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カテゴリ:あれこれ アラブ世界
11月に入って、ヨルダンを含む中東は本日夜からイスラムの大型休暇、いわゆる「イード休暇」に入ります。この休暇を利用して、中東諸国からもヨルダンに観光に来られる方が多いです。11月は観光のハイシーズン。かなりの数のお客様が見えます。
今朝は旅行会社からの早朝の電話に飛び起きました。「お客様に何かあったか??」とドキドキしておりましたら、「ぺトラ遺跡のベドウィンガイドがストライキ中だ!!」ということ。へ? 何でも、ローカルガイドたち(すべてぺトラ遺跡のあるワディムーサ村出身のベドウィンたちです)が値上げを政府に要求してストライキをしているのだそう。それでローカルガイドの手配ができないという連絡。 ワディムーサ村のベドウィンたちよ、文句を言わず働け!!! と頭にきますね。 だってぺトラのローカルガイドは2時間で50JD(72ドル)。現在でさえあり得ないぼったくりです。しかもぺトラの入場料は1日券が50JD(こちらも72ドル)。世界一高いんですよ。 それなのに、ベドウィンガイドたちは150JDにしないと働かない!と血気を上げているそう。アホか、あんたら。いい加減にせいっ。 大体ですね。ぺトラのベドウィンたちの評判は非常に悪い。まず態度が悪い。プライドが高すぎる。これは、隠された都市だったぺトラが急に脚光を浴びだしてからというもの、貧乏だったベドウィンたちが突然降って湧いたかのようにお金を稼げるようになったことに由来します。 ラクしてお金を儲けるようになったら、歯止めが利きません。ぺトラの入場料も12JDから32JD(でしたっけ)になり、それから現在では50JDに。どんどん値上がり。で、政府もワディムーサ村のベドウィンたちには手を焼いているのが実情でして、彼らをなだめすかしながら何とかやっているのですが、それを逆利用してどんどん要求を高くしているようですね。 ヨルダン人とひとくくりにしても、部族社会。実は色々な部族に分かれていまして、ぺトラのベドウィン族はなんせ性格が悪く、扱いが難しい。でもぺトラはヨルダンの目玉の観光地ですから、彼らをなだめすかすしかないのです。それにしても、2時間のガイドで150JDだと? ふざけていますね。ベドウィンの誇りも何もあったものではありません。単なる金の亡者。 私はもともとぺトラのベドウィンたちは嫌いです。だから私のお客さまにもローカルガイドをお勧めしておりません。質が悪くて、態度が悪くて、英語も聞きとりにくくて、値段だけ高いなんて、はっきりいって雇う意味がありませんからね。 もう、このベドウィンたち、一体どうしたらいいんでしょうね。手の付けようがありません。ぺトラ遺跡はガイドなしでも十分楽しんでいただけます。それから、ガイドなしでもぺトラを100%満喫できるスペシャルガイドブックでも作成しましょうかね。本当にそう思います。 一般のヨルダン人が1か月のお給料250JD-350JDで骨折って働いているのに、2時間で150JDを要求するような輩 (ヤカラ) に用はありません。働きたくないんやったら、働くな!! キーッ と私は憤っています。 皆さま、ぺトラ遺跡のベドウィンにはくれぐれもご注意を。繰り返しになりますが、ガイドははっきり言って雇う意味がありませんので、お勧めいたしません。 年末年始はヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.03 21:00:12
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