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月の砂漠-ヨルダンから

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2012.03.25
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インドの写真をアップする暇もなく、時が過ぎて行きます…。慌ただしい日本滞在です。

さてインドという国はとても広く、1週間という私たちの滞在では観光できる場所も限られてしまいます。でも「ここは絶対に行っといたほうがいい!」と勧められて足を延ばしたのは、アグラにあるタージマハル。イスラム建築の中で最も美しいとも評される、大理石でできた白く輝く建物です。

かの有名なアングル

まずは上のような、よく知られたアングルでの一枚をどうぞ! タージマハルとは、ムガール帝国の時代の建築物で、今から350年ほど前のものです。当時の皇帝が愛する王妃のために建てたお墓なんですね~。

タージマハルへは南門から入ります。下のような赤砂岩の門がドーンと目に入ってきます。立派です。インド建築にはこの「赤砂岩」がとてもよく使われています。こちらの門は赤砂岩と大理石を組み合わせたもの。

最初にお目見えするのが南門

  門の周りに彫りこまれているのはコーランの句

 

 

 

 

赤砂岩の南門 

門の周りにぐるっと施されているデコレーションは、イスラムの聖典コーランの句です。 

タージマハルの中に入ると、お墓が2つ並んでいます。王妃のものと皇帝のもの。実はこの2つの石棺は空っぽで、2人の遺体は地中に横たえられているのだそうです。こうして石棺を置くことで、2人の遺体が横たえられている場所を人の足が踏まないように配慮されているのだそう。ペイントではなく宝石や貴重な石が埋め込まれています

お墓の中は、左のようなお花のデコレーションで飾られています。素晴らしいのは、こうしたデコレーションがすべてペイントではなく、大理石を彫って宝石や高価な石が埋め込まれているという点。気の遠くなるような手作業だったと思いますが、このような装飾が石棺や壁に施されています。

 精巧に彫られています

 

 

こちらも大理石を彫って作られた花のモチーフ。

アグラは大理石の産地として有名だそうで、アグラ産の大理石は質がいいことで知られているそうです。

大理石を彫りこむ作業は並大抵のものではありません。ナイフの先にダイヤモンド・チップを取り付けて彫られたそうです。今のような機械が全くない時代に、こうした精巧な装飾がすべて手作業で行われたというのは驚くべきことですね。

この美しい大理石の建築物、タージマハルへはデリーから日帰りでも行くことができます。デリーからは200キロほどの距離だそうで、(順調に行けば)片道5時間ほどで到着します。発展を遂げているインドでは車の数が異常に多いうえに、バイクや水牛やリクシャー(オート三輪車)などが道路を我が物顔で走って(水牛の場合は歩いていますがね)いますので、どこに行くにも時間がかかります。

さあ、ゴールデンウィークにはインドに行かれる方も多いのでは?? 是非この美しいタージマハルを見逃さないようにしてくださいね。


足跡インドもいいけどヨルダンもええとこやで~。http://picturesque-jordan.com/

 






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最終更新日  2012.03.25 21:18:25



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