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カテゴリ:徒然なるままに、わたくしごと
ヨルダンでのアパート探しが難航していることは以前にお伝えいたしました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201205020000/)。ラマダンを前にサウジなどの湾岸エリアから続々とヨルダンにアラブたちが集まってきています。今年はシリアもレバノンもエジプトも治安が安定していないので、湾岸エリアのアラブがヨルダンに集中するといわれています。恐るべし! 今年のラマダン。 それから、ラマダンを前にヨルダンではすでにラマダン気分を乗り上げる試み(?)がなされていまして、モスクというモスクがスピーカーを修理(?)して精度を上げてしまいました。祈りの時間を告げるアザーンの音がやたらと大きい!! このアザーンというのは教会でいう鐘のようなものですが、特徴は人間の肉声であること。「アッラーは偉大なり、預言者ムハンマドはアッラーの使者である」などと繰り返すものです。中東に始めて来られる方は、まだ真っ暗な明け方に鳴り響くこのアザーンの音にびっくり仰天されることでしょう。 でもこのアザーン、慣れると全然気にならなくなります。それどころか、日本に一時帰国したりするとこのアザーンの肉声が妙に懐かしくなる。そんなわけで私はアザーンの音で起きるということがほとんどないのですが、ここ最近はやたらと音が大きいので、明け方4時ごろでしょうか、に何度か起こされてしまうということが数日続いています。ああ、恐るべし、今年のラマダン!! さて、アパート探しの件に話を戻しますが、現在の私はフランス人の友達とスタジオ・アパートをシェアしています。いえ、シェアさせてもらっています。この友達は10日後にフランスに2ヵ月半ほど一時帰国することになっており、その間、このアパートに私が住むという計画です。友達は自分が留守の間アパート代を払う必要はありませんし、私もラマダン中にアパートを探す必要がなくなりますし、まさに Give and Take といったところ。 で、しばらくの間このアパートを彼女とシェアしているという状況です。スタジオアパートといいうのはいわゆるワンルームです。10畳ほどの部屋に2人で住んでいます。 私は日本でも2回ほど友達とアパートをシェアしたことがありますが、誰かとアパートをシェアするというのはかなり疲れるもの。それで、それ以来「これからは絶対に一人暮らしをする!」と一人暮らしにこだわっていたのですが、ここヨルダンではフランス人やスペイン人とアパートをシェアする機会が何回かあります。 ヨーロッパ人と暮らすのは結構ラクで、これなら誰かとシェアするのも悪くない、と思っています。なぜ楽かというと、「私は私、あなたはあなた」という基本的なコンセプトが存在するから。とはいえ相手に無関心なわけではなく、一緒にすることは極力一緒にするけれど、無理して自分を合わせるわけではない。何ともラクな共同生活なのです。もちろん、たまたま友達に恵まれているということもあります。 そんな訳で、今の私はとっても可愛いフランス人と共同生活をしております。ところが、この可愛いフランス人の彼女、足が臭い!! って、私も人のことが言えるわけではありません。自分の足は臭いと自覚しておりますが、それをはるかに上回るのが彼女の足の臭さ。 この彼女、自分の足が臭いことをもちろん自覚しています。なんでも、弟に「姉ちゃん、足臭いよ」と指摘されたことがあったらしく、とても気にしています。スプレーや香水を何本も買いこんでは、出かける前に何種類もの消臭スプレーを足全体に吹き付けています。が、どうも効果がないよう… 私としては、彼女の努力を毎日目にしていますので、それに効果がないことにびっくりです(笑)。でも、人間って面白いですよね。一緒に住んでみて初めて分かることが多く、肌の色や文化や言葉が違っても、私たちは人間という種(しゅ)なんだと思ってしまう。 そんな訳で、狭い1室を誰かとシェアするという考え方にかなりの抵抗感があったのですが、そんな不安はどこへやら。とても楽しく暮らしています。でも洗っても洗っても足が臭いというのはどういう訳なんでしょう。どなたか知っておられたら教えてください。 7月12日から15日までのヨルダン旅行、旅のお仲間を募集中です。専用車をシェアしませんか? 詳細はhttp://picturesque-jordan.com/ まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.10 14:06:14
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