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カテゴリ:レバノン生活編
英国での大規模な暴動が報道されています。若者たちによる略奪、放火、暴力…。方向性のない負の感情だけでつながった若者たち。破壊行為のエスカレートは必然と言えるかもしれません。
英国の経済の悪化についてはずいぶん前から報道されていますが、今回の暴動は若者たちの鬱積する不満が一気に爆発した形になっているようですね。生きることを楽しむことができず、投げやりな若者たち。先進国といわれる国にこそ多いのだと思います。 一連の中東のゴタゴタでは「アラブ=暴力」という方程式が作り上げられていたかもしれませんが、いわゆる″先進国″の若者たちの行動を見てください。モラルも何もあったものではありません。 アラブには、「暴力に訴える非情な国民」のようなイメージが時に付きまとうかもしれませんが、暴力はアラブ世界に限られたものではありません。むしろ世界中に浸み渡っており、世界が壊れて行っているのです。 英国では相当数 (数百人規模) の若者たちが逮捕されたそうです。が、刑務所では毎日食事が出ますし、眠る場所も確保されています。クタクタになって働いている善良な市民の税金が、犯罪者に食事や住居をあてがうために使われているというのも皮肉なことですね。 そんな不公平な世界ですから、若者たちが希望を持てないのも頷けます。希望がない→無気力→怒り→暴力…この連鎖が断ち切れる時が早く来てほしいものです。 ヨルダン散歩については… http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.11 05:32:18
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