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カテゴリ:徒然なるままに、わたくしごと
アラブ男性が愛を囁 (ささや) くとき… …… …… …寒気がする! ←もちろん私の個人的な意見です。 あ、誤解のないようにお伝えしておきたいのですが、私は別にたくさんのアラブ男性から愛を囁かれた経験があるわけではありません。私は「綺麗だね」などと言われて嬉しくて舞いあがるようなタイプの女性ではありませんので、アラブ男性にも愛を囁く機会を与えません。 と書くと、何だかとても高飛車なように聞こえるかもしれませんが。。。アラブ社会に多少なりとも接した方であれば、アラブ男性が誰かれ構わず愛を囁こうとすることに気づかれるでしょう。まぁ…「誰かれ構わず」というのは少し大袈裟ですが、お伝えしたいのは、彼らにとって歯の浮くようなセリフを言うのは、別に特別なことではないということです。ですので、愛の囁きを聞きたいと思えば簡単なのです。このように書けば、誤解していただかなくて済むでしょうか。 さて、アラブ社会とは言葉の世界。言葉が上手でないと、アラブ世界では生き残れないといっても過言ではないでしょう。「不言実行」などという世界とは対極です。言葉は多いけれど、実質が伴わないのがアラブ世界。 日本では、ペチャクチャとしゃべる人、それが男性であれば特に何か格好が悪いし、言葉が上手な人ってなんだか信頼できない、というイメージがありませんか? 少なくとも私はそう思います。でもアラブ世界では正反対。しゃべったほうが勝ち! お世辞の羅列でもOK! しかしもちろん人の話は聞かない。 女性の美しさを表現するにも、まぁそれはそれは実に多種多様な表現があります。「ああ、愛する人、僕の月よ!」みたいなアホらしい表現もたくさん。それを普通にしゃあしゃあと言えるのがアラブ男性。 アラブ男性は女性にはこうした言葉が必要だと思っているらしい。その確信のもとに、思わせぶりなことを言いますが、決して信じないように。機会さえあれば、そしてその気にさえなれば誰にでも言っているからです(ここまで断定するとひどいかもしれませんが、少なくとも彼らは誰にでも言える!)。 そんなアラブ男性を見て、私はしらけます。冷たーーーい目で見てしまう!!! 前述のように、私はアラブ男性に愛を囁く機会を与えませんので、基本的に非常に鈍感なアラブ男性でもどうも私が喜んでいないということが分かるらしく、不思議な顔をしつつも、思ったような反応がないのでやめてしまいます。でも時々、本当に本当に場の雰囲気が読めないアラブ男性が、しつこく言い続けることがあります。し・ら・け・る~~~( 一一) 女性を褒めちぎるのと同時進行で自己アピールも忘れません。「僕にはすごく大きくて素敵なマイホームがあるし、高級車もある。しかも僕の仕事は…(マネージャだのエンジニアだの) だよ。お給料は月に…JD だ。 結婚したら、君は何もしなくていい。車も買ってあげるし、メイドも雇ってあげる。君は家でただただリラックスしていたらいい。何でも好きなものを買ってあげる。好きなことをしていいよ。僕はとってもオープンマインドで寛容な人間なんだ」 これで落ちない女性はいない! とばかりに自信ありげに語るアラブ男性。さ・い・あ・く! な結婚ですね、こんな結婚。 私は家もいらないし、車もいらないし、メイドもいらないし、毎日家でダラダラしたくもないワイ! と思う訳です。つまり一般のアラブ女性が喉から手が出るほど欲しいもの全てが、私にとっては全く魅力ではない。何もせずにお人形のように着飾って、ぶくぶくと太って行けと言われているようなもの(ほとんどのアラブ女性がそうなる)。嗚呼!!!! 申し訳ないけれど、何にも魅力的ではない。しかも自信満々に語るお給料の額が700JD (8万円ほど) だったりする。愛にお金は関係ないとはいえ、そんな自信たっぷりに語る額か? という訳で、アラブ世界は言葉の駆け引きと自己アピールの世界。なんでまたこんな世界に足を突っ込んでしまったのか…と思うときもあります。ちなみに私がコロリと落ちるかもしれないセリフは、「僕にはお金もないし、マイホームもない。でもたとえあなたが事故にあって変わり果てても、たとえ病気になって障害を持つようになっても、一生涯あなたを愛し続けることだけは信じてほしい」…ですかねぇ。でもやっぱり大切なのは言葉で何を言われるかではなくて、その人の本質=「内面の人」ですよねぇ。 ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 8月24日放送 NHK BS 1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。観てくださいね。
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最終更新日
2012.08.18 05:20:41
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