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月の砂漠-ヨルダンから

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2011.07.31
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レバノンの夏は本当に騒がしい…。春の訪れとともに結婚式の数が増えます。夏は結婚式ラッシュ。今日で3日連続、私の近所で(目の前のアパートから3組も!!) 結婚式です。このアラブの生活…冬はじっと冬眠していて春から夏になるとアクティブになる。なんか動物のサイクルを連想させる…と感じるのは私だけ?。

さて、こちらの結婚式は超ド派手。結婚するまでは実家で親と暮らすのがアラブ流。いい年をした男性がおカアちゃんと一緒の部屋で寝起きしているという話は前にもいたしました。そういうわけで、花婿にせよ花嫁にせよ、結婚式の当日は実家から送り出されます。

実家を出るときには、いわゆる「お囃子(ハヤシ)隊」が雇われ、ドンチャカ ドンチャカ 太鼓や笛やタンバリンで門出を祝います。男性も女性も道路でひとしきり踊った後、お花で飾られた車に乗り込み、親族の車も連なってクラクションを激しく鳴らしながら、結婚式場まで行進していきます。騒音と渋滞で大迷惑!! さあ、そんなアラブの結婚式の様子を写真でご紹介いたしましょう。

お花で飾られた車 スタンバイする車たち

狭い道路にずらりと車が待機します。これらは親族の車。見えにくいですが、一番前にオープンカーが準備してあります。今回送り出されるのは花嫁。ここには花婿はいません。花婿とは結婚式場で対面です。

雇われた「お囃子隊」。花嫁が実家から出てくる時にドンチャンドンチャンと楽器を奏でます。今回は黒装束ですが、別に黒と決まっているわけではありません。別の結婚式では白装束のお囃子隊が雇われていました。このお囃子隊は、いわゆるバイトです。仕事を持っている人たちが趣味でお囃子隊をしていたり、休日のバイトとしてお囃子隊をしたりします。

スタンバイするお囃子隊 さあいよいよ花嫁の登場です

ウエディングドレスに身を包んだ花嫁がいよいよ実家から出てきます。 外で待機するのは親族と友達たち。太鼓や笛が勢いよく鳴り響きます。

真ん中にいるのが花嫁真ん中にいるのが花嫁。音楽はアラブの伝統的な音楽。拍手と叫び声と太鼓と笛とシンバルと…

そして花嫁と親族が狭い空間でひとしきり踊ります。この大音響!!

そして近所の人々はと言えば…

人 人…

人、人、人… 人、人、人…。

電線にとまったカラスか雀のごとく、バルコニーに勢ぞろいして、この大騒ぎを見守ります。

こうして実家から盛大に送り出されるのが、アラブにとっては人生の中で一番といってもいいほど大切なこと。アラブ世界と結婚は切っても切れない関係にあり、結婚することは最重要なことの一つです。

ただし離婚率もかなり高い。。。数年後、いや数日後に愛が冷めるというケースも多々あります。

 

 

 

オープンカーに乗り込む花嫁 

さて花嫁がオープンカーに乗り込みます。この辺から親族が乗った後続車がクラクションをけたたましく鳴らし始めます。出発の合図です。が…う、うるさい~!!

まるで女王のように振る舞う花嫁まるで女王のように振舞う花嫁。はい、中東ではこの門出の日、女性は女王になることができるのです。ですので、結婚は女の子にとって憧れであり、絶対になくてはならないもの。

人々の注目を存分に、それはそれは存分に浴びて、ひと騒ぎした後にやっと車が出発です。クラクションがけたたましく鳴り響く中、ゆーっくりと車が動き始めます。

この後、結婚式場で夜から明け方にかけて飲み、食い、踊ります。これがアラブの結婚式。女の子たちは年頃になるとこの日を夢見て、男性 hunting (狩り) に意欲を燃やします。さあ、こんなアラブ社会、これからしばらくはこうした騒音の日々がまだまだ続きそうですヨ。


足跡夏休みのヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx





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最終更新日  2011.08.01 17:15:07



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