|
カテゴリ:あれこれ アラブ世界
7月に入りました。かなり日本も猛暑だとか。レバノンはまだまだ過ごしやすく、また修行僧のような生活を強いられるのか…と覚悟していたほど悪くはありません。特に夜は窓を全開で眠っているのですが、明け方にブルブルッと寒くてかけ布団を引っ張り上げるほどです。
が、ここ数日で確実にさらに暑くなることが予想されます。そして恐怖のベイルートの夏がやってくるのです。熱風と湿度と高温の夏…。そして政府からの電気が断続的(4-6時間単位)にカットされます。その間、扇風機も冷蔵庫も使えません。ううっ。耐えれるのだろうか。汗をふうふうかきながら、水分補給に励みましょう。 そんな暑い夏を目前にしておりますが、今日はアラブ男性とニオイの話。夏は体臭もちの人にとってツライ季節ですね。意外にも体臭もちの人は自分のニオイに気づかず、周りの人が苦しい思いをするというケースもあると思いますが…。 女性と比べて男性のほうが体臭もちが多いといわれます。それでも日本人で体臭もちの人は10人中2人という統計もあり、10人中8人が体臭もちといわれるヨーロッパ圏と比べると割合的には少ないようです。 アラブといえば、全身モジャモジャしていて、顔も濃いし、暑っ苦しそうで、一見すると体臭持ちというイメージがあるかもしれません。が、意外にも体臭もちの人の割合は少ないようです。統計などがあるわけではありませんが、先日も日本人の友達と話していて、「そういえばアラブの男性ってニオイきつくないよね。無臭だよね」という結論に至りました。 この友達はイギリスに長く住んでいた経験があり、イギリスでは思わず「うっ」と鼻と口を押さえてしまいそうになるほどクサい人がよくいたそうです。 中東でももちろん臭い人はいます。が、これはシャワーを浴びていない臭さだな、という人も多く、小ざっぱりすれば実は体臭がない人も多いかと思います。さらに男性・女性を問わず、口臭のある人が非常に少ないのも中東の特徴。 私たちの間では諸説がありますが、これはアラブ男性とバラ・プロダクトの摂取量に関係があるのでは、という結論に至りました。 バラ・プロダクト? そうです。ローズティーであったり、ローズ・オイルであったり、色々なプロダクトがありますが、中東ではローズウォーターがかなり安価で売られており、食べ物やスイートにもよく使われます。また、ローズティーもよく飲まれます。そのほか、ホワイト・コーヒーもローズ・ウォーターを使ったもの (http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201005300000/)。 バラには体のニオイを消す効能があるようで、日本でも「飲むローズウォーター」なるものが人気商品のようですね。日本では目が飛び出るくらい高いローズ・ウォーターも、ここでは目が落ちくぼむくらい (?) 安いのです。500ミリのボトルが200円-500円だったりします。 それに加えて、外見重視型のアラブの男性は、香水が大好き。これでもかというくらいにシュッシュッと吹き付け、ニオイをぷんぷんと漂わせるのも彼らの特徴。そんなわけで、たまにクサイ人に出くわすことは避けられませんが、基本的に体臭・口臭なしであるのがアラブ男性なのです。 私は日本で若かりし頃 歯科で働いていた経験もあり、歯並びや歯茎の様子を無意識にチェックする癖があります。人の顔は覚えていなくても、その人の歯並びや歯茎の様子を鮮明に覚えていることも多々あります。それで、アラブの歯の様子も会話しながらかなり頻繁にチェックするのですが、明らかに歯磨きしていなくて歯茎がパンパンに腫れてところどころ出血しているのに口臭がないアラブの若い男性がいたり、絶対に歯のケアしてないでしょ、というようなおじいちゃんアラブでも口臭がなかったり…、ニンニクをあれほど食べているのに「この人くっさいなぁ」と思うことがこの中東生活でほとんど無い!! 不っ思議だなぁと思います。 これもローズ・ウォーターの効能でしょうか。であれば、日本の男性陣も是非ローズ・ウォーターで口臭・体臭改善を図ってほしいものでございます。 夏休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx 応援してくださる方はクリックしてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.07.04 22:03:45
[あれこれ アラブ世界] カテゴリの最新記事
|