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カテゴリ:レバノン生活編
今日、近所の八百屋さんに行きましたら、採れたてにんにくが並んでおりました。やった~。いつも買う中国産ではなく、レバノン産です。 このニンニクは、外皮がちょっぴり赤みがかっていて、皮を取り除くときれいな透明の粒が出てきます。ニンニクの粒といえば、一般的に乳濁色のものが多いですが、このニンニクは透明色。 中国産のニンニクはおいしくないわけではありませんが、農薬がちょっぴり心配です。ですので、このレバノン産ニンニクを早速購入。 私はサラダをとにかくよく食べるのですが、ニンニクは欠かせません。アラブ式のサラダは、オリーブ油とレモンをたっぷり使い、あとは塩・コショウで味付けするのが一般的ですが、人によってはいくつかの香辛料も合わせて使います。 よく使われるものがスンマックと呼ばれる中東のパウダー。日本では、「ゆかり」という名前のシソを砕いたものがよく売られていますよね。中東のパウダー″スンマック″は、色合いからするとこの「ゆかり」みたいなものですが、味はもちろん全然違います。スンマックはサラダに美しい色合いと上品な酸味を与えます。 それから、人によってはザクロソースをちょっぴり隠し味的に使います。あとは、ミントのパウダー(もちろんあれば、生のミントを使います)などもサラダにはよく登場します。 さて早速このニンニクを食べてみました。ピリッとした刺激があります。が、おいしい! サラダって飽きませんよね~。ボウルに山盛り作って、一人でバクバク平らげてしまいます。 ところで、今まで食べたニンニクの中で一番おいしかったのは、シリア産のもの。シリア国内を通過中に偶然 道路で売っていました。外皮も内皮もレバノン産以上に赤みがかっていました。普通のニンニクと違って、一つ一つの粒がすらりとほっそり長いのです。粒がほっそりしているので剥(む)きにくいのは剥きにくいのですが、皮を剥くとその透明感のある美しい粒の色ときたら!! つるり、きらり、しゃりっとみずみずしい。 これまでニンニクを見て「きれい」と思ったことはなかったのですが、この時ばかりはニンニクってなんてきれいなんやろう…!! とそのピュアな透明感にしばし見とれました。もちろん味も格別でした! もう一度あのニンニクを食べたいなぁ、というのが私のひそかな願いです。シリアからは現在ほとんどの外国人が退去しており、国内は閑散としているようです。特に大きなデモは報道されておらず、人々の生活は普通に営まれていますが、観光客が戻ってくるには時間がかかりそう。デモが今後どうなっていくかも現時点では誰にも分かりません。 シリアがすっかり落ち着いたら、あのニンニクを探しに出かけたいものです。 夏休みはヨルダン旅行。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
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最終更新日
2011.06.02 19:08:07
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