシェアしていただくことでツアー料金を少しでも割安に抑えていただくためのものです。途中からのご参加または途中までのご参加でも問題ありません。ホテルなどの指定はございませんので、ご希望をお伝えくださいませ。ご関心のある方は http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx のお問い合わせフォームをご利用下さるか、naoko_kimura@picturesque-Jordan.jp までメールにてお知らせくださいませ。ツアー料金等の詳細は、後ほどホームページにもアップさせていただきます。 http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx までどうぞ。

2009.10.31
冬時間の始まり

「至福の時」についてご紹介したのはつい先日。この私の至福の時は、突然にあっけなく終わりを迎えました。昨日はヨルダン中で、時計の時刻を1時間遅らせる日。サマータイムの終了。いよいよ冬時間の始まりです。これでヨルダンと日本との時差は7時間になりました。時計の針を1時間遅らせるその日を待っていたかのように、冬が到来しました。昨日は朝は晴れ間ものぞいたものの、午後からは雨。しかも降り続き、寒い寒い一日となりました。外に出かける用事があったのですが、風が吹くわ雨は降るわ・・・昨日を境に冬服に急いでチェンジです。寒さに耐えかね、ハーフコートを取り出して(クリーニングに出さないままだった…)羽織りました。そんなこんなでバルコニーでの食事ももう終わり。家の中でウールの帽子をかぶり、フリースを着て震えております。いやいや、日本経済新聞を読み終わらぬ間に冬が来るとは…。とはいえ、まだこれからも気温が上がったりする日があり、本格的な冬までにはまだまだ時間がありそうですけれど。寒くなると急に郷愁の思いにかられるのも、この時期の特徴なり。去年もこの時期、日本に帰りたいなぁと何度か思ったものです。日本からのお客様が持って来て下さった神戸風月堂のゴーフルをほおばりながら、何となく日本が恋しゅうなりけり・・・でも毎日が忙しいので、そんなことも言ってられませね。月曜日からはまたシリア出張が控えております。今度は1泊2日。バタバタとシリア入りし、またアンマンに帰ってまいります。日本にも冬の足音が聞こえているのでしょうか。シリアを満喫する旅に参加しませんか?　ツアーの詳細はホームページ上で： http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx

2009.10.31
種は吐き出すのではなく、食べるもの

ざくろというフルーツは、日本でまだ一般的ではないかもしれません。ざくろを見かけることはあるかもしれませんが、好きなフルーツは? という質問に、「ザクロ!!」と答える人はあまりいないのではないでしょうか?中東もざくろの季節。このざくろは表皮がとても硬いのですが、見かけによらずとてもジューシー。包丁で二つにザクリと切り込むと、ルビーのような透明感のある液体がさらさらっと流れだします。そして中にはきれいな赤い実がぎっしり。ざくろの実の色は、本当に美しいです。宝石のように透き通った赤色をしています。ぎっしり詰まった実の一つ一つは小さく、その一つ一つに種が入っています。ざくろはとても優秀なフルーツだそうで、美肌やアンチエイジングにとても効果があるとか、不妊に効果があるとか、さらには更年期障害や成人病を防いでくれる、などと言われています。ざくろに含まれているエストロゲンという成分がこうした効果の秘訣。このざくろ、とっても美味しいです。とはいえ、食べ方に戸惑う方も多いのでは? かくいう私も一度買った時には食べ方が分からず、種をいちいち吐き出すのに疲れ果ててしまいました。種を吐き出していると食べた気がしません。だって実のほとんどが種ですから…。ざくろから遠ざかっていたそんな日、友達からこのフルーツをもらいました。あんまり好きじゃないんだよね、種が多いし、というと、種は食べるんだとのこと。でも種ってゴリゴリしてるし、何となく苦いし…。それが美味しいんだよ、という友達に説得されざくろに再び挑戦。日本では種は吐き出すもの、という固定観念がありませんか?　ぶどうでも種なしブドウなど品質改良されたものが市場に出回り、種は厄介者扱い。ところが、ここでは種は「食べるもの」。中東に限らず、海外からの私の友達もブドウは種ごと食べています。ペッペッと吐きだしているのは私くらいのもの。そこで、「種は吐きだすものではなく食べるもの」という発想に切り替えることにしました。すると、あら不思議。これまで厄介者だった種がおいしい食べ物に変身。ざくろも同じです。種を吐き出そうとしていた時は、なんちゅう厄介なフルーツやろ、と感じていたのが、今ではすっかり美味しいフルーツになり、私のお気に入りに。透き通ったルビーのようなざくろの実・・・食べているだけで幸せな気分に浸れますよ。皆さまもこの優秀なフルーツをぜひお楽しみくださいね。ざくろジュースの通販を見つけました! トルコ産の有機栽培のザクロを使った質の良いジュースです。甘さの秘訣は、あの小さな実1つ1つの薄皮を剥くことにあるそうです! すごい作業量… それにより酸度と渋みを抑えて、まったり甘いジュースに仕上がるのだそうです。忙しい朝などには栄養がマルッと詰まったこんなジュースも良いかもしれません。中東の世界遺産をお楽しみください。https://picturesque-jordan.com/

