|
|
|
2012.05.31
カテゴリ：あれこれ アラブ世界
シリア情勢については、本当に無知な言動が多い。NATO はリビアを攻撃したのになぜシリアを攻撃しないのか? さっさと攻撃して、シリアの内戦を終わらせたらいいのに、という意見があるようですが、全くの無知としか言いようがありません。 このブログでも何度もお伝えしているように、シリアのゴタゴタは早い段階で″政府 VS 民間″という構造ではなくなっています。 NATO はシリア問題に介入する意思はないとしているようですが、当たり前です。そもそも NATO が攻撃する対象がありません。 ここ最近のダマスカスの爆発などは、政府の機能が停止していることに乗じた宗教間の争いです。また、無政府状態に乗じた悪質な犯罪もそこかしこで起きていますが、政府の仕業だ、反体制派の仕業だとなすり合いをしている。「政府の仕業だ」ということで諸外国の協力を得ようとして反体制派が虐殺をおこなっている可能性も十分にあります。あるいは、反体制派にも政府支持派にも全く関係のない、単なる宗教間の憎しみというケースも多々あるかと思います。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2019.01.20 06:13:44
[あれこれ アラブ世界] カテゴリの最新記事
|
ヨルダンツアーのことなら：
