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月の砂漠-ヨルダンから

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2011.06.06
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シリアのデモによる被害者の数は1000人を超えるといわれています。もちろん正確な数字を特定することは難しいです。ヒューマン・ライツ・ウォッチによる報告では、シリアの治安部隊がデモ参加者を狙撃して多数の死傷者を出している事実は、人道に対する罪だといわれています。

困ったことになりましたね、シリア。シリアびいきの私としては悲しい限りです。ところがそんな中でもアサド大統領に対する支持者は多数を占めています。アサド大統領個人に関する限り、かなりオープン・マインドで「改革派」というイメージが強いのです。若いアサド大統領は、父親の代から居座る旧体制派(政界の古株たち)を統制できていないのでは、といわれています。

治安部隊の発砲もアサド大統領の本当の意向かどうか分かりません。現在のシリアは混迷の度を極め、どうにもならない事態に陥ってしまいました。でもデモがここまで拡大し、死傷者を多数出していることで、アサド大統領だけが責められるというのも理に合いません。そもそも、こうしたデモは外部資金によって拡大してしまったのですから、何億という資金を提供してデモをあおり、最終的に多数の被害者を出す事態にある程度関わった責任が関係者に問われても当然でしょう。

光と影さて、前にも書きましたが、政治の世界はとことん腐っていて真実は当事者と神のみぞ知る世界。私には詳しいことなど分かりません。が、治安部隊の発砲のニュースなどを聞いていると、人間の持つ二面性が大いに表れているな、と。

いったん人を殺し始めると、慣れてしまう。普段はいたって普通の温和な人で、到底「殺人」という言葉など似つかわしくないように見えても、いったん非人間的な行為を始めるとどんどんエスカレートしてしまう。最後には人を殺すことを楽しむまでになるのです。

これは映画「アラビアのロレンス」の中で、非常にうまく描かれていました。ロレンスは、公正明大・非暴力をモットーとし、理性と理論でベドウィンたちの尊敬を勝ち得て統率していきます。が、ある時、一人の仲間を処刑しなければならなくなる。銃を手に取り、人を殺したときに、それを楽しんだ自分に気づきます。

その後、最後には目をそむけたくなるような大量虐殺を指揮することになります。自分の中に存在する光と影の部分との闘いが描かれていました。シリアの治安部隊の発砲もさらにエスカレートし、ついには大量虐殺に至る可能性があると思います。

人間は他の人を躍起になって統制しようとしますが、実は自分自身が持つ「闇」の部分をすら統制できないのですよね。


足跡夏休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx

 

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最終更新日  2011.06.07 06:42:08
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