2009.10.27
ヨルダン的"至福の時"

日本では朝日新聞の定期購読をしていました。一日3食のうちの一食は、必ず新聞を読みながら食べるのが日課。大抵は朝。ヨルダンではその習慣がすっかり無くなっていました。わざわざ新聞は買いませんし、Jordan Times などの英語版もありますが、特に面白くもなし。ニュースだけならインターネットでちゃちゃっと検索できますし。でも、日本からのお客様から1か月分の新聞をいただいてからは変わりました。ご飯を食べる時に、新聞を1部取り出し、じっくり読むのが楽しみの一つに加わることに。新聞は“日本経済新聞”。これって日本にいたときは全然読んだことがなかったのですが、なかなか面白いんですね～。こうした時間って至福の時。2階にある私のアパートには、道路に面して広いバルコニーがついているのですが、このバルコニーに小さな机といすを置いてここで食事をするのが何とも言えずココチヨイ。外出したりお食事に呼ばれたりするとどうしてもお肉が多くなりますので、家での食事は主にサラダ。いろいろな生野菜をボールにいっぱい放り込み、レモンをギュッと絞ってオリーブ油と塩・コショウで味付けです。レタスだけ食べるときはオリーブ油にニンニク、塩・コショウだけ。生のレタスにニンニクって絶妙のコンビです!最近、この食事にピタパンが復活。ヨルダン生活が始まってすぐは、パンがおいししのでよく食べていました。でも実はここ1年ほどパンを買っていませんでした。ピタパンを食べると太る、と聞いてから。イギリスに住んでいた時に食事が不規則で健康的でなかったため、帰国時にぷくっと太っていた経験があります。それ以来、海外で太って日本に帰りたくないというのが潜在的な″恐れ″。そのため、なんとなくパンから遠ざかっておりました。そのせいか知りませんが、ヨルダン生活では体重が増えず、むしろかなり減りました。運動量がかなり多いせいもあります。ほほう、じゃあパンを食べても太ることはないだろう、と結論。最近はパンをむしゃむしゃ食べております。ヨルダンのパンには色々な種類がありますが、一般的なのが上のようなピタパン。お店によって味が多少違いますが、美味しいです。とくに焼きたて。食べ過ぎてしまいますね～。どのアラブの家庭に行っても、食事時にはこうしたピタパンがテーブルに積み上げれらます。お店で買うときは10枚ほどがセットになっています。しばらくは常温でも大丈夫ですが、私のような一人暮らしでは、冷蔵庫で保存すると長持ち。温めるのは簡単です。　　　ガスにかけて、表と裏に火を当て温めるだけ。　　こうしてちょっと火にかけると柔らかくなり、　　ふかっとした食感がよみがえります。　　この至福の時・・・1か月分の新聞を読み終わったときには楽しみが一つ減ることになりますが。。。まぁその頃にはかなり肌寒くなっていて、バルコニーでの食事もできなくなっているかもしれませんね。皆さまの至福の時ってどんな時でしょうか? シリアをぐるっと回るお得なツアー。全行程ガイドつきでお楽しみいただけます。詳しくは http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx まで。

2009.10.25
誕生日は重たい胃と共に

重たい胃を抱えてのっそり起き上がった今朝、今日は自分の誕生日だったとハタと気付きました。誕生日といっても私にとってはほとんど意味を持たず、これまで言っていた自分の年齢より一つ上の数をこれからは言わなければならなくなる、という現実を受け入れる日。誕生日とは無関係なのですが、昨日はたまたま友達の家で寿司パーティをしておりました。で、食べ過ぎ!!　実は前日にも別のパーティがあり、ハンバーガーを大量に食べまくっていたのです。昨日は私が作ったお寿司に加えて、大量のアラブ料理が所狭しとテーブルに並び、何とも豪勢な食事でした。普段ベジタリアンのような食事をしているので(と言っても私はベジタリアンではなく、お肉の料理をするのが面倒くさいだけ)、″お肉パラダイス″に私の胃は耐えきれず、重たい胃を抱えての一日の始まりです。お寿司の残りがあるので、朝ごはんはお寿司。お寿司にはやっぱり熱い日本茶です。ところが、またまたハタと気付きました。ガスコンロ用のプロパンが切れていてガスが使えない! 新しいプロパンはピョロリラ車 (http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200811170004/) から昨日のうちに購入済み。そこで、重たいガスボトルをガンガラガンガラ台所まで引きずってきました。前にもご紹介済みですが、ヨルダンではガス台にプロパンを使うのが一般的。ガスボトルが空になったら交換してもらい、付け替えはスパナを使って自分で行います。ところでこのガスがいつなくなるのかが予測不能。昨日の朝、目玉焼きを作っている最中にスーーーッとガスが消え、あれまあ! 卵にはほとんど火が通っておらず、しかもピョロリラ車は来ないし、そうこうしている間に出かける時間になり、結局卵は捨てる羽目に。　　というわけで、記念すべき○○歳の今朝はプロパンガスの交換から始まりました。でもこのボトル交換、慣れると簡単。グイグイ、パパパッとできます。さてでは、今からおいしい日本茶にお寿司をいただきましょうか。シリアをぐるっと一周。ツアーに関心のある方は http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx をご覧ください。

