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カテゴリ:あれこれ アラブ世界
12月に入り、ムルシアの街中でクリスマスの飾りつけが始まって、街は早くもクリスマスムード。シエスタのためにお昼休みが長いスペイン。シエスタの後、夕方5時ごろからまたお店が開き始め、夜8時半や9時頃まで営業するのが普通のスペインですから、街も夜遅くまで人々で賑わいます。この時期は特にそう。お昼間より夜のほうが街は活気を帯びています。
さて、そんなスペインです。日本の師走はどんな感じでしょうか? そんなスペイン事情とは全く関係ないのですが、今日はレバノンの人気歌手のご紹介。第1弾では、ナンシー・アジュラムをご紹介しました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201106290001/)。今日ご紹介するのはハイファという名前の歌手です。 このハイファは、ナンシーよりさらにブリッコ路線をひた走っていまして、中東のブリッコの代表格です。年齢は36か37歳ですので、若いわけではありません。が、彼女の売りは「子供みたいな大人の女性」。胸を強調し、フリフリのミニスカートをはき、ブリッコを演じる。
私の友達の中では、「下品」と形容する人も多いこのハイファ。賛否両論があり、かなりバッシングされながらも、レバノンを代表する歌手となっています。彼女は若いころ「ミス・レバノン」に選ばれ、その後はモデルとして活動。そして現在は歌手となっています。そのため、「歌唱力はほとんどない」と言われています。が、そのファッションと立ち居振る舞いで、何かと話題になります。 しかし、いったい年間どれくらい整形・美容手術をしているんでしょうか、という感じの体なんです。外面重視のレバノンではこうした”造った美”がもてはやされる傾向にあります。 レバノン女性は世界一美しい、と大抵のレバノン人は誇ります。まぁレバノンだけではなく、シリアにもヨルダンにも美しい女性はたくさんいますから、別にレバノン女性が極めて美しいわけではないと思いますが。 ただ、中東女性の美しさはスペインに来て納得。スペインではモロッコからのアラブと接する機会がありますが、顔のつくりが全然違います。アラブ女性=美人なのではなく、「中東の」アラブ女性=美人なんだと分かります。 が、レバノン人の美への執着と美に対するプライドは、度を過ぎていますので私はどうも好きになれません。レバノンは岐阜県ほどの小さな小さな国ですが、有名な歌手はレバノン出身が多く、歌にテレビドラマにと北アフリカ大陸にまで及ぶアラブ世界全体にレバノン文化を発信しています。ある意味で非常に有能な国民なんでしょうね。 年末年始はヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.12.07 21:38:59
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