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カテゴリ:レバノン生活編
以前のブログで、レバノンではアラブの家庭によく招かれるという話をいたしました。私もときどきお食事に来てもらいます。やはり人気は「寿司パーティ」。実は日本ではお寿司を作ったことがなかったので、無類の寿司好きでありながら寿司コンプレックスでした(笑)。 でも中東では「お寿司を作って!!」というリクエストを受け取ることが多く、日本人の誇りにかけても「作れない」なんて言えへんで。そんなわけで、ヨルダン時代に修業をいたしまして、今では「Naoko の寿司はおいしい」といわれるまでになりました。エッヘン(い、威張ることでもないか…) で、感じるのがですね、アラブの水分摂取量は本当に少ない!! ということ。お食事に呼ばれても、食事中に水が出ることはまずありません。出るとしたらペプシか7UP。でもそれも出ればいいほうで、飲み物そのものが出ないことも多いのです。食後も水が出ることはありません。こうなると、私の喉はもうカラカラ…。でもアラブは平気そう。水を出すという発想すらない。不思議です。 私が招待する時は「水飲む?」と何度となく聞くのですが、食事中も食後も誰も飲むといいません。「いらない」という返事。へ~~~っ。 健康な成人であれば1日に2リットルの水を摂取する必要があるというのは、現在ではよく知られた通念です。レバノン人は2リットルどころか、1リットルも飲んでいるのかどうか怪しい。レバノン人のほぼ95%が肥満気味ですが、この肥満と水分不足には大いに関係がありそうです。 「水で太る」というのは大きな間違いで、水不足こそが肥満の原因にもなると言われています。体内の水分が不足すると、脱水症状を避けるため汗や尿が抑えられてしまうのです。その結果、老廃物の排泄がうまく進まずに蓄積され、新陳代謝が低下して脂肪が燃焼されなくなるのだそうです。 アラブを見ていると、この説には本当に納得させられます。いわゆる「肥満」が本当に多いのですが、プヨプヨした肥満ではなくがっちりした肥満です。俗に言う「固太り」っちゅうやつですね。 この固太りですが、とあるサイトによりますと「固く張った大きなお腹(りんご体型)、胃腸が丈夫なので暴飲暴食の傾向がある、高血圧・高コレステロール・中性脂肪の値が高い傾向がある、筋肉質でがっちりしている、疲れにくい、便秘になりやすい、声に張りがある」などという特徴があるそうな。ふむふむ、まさにアラブそのものですな。 さらにこんな情報も。「慢性の脱水状態になると、喉が渇いてもあまり感じない。むしろ渇きを空腹感と混同して食事量が増える場合があり、体重調整失敗の原因になる」ほ、ほーーう。アラブそのものですな。 というわけで、何度も言いますが、アラブの生活習慣は私から見ると不健康極まりない。こうした点において非常に無知なアラブには時にかなりびっくりさせられます。保健士さんなどになってアラブ世界で健康の講座などを開きたいと思ってしまう…。転職しましょうかね。…って、きっと誰もあまり注意を払わないと思う。残念ながら何事に関しても、無知であるだけでなく、人の言うことを聞かないのがアラブですから。。。ほんまに、しゃーないなぁ。 夏休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx 応援してくださる方はクリックしてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.24 02:39:35
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