2009.10.21
砂漠の男からのプレゼント

先日、思いがけないプレゼントを友達からもらいました。典型的な砂漠の男、ヨルダン人のファリードおじさまがぬっと私に近づいてきて、太いバナナ指で封筒を差し出すではありませんか。何、何? と聞くと、ひったくりに遭ったことを心から同情する、これは友達から募った寄付だから少しでも足しにしてくれ、それからみんなも気遣っているからね、と言われました。ファリードおじさんとは英語が話せないので、すべてアラビア語。ときどき意味不明ですが、それでも会話の流れをつかめるようになりました。びっくりしている私に押しつけられたのは、友達からのお気遣い。いったい誰が幾ら入れてくれたかすら分かりません。でも一ヶ月分の家賃以上のお気遣いが入っていました。。。私は、ひったくりに遭ったことすらあまり思い出さないのですが、友達の方が非常にかわいそうに思ってくれて、会うたびにいろんな人から「カバンはどう?」「何か警察からのニュースはある?」と聞いてくれます。私以上に友達の方がショックが大きいみたいです…。そんなわけで、皆さまの愛情には本当に心から感謝です。ほんまにアラブはもう! といつも怒っている私ですが、こうしてアラブの友達に助けられ慰められ・・・・ところでこのファリードおじさま、2人の子供を持つ砂漠の男。まずほとんど笑いません。つまり愛想がない。体ががちっとしていて第一印象は″デカイ″。それからおじさまの手! 指はまさにバナナのよう。笑わないので、何か怒っていらっしゃる?? と最初は戸惑います。でも無表情に見える眼鏡の奥の眼はとても優しいのです。それから突然「ムフフフ」と変なところでウケる。え? 何がおかしいの、とまたまた戸惑います。そんなおじさま、家具屋さんを営んでいました。私の家の家具もおじさまのところから購入したものがほとんど。でも景気の悪化で商売がうまくいかず、店をたたむことになったのが半年前。まだ子供が10代ですから教育費にもお金がかかります。第2の職場はピザ屋さん。前にご紹介した、従業員の盗みが発覚した友達のピザ屋さんでレジ係として働いています。どうみてもこのバナナ指を持つ笑わない砂漠の男は、ピザ屋さんには似つかわしくありません。レジ打てるんだろうか? でも実直で誠実なファリードおじさんは、ピザ屋さんを営む友達にとって頼もしい助っ人です。これで従業員も盗みなぞ出来るはずがありません。そんなこんなで、ヨルダンも生活が大変。ファリードおじさまの家庭は、奥さんも長男(高校生)も働いています。長男は学業の合間に同じピザ屋さんでパートの仕事。みんな頑張っています。そんな大変な中から、私のために寄付金を募ってくれた心遣いに本当に感謝しています。ありがたや、ありがたや。でも大変なのが分かっているので、心苦しくもあり・・・。私もいつか絶対に何かの形でお返ししたいなと思っています。「まるごとシリア !! 旅行」に参加しませんか?　ツアーの詳細は http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx まで。

