|
カテゴリ:あれこれ アラブ世界
かの有名な「レ・ミゼラブル」ですが、私はロンドン時代にミュージカルにはまりまして、ロンドンにあるシアターに足しげく通い、何度も同じミュージカルを鑑賞し、CDなども購入しました。
合理的なイギリス人、会場が暗くなると同時に、後ろの席の人たちがダダダーッッと走って前のオーケストラ席にガシッと座るんです。初めこれを見たとき、強烈なショックを受けました。でも確かに前の席が空いているわけですから、後ろから移動してくるのは合理的? 係員に制止される人もいましたが、大半が成功しておりました。 そんなわけでロンドン時代の後期には、私も一番安いチケットを購入し、音楽が鳴ると同時にダダッとダッシュしてオーケストラ席近くに陣取るというようなことをしておりました。もちろんこれはシアターの構造にもよります。二階席からはできない技(ワザ)ですね。 さて話が逸れましたが、レ・ミゼラブルは、弟のために一切れのパンを盗んだがゆえに19年も投獄されたジャン・バルジャンの生涯を描いたもの。物語はいろんな方向に展開していきますが、話は happy end で終わりますので、心がぽかぽか温かくなる素晴らしい作品です。 それにしても、今の中東情勢を見ていると「ああ、無情!」と思ってしまう。 メディアの流すニュースに、「中東は危険!!」というレッテルが貼られてしまっているのは、″冤罪(えんざい)″にも等しいことだ、と憤慨するのは私だけ?? とばっちりを特に受けているのはヨルダンでしょう。私の中東生活は丸4年を終えて5年目に入っていますが、私の周りの人たちのヨルダンに対する反応は全く変化なく、「危険!」「流血!」「戦闘!」と思い込んでいるようです。 確かに少し老けはしましたが(涙)、それでも4年間元気いっぱいに中東で暮らしている私を見て、ちょっとは考えを変えてくれたらいいのに~、と思います。現地の事実を話しても話してもぬぐい去れない流血のイメージ。良くも悪くもメディアの流すメッセージの強さを思い知らされます。 中東のイメージがネガティブからポジティブに変わることを願いつつ…皆さーーーん、ええとこやで、ヨルダンは! と訴え続けて行こうと思っています。 ホームページが新しくなりました。http://picturesque-jordan.com/ Crea Traveller でヨルダンが特集されています。http://crea.bunshun.jp/articles/-/1376 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.17 00:34:01
[あれこれ アラブ世界] カテゴリの最新記事
|