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カテゴリ:徒然なるままに、わたくしごと
昨日あたりから、ようやく普通に「疲れ」を感じるようになりました。そして…ネムイ! でもこれはいい兆候です。2週間ほど超ハードな生活を送っていたことは、先日のブログでも少し触れました。朝から夜までぶっ続けのスケジュール。すべてアラビア語。家に帰ったら翌日の資料の準備をガリガリガリガリ…アラブでもぶっ倒れそうなスケジュール (実際、29人のアラブのうち2人はぶっ倒れてしまいました) に、3カ国語で付いていかねばなりません。ヨルダン大学の語学コースより数倍キツイ!
こうなると、交感神経が緊張してきます。私の体質は「交感神経緊張型」と呼ばれるもので、疲れがピークを越えるともはや疲れを感じなくなります。現代人には、この「交感神経緊張型」の人がかなり多いといわれていますね。疲れを感じないどころか、ムンムンとエネルギーが湧いてきます。一種のトランス(恍惚とした)状態ですね。エネルギーが湧いてくるので、どんどん加速して無理をします。 「あれ? 私って元気~」と思っているのは要注意。体は悲鳴を上げています。こうした「交感神経緊張」の状態が長く続くと、やがてガンを発症したり、色々な生活習慣病を患ったりするようになるといわれています。 皆さまもよくご存じかと思いますが、体は「自律神経」によってバランスを保っています。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、交感神経は緊張したときに働くもの、副交感神経はリラックスした時に働くもの、といわれています。どちらのバランスが崩れても体調に異変をきたしますので、この2つの神経のバランスを取るのがとても大切なようです。 でも、人間、バランスが一番難しいもの。どうしてもどちらかに偏ってしまうのです。そこで、最近は「自律神経免疫療法」などといって、この自律神経のバランスを元に戻す治療(鍼など)が知る人の間ではけっこう流行っていますね。 話を元に戻しますと、私もこの「交感神経緊張型」の傾向があって、どうしても交感神経のほうが優位に働く傾向にあります。つまり、無理をするということです。無理をしているうちに、疲れを感じなくなります。だから無理をもっとする。悪循環に陥ります。 若いころから何度となく無理をして、ある時突然に、ドンと体を壊すことがありました。疲れを感じないからいいのではなくて、疲れを感じない体なのが問題なのだと教えられました。 今回の一時帰国の時に、京都の自律神経免疫療法の鍼灸院に通ったのですが、初診の際に脈を見てお医者さんが「弦脈」だと。脈にもいろいろな種類があり、脈でその人の体の状態が分かるようです。「弦脈」とは、弦をはじくように激しく脈打っている状態。かなりの緊張状態だということです。 2回目の治療からは、弦脈ではなくなりました。自律神経がバランスを取り始めているようです。日本滞在は比較的短かったので、1か月しか通えませんでしたが、それでも自律神経が元に戻った状態で中東に帰ってこれたのは、すごくよかったと思っています。 この2週間、自律神経のバランスは崩れまくりだったことでしょう。でも昨日からやっとゆっくり眠れるようになり、今度はとにかく体が重く、しんどい! この疲れのサインは体が正常に戻っている証拠。心身ともにゆーっくりと過ごしたいと思っています。 現代人の皆さまもきっとお仕事などで無理をされていることでしょう。緊張やストレスを感じること自体が悪いのではなく、緊張した状態とリラックスした状態のバランスをとることが大事だといわれています。ほーーーーっ と息抜きできる時間と空間、皆さまも是非おとりになってくださいね 夏休みのヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.05 23:12:28
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