2009.10.19
嘘、ウソ、うそ

ここ数日私は憤っておりました。というのも、日本に帰られたお客様からのメールで発覚したドライバーの悪事のせい!　このお客様、ドライバーに対するご不満をその場で私に伝えることなく帰国され、帰国後に長い長いメールをいただきました。ツアー中私も何度かお電話し、「大丈夫ですか? 問題ないですか?」と確かめていたときには「何も問題ないです。大丈夫です」とのお返事。すっかり安心しておりました。「その時に対応していたら」ととても残念な思いです。中東で皆さまに嫌な思いをしていただきたくないのですが、やはり国民性の違いや文化の違いは否めません。小さな「? (ハテナ)」は付き物です。そこで皆さまにもお願いしたいのですが、現地在住のツアーコンサルタントの利点は、その場ですぐにご不満や疑問に対処できること。ぜひぜひ、小さな疑問でもその場で私にお伝えくださいね。すぐに対応させていただきます。アラブは基本的に単純で、深い思考ができません。それで、相手の顔や言葉ですべてを判断します。その奥にある感情や気持ちなどを考慮することはできません。日本人はこと、嫌な思いをお互いにしたくないという気持ちから否定的な感情をあまり表に出さないかもしれませんが、アラブにはこうした方法は通じません。「喜んでいる」と勘違いします。 NO と言われない=喜んでいる、と思い込み、言動が大胆になったり性的な含みを帯びてきたりすることがあります。前にも書きましたが、日本人の愛想の良さがこうした国ではかえって仇になることがあるのです...。今回のドライバーはいわゆる下品な話でお客様に不快な思いをさせただけでなく、エクストラの料金をお客様から取っていました。ところが、旅行会社の追及にも「知らない」「取ってない」とウソをつきます。この時点で私は相当ムキ～～～ッ　しかも旅行会社は、こうしたつじつまが合わない場合、「クライアント(お客様)が嘘を付いているんだろ」といとも簡単に言います。くっそー。日本人とアラブとはちゃうんやわい、あんたらは嘘をつくのが日常だろうけどね、一緒にせんとって! と言い放ちたかったのですが、ここで切れたら私の負け。冷静に、冷静に。それにこうした問題が起きるのはある意味、いいことです。というのはこういう機会に日本人というものを知ってもらえるから…。ヨルダンの旅行会社にとって日本人客は、とりあえず「難しい」「理解できない」という存在なのです。クレームが後から来るのも、彼らにとっては理解不能。理解不能な場合は、お客様側が「嘘をついている」と勝手に解釈します。嘘が日常のアラブに、日本人が嘘をついていないことをどうやって証明するか・・・。いつもはここまで粘りませんが、今回は頑張りました。「You know, Japanease are generally very honest people. Any lie is lie for us. There is no "white lie" from our point of view. Lying is not a part of our life nor our culture. I am telling this not to upset you, but I just want to explain how less the posibility is that they are lying.」訳：日本人は一般的にとても正直な国民です。どんなウソでも嘘は嘘です。私たち日本人からすれば “罪のないウソ” という考え方はありません。嘘をつくことは私たちにとって日常生活の一部ではなく文化の一部でもありません。こういうのは、怒らせようとして言っているのではなく、お客様が嘘を付いている可能性がいかに低いかを分かってほしいからです。とちょっとハッタリ。実は日本人にも嘘つきはいますからね。で・も!!　アラブはひどすぎる。顔色一つ変えずに嘘、ウソ、うそ。さて旅行会社ですが、何度か話し合ってもらちが明かなかったのが、先ほどのメールでかなり効いたらしく、リファンド(返金)すると言ってきました。多分ドライバーを追求し、取り返したのでしょう。よし、それでよいのだ。そんなこんなで、当のお客様の方は「もう済んだことですから」と言っておられるにも関らず、私の腹の虫がおさまらず「アラブ世界に将来はあるのか?」などと、これまで幾度となく繰り返した質問を再び悶々と考えておりました。聖書の中にも「曲がっているものは，まっすぐにすることはできない」という言葉がありますからねぇ。まぁアラブ世界が変わることはないでしょう。私がここにいるのも、別にアラブ世界を変えようとしてではありませんし。でもね～仕事をする上で、この嘘とやらはかなり! 厄介モノなのです。それでもアラブにはいい所もありますし・・・・泣かされるのもアラブ、でも慰めてくれるのもアラブ。そんなこんなで、やはり憎めないのがアラブ。シリアを1週間で回る旅! 通常のツアーではカバーできないところにまで足を延ばせます。ツアーの詳細は http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx　まで。

2009.10.16
「群れる」文化と「個」の文化

1年ぶりに一人暮らしが始まりました。し・あ・わ・せ! と思ってしまいます。私って本当に一人で平気な人です。「寂しい」とか「人恋しい」という感情とは無縁。アラブからすると、考えられないようです。「一人なの?　寂しいでしょ。かわいそう!!」と同情してくれます。いえいえ、一人が好きなんです!　といっても通じませんので、ほっておきます。外では毎日誰かと一緒だし、友達とのお食事やなんやかんやで家に帰るのはいつも夜遅く。だからこそ、一人で過ごす時間は私にとって充電のために絶対欠かせません。一人で過ごす時間がないと、ストレスがたまり、自分が自分でなくなる気がします。アラブの人たちは、一人でいることが耐えられないのです。いつも周りに誰かがいないといけません。まだヨルダン大学に通っていた時、このテーマでクラス中が白熱したことがあります。ポーランド人のクラスメートの発言。「僕、一人になるのが好きなんだけど・・・。一人でいたらアラブから変な目で見られるんだよね。“嫌われ者”とか“かわいそうな人”って映るみたい」この彼、″嫌われ者″なんてとんでもない。博識で友達も多く、でも一人でよくワディラムに出かけていったりと、私から見たらかなりバランスのとれた人でした。でもアラブからすると彼は“かわいそうな人”なの…?そうなんですよね～。アラブの文化は“群れる”文化。一人、という発想はありません。でも最近読んだある雑誌の中にはこんなコメントが。「But extreme sociability wastes time and makes one seem lost when alone. One who cannot be alone is shallow. Small wonder that he is bored by his own company. A person of inner wealth often desires privacy and retires to be alone」(斜線と太文字は私の独断。悪しからず)。そうなんです、そうなんです。これが言いたかった!　でもアラブたちよ、君たちには分からんだろうなぁ。「一人になることができない人は思考が浅い人です。」おお、まさにアラブ。思考が浅く、よく言えば単純、でも深く考えることができません。プライバシーを求めるのは″inner wealth”(内面の充実、とでも訳しましょうか。あるいは心が豊か、とでもいいましょうか) がある証拠なんですよーだ!　ヨルダンに来てしばらくはアラブの文化に溶け込もうと一生懸命でしたが、やがて「自分は自分」でいないと疲れることに気付きました。ヨーロッパ圏の友達はいつも“Be yourself.”といいます。この辺、日本人はすぐに自分を見失って相手に合わせようとする傾向があるかもしれません。「自分は自分」でいられるようになった最近は、とっても楽になりました。どの文化にもいい面と悪い面がありますね。自分を見失わず、でも相手の文化のいい面を取り入れていく・・・ヨルダン2年目から3年目にかけての目標、といったところです。シリアを満喫するツアーはいかかですか。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx

