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カテゴリ:おススメの観光スポット
先日、レバノン杉の保護区に出かけてまいりました。写真が多いので、2回に分けてレポートいたします。レバノンといえばレバノン杉! …というのは知る人ぞ知るレバノンの基本情報。実はレバノンの国旗にもレバノン杉が描かれています。 レバノンについては、旧約聖書の中でも何度となく出てきます。聖書の中ではレバノンは美しさ、肥沃さと結び付けられ、レバノン杉は威風堂々とした雄大さの象徴となっています。が、残念なことに現在のレバノンにはこうしたかつての姿をしのばせるものはほとんど残っていません…。レバノン人は現在でも自分たちの国を誇りますが、それでも彼ら自身が「レバノンは本当に変わってしまった、とても汚くなってしまった」と嘆くほどです。 かつてはレバノンの山々を覆っていたレバノン杉も、ほとんど残っていません。レバノン国内には杉の保護区に指定された場所が幾つかあり、レバノン杉保存のために細々とした努力が続けられています。 さて今回行ってきたのは「Shouf (シューフ)」と呼ばれるエリア。ユネスコの生物圏保存地域にも指定されている場所です。ここはレバノンにある保護区で一番大きいものです。保護区にある4つのエントランスのうち、今回は「Barouk(バルーク)」と呼ばれる地区から保護区に入りました。
この Shouf Cedar Reserve (シューフ・レバノン杉保護区) の特徴は、植林作業が懸命に続けられていること。ほとんどの杉が若くて、まだまだ小さい。それから保護区の面積がかなり広いです。 これと対照的に、北部にある有名なブシャーレ保護区には1200本ほどしか杉が残っておらず、あっけなく観光が終わってしまいます。ほとんどの方はブシャーレ保護区にしか行かれないと思いますが、トレッキングなどを楽しんでいただくにはシューフ保護区がお勧め。 この日の天気はからっとしていてとても気持ちが良い。保護区には、色とりどりの野草がたくさん自生しています。野草の上品な匂いに囲まれながら、私たちは4時間ほどひたすら歩き続けます。 ひたすら続く小道。今回は総勢50名ほどで出かけましたので、ガイドをつけました。とはいえ 3,4時間も歩き続けるわけですから、初めは団子のようにくっついて歩いていた私たち、やがて何個かの小さなグループに分かれ、早い組と遅い組に。私は道中に食べすぎたせいで胃がおかしくなり、最終のグループにくっついてチンタラちんたら歩きます。 空気は乾燥していますが、太陽がギラギラと照りつけ、お昼に近づくにつれて影がなくなります。野草を摘みながら、のらりくらりと歩いたおかげで、海に行ったと同じくらいに肌が焼けてしまいました(現在、皮がぽろぽろと剥がれております)。 さらに野草は摘んではいけないことが後から発覚!! なんてったって保護区ですからね とはいえ、摘んでしまったものは仕方ありません。ガイドさんも笑顔で「まぁいっか~」という感じ。このように適当なのは、やはりアラブ。事前の注意もありませんでしたしね(笑) さてそんなレバノン杉保護区ピクニック。シューフ保護区についてさらに知りたい方は、次のURLからどうぞ。http://www.shoufcedar.org/scr.asp 次回に後半編をレポートいたしま~す。 夏はヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.07.13 19:38:16
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