2009.10.12
中東の風景―イチジクの木

今年もイチジクを堪能しました。イチジクって美味しい!　実の中に詰まっている赤いつぶつぶが口の中でプチプチとつぶれる独特の食感が何とも言えずヨイ。実はこれがイチジクの花なんですって。このように実の中に小さな花をつけ外からは花らしきものが見えないことから、イチジクには「無花果」という漢字名がつけられたそうです。ヨルダンにはイチジクの木がたくさんあります。しかも大きくて立派な木ばかり。イチジクの木の近くを通ると、ふわりとイチジクの香りがします。乾燥した気候の中でほこりをかぶりながら、どっかりと根をはっています。実をたくさんつけていますが、収穫されずに終わっているものもたくさんあります。街を歩くたびに、「いつでも収穫してあげるんだけどなぁ・・・」と恨めしげに眺めておりました。だってスーパーマーケットでは決して安くないんですよ。だったら、収穫されずに道路に植わっているものをもぎ取りたい!　と思いませんか?。貧乏根性…?私のアパートの前にも大きなイチジクの木があります。朝、その家の奥さんがイチジクを収穫しているのをよく見かけました。いいな～～。私は仕方なくスーパーやスークで買います。　↑　私の家の前にあるイチジクの木。かなり大きい。　　　↑スーパーで買うイチジク。かなり食べた後です。ヨルダンでは果物や野菜が日本よりおいしいので、″素材″の味を楽しむことができます。私の毎朝の食事にも、生野菜のサラダは欠かせません。トマト、きゅうり、ピーマンなどを1センチ角のさいころ型に切って、レモンをギュッとしぼり、オリーブ油と塩・こしょうを混ぜるだけ。飽きませんね～。毎日かなりの量を食べています。日本も食欲の秋。皆さまも美味しいものをたっぷり食べて、体に栄養補給して下さいね。シリア・ヨルダンの個人旅行、個人ツアーなら http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx まで。

2009.10.12
北アフリカ発祥の料理「クスクス」

今日は北アフリカ料理「クスクス」のご紹介。アラブ料理といえばアラブ料理ですが、発祥はモロッコ、アルジェリア、チュニジアなどの北アフリカ地方です。こうした地域はフランスの植民地だったので、この「クスクス」も今ではフランス料理と混同されるほどフランスでメジャーになりました。「クスクス」という名前はどこかで聞かれた方も多いと思います。日本人にとっては覚えやすい名前。聞くだけで食べたくなりませんか?　クスクスは1ミリ弱のまんまるい形をしている粒のことでお米の一種かと思ってしまうかもしれませんが、実はパスタの一種。乾燥させてあり、箱入りで売っています。料理に使うときは、同量の熱湯を加えて短時間加熱するだけで簡単にもどります。元々はこの粒状のパスタを「クスクス」と呼びますが、一般にクスクスというと、この粒のことだけでなく、煮込みスープやお肉と一緒にクスクスを食べるお料理のことを指します。野菜をた～～っぷり使い、チキンやラム肉と共に煮込みます。魚を使う場合もあるのだそう。今回はチキンで。食べる直前にクスクスを熱湯で戻し、あとはこのスープを添えるだけ。簡単だよ、と友達は言います。でも栄養たっぷり、それに美味しい。家庭やレストランによって味が全然違います。″本物″のクスクスには、ハリッサと呼ばれるスパイスを使うのだそう。ハリッサは唐辛子を元に作られるペースト状で辛口の調味料。ここヨルダンではハリッサは手に入りません。フランス人の友達はこのハリッサがないと、クスクスを食べている感じがしないといいます。でも私には十分おいしいクスクスでした :)皆さまもこの「クスクス」、機会がありましたらぜひご賞味くださいね。ちなみにヨルダンやシリアのレストランでは、あまり一般的ではありません・・・。モロッコ、チュニジアなどにご旅行の際は、レストランなどで味の食べ比べも楽しいかも! ヨルダン・シリアにご旅行の際は″アラブの食″もお楽しみください。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx

2009.10.10
魔のひったくり事件―その後

魔のひったくり事件から、ちょうど2週間が過ぎました。警察からは何の音沙汰もなく、ゆえにカバンは戻って来ないまま・・・。(私にとっては)多額のお金も当然ながら返って来ません。その間に新しいパスポートが出来上がり、クレジットカードが到着し、カメラも届き・・・・有難や、有難や。生活はあっという間に普通に戻りました。なくなったものは潔くあきらめましょう。―ひったくり事件の翌日にはそんな心境になっていました。それもこれも、周りの友達の支えと迅速に行動してくれた日本の家族のお陰です。パスポートの発行には戸籍謄本が必要だったりして、日本からのサポートがないとこんなに事はスムーズに運びませんでした。さて魔のひったくり事件の2週間記念に(というわけではないのですが、たまたま)友達がカナーフェをご馳走してくれました。カナーフェについては以前にもご紹介済みです。知らない方は http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200901190001/ でチェックしてみてくださいね。美味しいんですよぉ。この友達はヨルダン人のご夫婦。私の親より少し若いだけなのですが、とても親切で、いろいろとよくしてくれます。つい最近娘さんをアメリカに嫁がせたばかりのこのご夫婦、特にお母さんの方が何となく元気がないなぁとは思っていました。娘さんを嫁がせて寂しくて寂しくて仕方がないようです。でも今日教えてくれたのは、2か月前にダウンタウンにあるお店が火災にあい、多大の損失を被られたのだそうです。電気の配線が古かったのが原因だそうで、付近の16店舗がまる焼けになったそう。全ての店舗を合わせると 500 万 JD の損失だそうです。特にこの友達のお店には多量の在庫品があったようで、16店舗の中でも一番大きな損失だったようです。お店では寝具のリネンなどを扱っていました。そういえば・・・と思いだしました。ダウンタウンのキング・フセインモスクの前を通った時に大規模な火災の後処理をしている現場に遭遇したんです。へえ、ヨルダンでこんな火災は珍しいなぁ、石造りなのにここまで大規模に燃えるのかぁ、などと感じたことを思い出しました。まさかこの友達の店舗が含まれていたとは・・・お店に置いてあったものが全て燃えてしまったんですね。　ダウンタウンの顔、キング・フセインモスク。「お店の場所は変えるの?」と聞くと、変えないとのこと。ダウンタウンのキング・フセインモスク前の店舗で、再出発です。こんな風に突然予想もしなかったことが起こるのが世の常。自分のひったくり事件などが、本当に小さな問題に思えます。そして自分の問題だけにキーキー騒いでいたことが恥ずかしくなりました。世の中にはもっと大変な経験をしている人がいる!　なので、何が起きようともくよくよしないで前進あるのみ、なのです。シリアをまるごと楽しむツアーに参加しませんか?　詳細は http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx でご確認くださいませ。

2009.10.09
“未開の国”の美女

ヨルダンはまだまだマイナーな国。日本では知らない方も多いと思います。よく「ちなみにヨルダンって国ですか?」とか「ヨルダン…?　どこにあるんですか?」などと日本では聞かれます。私もヨルダンに来る前は、ヨルダンのことなど知りもしませんでした。ですから皆さまが一般的に抱かれる″未開の国″というイメージも分かります。ほんと、中東って未知の世界ですよね。でもヨルダン王妃の顔は、実は皆さん、どこかで見られたことはありませんか?写真でお分かりのように、ミス・ユニバース並みにきれいな女性です。スタイルもとてもよく、小太りの国王よりスラリと頭一つ分(二つ分?)背が高いのです。1970年生まれで4児の母親。両親はパレスチナ人で、クウェートで育ちました。顔がきれいなだけではなく、知性もあることでよく知られています。女性の社会的立場の向上など色々な活動に参加されていることでも有名です。マイナーな中東の小国ヨルダンですが、このラーニア王妃のおかげで多少は知名度も上がっているかもしれません。それでも、日本ではまだまだ報道される機会が少ないかもしれませんね。王妃でありながら、ホームページもあります。時間のある方は覗いてみてくださいね。http://www.queenrania.jo/ です。この間も友達と話していたのですが、中東の女性たちは概して本当にきれいです。その中でもラーニア王妃は特別きれいだと思いますが…。でも街を歩いていても顔立ちの整った女性達をたくさん見かけます。同じ女性でも思わず見とれてしまいます。そんな中東美人たちですが、年を取ると皆すっかり太ってしまい、ぐっと老けて見えるんですよね。。。体型がそれほど崩れない日本人は、いつまでも若く見えると言われますね。天は二物を与えず、とはやはり本当なのでしょうか(笑)。このラーニア王妃、4児の母親でありながら美しい体型を維持するためにかなりの努力を払っておられるんでしょうね～。こうした努力は見習わなければいけない! と思います。「まるごと!! シリア旅行」にご関心はありませんか?　http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx で詳細をご確認ください。

2009.10.08
アラブ世界と嘘との切っても切れない関係

以前に花屋を切り盛りしているヨルダン人のビジネスウーマン、ライーダのお話をしました。彼女は22歳の時から自分のお店を構え、すでに15年間この仕事を続けています。ライーダのアレンジ　夏の時期、ヨルダンは結婚式ラッシュ。お花屋さんにとっては稼ぎ時です。冬になると結婚式の数はぐっと減り、ライーダのお店にもしばしの静寂。ウエディングドレスのお直しを仕事にしている別の友達も「冬は仕事がない」と言います。夏の時期は徹夜徹夜でドレスを仕上げる日々なのですが・・・。さて、私のアラブの友達の中にはライーダのように自分で店を構えている人が多いです。会社で働くといっても、ここヨルダンの平均お給料はスズメの涙ほど。大の男でも1か月250JD-350JD (3万5千円から5万円ほど)。ヨルダンに来られた方はお分かりだと思いますが、物価は決して安くなく、生活費は日本並みにかかります。これでは家族を養えるわけがありません。収入面からいうと、自分で事業を始める方が良さそうです。とはいえ、ことはそれほど簡単ではありません。ここヨルダンで自営業を営む人々にとって一番の頭痛の種は、従業員。誰を雇っても、嘘はつくは、店のものを盗むは・・・・で、お店にとってはかなりのマイナスになるのです。たとえばピザ屋さんを営む私の友達。最近何人かの従業員をクビにしました。何が起きたかというと、従業員がチーズのかたまりやニューテラというイタリアブランドのチョコレートペーストなどをゴミ箱に入れて隠し、自分が帰宅するときにそれをごっそり持って帰っていたのです。これが毎日続くのですから、お店の損失はかなりの額になりました。このニューテラは、美味しいのでとても人気。でも高いんですよね。問いただしても「知らない」の一点張り。ついに店主である友達は、自分の友達を新しい従業員に見せかけてお店に配置し観察させたのです。そこでこの盗みが発覚。ライーダのお店も例外ではありません。ライーダがお店にいない間にお花がごっそりなくなります。従業員が誰かに無料で渡しているのか、自分でお金を取っているのか・・・問いただそうにも「知らない」のひとことですべてが終わってしまいます。「お店にカメラをつけなきゃ」とはしかめっ面のライーダ嬢。「クビにしないの?」と聞くと、クビにしてもおんなじ、とため息。次に誰を雇っても同じことをするからだそうです。アラブ世界では嘘をつくことは日常茶飯事。罪の意識も何もありません。「知らない」「見てない」で全てを乗り切ってしまうのです。自営業主の悩みは尽きません。信頼できる従業員を見つけられないのは、本当に頭の痛い問題です。とってもきれいなアラブ女性のライーダ嬢も、悩みが多くていつもしかめっ面。そんな姿を見ると、私もはあ～っとため息。正直さはこの国では損失につながるだけ。何とも情けない現状です。シリアを1週間で満喫するツアーの参加者を募集中! ご関心のある方はお問い合わせくださいませ。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx

2009.10.06
笑顔の行方(ゆくえ)

2週間ほど前に、スペインから友達がやってきました。これから4ヶ月間ヨルダン大学の語学学校に通って、アラビア語を勉強します。私がヨルダン大学に通っていたのはもう1年半も前になります。彼女を見ていると、初々しかった(?)昔を思い出し、懐かしいなぁ～と感じます。さて、この彼女、もちろん中東に住むのは初めて。毎日が新しい経験と発見の連続。時間のある時に一緒にアンマン市を歩いて、いろいろ説明します。バスの乗り方や行き先、何をどこで買ったらいいかなどお店の紹介、シャウルマやファラフェルなど中東の代表的なファーストフード(?)もほおばりながら、街を一緒に散策します。この写真はファラフェルを揚げているところ。ジャバル・アンマンのレインボー・ストリート沿いにあるファラフェルのお店です。ファラフェルについては以前にもご紹介済みですが、簡単にご説明しますと、一口サイズの中東のコロッケのことです。コロッケといってもお肉は使われておらず、ひよこ豆に香辛料を混ぜ込んだもの。揚げたてのファラフェルのサンドウィッチはとっても美味しいです。中東に来られたらぜひお試しくださいね。さてこの彼女、ヨルダン生活まだ2週間ですが、ヨルダンの男性にはほとほとあきれ返っております。まずこちらの笑顔を誤解する。ちょっとでも笑顔を見せようものなら、関心があると間違われます。50代や60代のおっちゃんでも誤解します。関心あるわけないやろ～!　あんた誰?　って感じなのですが、かなりしつこいのです。電話番号を教えてしまった彼女、一日に何度もこのおっちゃんからの電話がリンリンと鳴り響き、まるでストーカーのよう。相手の年齢や結婚の有無に関係なく、アラブ男性にはかなり気を付けないといけないということを2週間で悟っておりました。かくいう私も、同じ経験をしてきているので彼女のことがとてもよく分かります。私にとってはお父さんのような存在のフランス人の友達が、いつも私に口を酸っぱくして言います。「Big Smile をしすぎ!　それから初対面の相手にも open すぎる。道では男性と目を合わせたらだめ。微笑んでもだめ。もっと事務的にならないと。」などなどなどなど・・・・道行く人につんけんしたくないですけど、全てを誤解するアラブ男性から身を守るには、この“お父さん”が言うように「事務的」にならざるを得ません。日本人女性はとかく愛嬌をふりまき過ぎらしい。このイノセントな愛嬌が中東ではかなり危険。仇(あだ)になります。いやいや、こうしたアラブのメンタリティ、奥が深いというか単純というか・・・・スペイン人の友達とひとしきり盛り上がった後、「とにかく気をつけようね!」とお互いを激励しあったのでした。シリア全土を1週間で回る「まるごと!! シリア」ツアーの参加者を募集しています。詳しくは http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx まで。

2009.10.06
窓辺のトイレと屋上の羊

月日が経つのは早いなぁとしみじみ感じます。夏が駆け足で過ぎ去り、日本は秋真っ盛りでしょうね。ヨルダンは10月とはいえ、今日の日中は気温がとてもあがり、かなり暑かったです。日差しも相変わらずきつく、帽子は欠かせません。でも朝晩の涼しさは何ともいえず気持ち良いですね～。明日も暑くなるようです。まだイタリア人の友達がヨルダンに住んでいた時のこと。一緒に街を歩いていたら、急ににま～っとした笑顔。どうしたのかと聞くと、指をさしたのが下の写真。　窓辺にトイレ。建設中のビルの窓にトイレが置いてあります。なんでわざわざそこに置くかなぁ・・・・でもこの友達はすごくウケて「ヨルダンのこういう″なんでもあり″ってトコロが好きなんだ」と。ちょうどカメラを持っていなかった友達は私のカメラを借りて、いろんなアングルから撮影しておりました。先日、自分の家の屋上でボーっとしていたら、隣の家の屋上に羊が1匹おりました。写真ではちょっと見にくいかもしれませんが、赤で囲ってみました。ほふられる前の羊でしょうか。屋上にひっそりとたたずむ羊が街の喧騒と非常に対照的でした。こんな風にアンマンは田舎なのか都会なのかよく分かりません。急速に都会化していますが、住んでいる人々はベドウィン・オリジン(起源)を持つ田舎ッペちゃんなのです。中東の石造りの家は箱型で、どの家にも屋上があります。屋上はアラブのくつろぎの場所で、ソファを置いたりイスを置いたりして、夕涼みをするのがアラブ流。夏は屋上で眠ったりもします。私はアパートに住んでいるのですが、どの部屋の住人も屋上のカギを持っていてアクセスは自由。屋上は私のお気に入りのリラックススペース。日中はカンカン照りの太陽が暑すぎていれませんが、夕方になると屋上から夕陽を眺めたり、風に吹かれてぼーっとしたり・・・。車のクラクションの音が遠くに聞こえ、モスクから流れるアザーンも空に反響して地上で聞くのとまた違った雰囲気。いつも忙しく地上をせかせか歩いていますが、こうして少し高い位置から町を見下ろすことで、自分を客観的に見れる気がします。さて、じゃあまた明日から頑張りますか! 「まるごとシリア!! 旅行」の参加者を募集しています。ガイドと日本人アシスト付きです。詳しくは http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx までどうぞ。

2009.10.02
「まるごとシリア!! 旅行」にご関心はありませんか?

早いものでもう10月! 日本の秋、皆さまはどうお過ごしでしょうか?今日は最新のツアー情報のご紹介です。ツアー名は「まるごとシリア!! 旅行」。文字通り、シリアを南から北まで、東から西まで旅していただきます。シリアの現地旅行会社と連携したプロモーション・ツアーなので、全日程を通じて英語ガイドが付きます。そして、私がツアーのアテンドとして皆様とご一緒させていただきます。ツアーの詳細は http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx でご確認くださいね。日程やホテルリスト、それからお値段の方も載せています。日程だけ簡単にご紹介しますと・・・・1119(木)ダマスカス着≪ダマスカス泊≫11/20(金)ダマスカス→マアルーラ→パルミラ≪パルミラ泊≫11/21(土)終日パルミラ観光→デリゾールへ移動≪デリゾール泊≫11/22(日)デリゾール→ハラビア→カラート・ジャーバル→アレッポ≪アレッポ泊≫11/23(月)　アレッポ一日市内ツアー　≪アレッポ泊≫11/24 (火)　アレッポ→カラート・サマーン→ラタキア→ウガリット ≪ラタキア泊≫ 11/25 (水)　サラディーン城→ハマ→クラック・デ・シュバリエ ≪マシュタイエ泊≫11/26 (木)　ホムス(市内観光)→ダマスカス(フリータイム)≪ダマスカス泊≫上の地図に移動範囲を紫で記しました。このようにシリア全土を回るツアーは日本でもなかなかなく、あったとしても日本の旅行会社にマージンが取られるのでお値段はかなり高めになっています。ガイドと日本人アテンド付きの「まるごとシリア!! 旅行」、ぜひこの機会にご参加くださいね。また、このツアーは混載ツアーになっておりますので、お一人でもご遠慮なくお申し込みくださいませ。人数が多いほどお一人当たりのお値段がお安くなります。これも混載ツアーの魅力です。ご関心のある方は naoko_kimura@picturesque-Jordan.jp まで

2009.10.02

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