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カテゴリ:旅行記:″ヨルダンの風景便り″シリーズ
先月いらして下さったお客様からのホヤホヤの旅行記をご紹介いたします。 9月のヨルダン旅行を控えて、今後のアメリカの動きを注視しておられる方も多いかと思います。現時点では、ヨルダンやイスラエルに大きな動きはなく、観光客の方も続々と到着されています。ただ今後のアメリカの動きに合わせて情勢がどう動くか…気になるところです。 こちらでは、アメリカの介入が物事を余計に複雑にしかねないという声のほうが圧倒的に多いです。それが分かっていても、介入せざるを得ないのがアメリカなんでしょうね。さて、アメリカはどう決断するのか。 現時点では、在ヨルダン大使館のほうからも特に注意を喚起する情報は入ってきておりません。ただ、この時期にわざわざ中東へ旅行に行くのか、という周りの気持ちもよく分かります。9月のご旅行を計画されている皆様は、悩まれるところだと思います。私のほうでも、状況の進展に合わせて皆様に最新の情報をお伝えできるように致しますので、お気軽にお問い合わせくださいね。 木村様 こんにちは。8月12日~16日のヨルダン訪問の手配ではいろいろとお世話になりました。帰国して10日ほどすぎますが、日々の生活に戻り、ヨルダンでの体験がすっかり昔のことのように感じます。 いただいた旅程表の後ろに旅行後のフィードバックをとの記載がありましたので、感想のようなものをメールさせていただきます。 ■ムジブシークトレイル 日本では体験できないものでした。スリルあふれるものだったので、周りの景色を楽しむ余裕があまりなかったのですが、約1時間半の時間を経て大きな滝まで辿り着いた達成感は格別でした。二人だったのでガイドなしで行きましたが、一人だけだと心細かったかもしれません。個人的には十分な睡眠と体力を温存して臨まないと厳しいような気がしました。特に日本から到着した当日に寝不足でチャレンジするのはつらいと思います。 また服装なども木村さんから事前に注意書きしていただいた内容が望ましいと思います。日本で読んだときはピンときませんでしたが、現地を体験して実感しました(日本の景勝地で川遊びするものとは違いますね)。現地の様子を十分に伝えられるものではありませんが、トレイルの時に撮った写真を添付いたします。今後のお客さんへ服装などの留意点を伝える際などよろしければご利用く ださい(アラブ系男性の顔が写っていますが、肖像権を問われるほど鮮明ではないかと)。 ■ムジブビーチ 人が少なく静かでした。ただ、8月の午後だったせいかとにかく暑く、シャワーは熱湯しか出ませんでした(滞在中のいずれのホテルでも出ない水温で、5~6秒以上浴びることは難しいぐらい)。自分たちは浮遊体験をするだけだったので満足できるものでした。人が少なかったせいか、それともドライバーがやりとりしてくれたせいかビーチ管理者(レストハウス)の対応はよかったです(ムジブ保護区管理事務所でのやりとりをみるかぎり、ドライバー自身はムジブビーチ初訪問だったようです)。 ■ワディラム ジープツアーなどはアリさん(青年)が対応してくれました。予定時間より30分ほど早い到着だったにもかかわらず、ビジターセンターから連絡が入ったのか途中まで迎えに来てくれました。またスタート時点で水は十分に確保しているか何回か確認するなど日本人対応慣れしているように思いました。 ちなみにラム村の雑貨店は大型ペットボトル(1.5Lor2L?)の水が0.5JDでした。ペトラ市街より随分安い上に冷えているので、ジープツアーなどで飲みたい水は出発直前のラム村で購入した方がよいかもしれませんね。ジープツアーも楽しめるものでした。個人的にはワディラムの砂漠が今回のヨルダン訪問でもっとも旅に出たことを感じる場所でした。 テントはそれぞれと聞いていたように思ったのですが、相部屋でした。木曜日で混み合っていたかもしれません。事前に相部屋になる可能性があることをお知らせいただけるとさらによかったかもしれません。水が貴重であることは素人目にもわかる場所でしたし、トイレなどにも張り紙がありましたからシャワー等は特に不満ありません。ただしシャワールームの鍵が壊れていたので、日本人女性の中には厳しい人がいる かもしれませんね(欧米人の女性は宿泊テントからバスタオルだけを巻いた状態で出入りしていました)。 翌日のタクシーについては、ハーリッドさんから確認があった上で手配されていました(宿泊客が多かったので複数台待機していました)。 ■ドライバー(アンマン→マダバ→ムジブ→ペトラ) いろいろと気にかけてくださいました(お昼のサンドイッチを車内においていたら、暑くなるからもっと涼しい場所にした方がよい、ムジブではパスポートを含めてすべて車に残していった方が行動しやすいなど)。感謝しています。各停車地点では、どのくらいの時間、見学するつもりかその都度確認してくれたので、互いに細かい時間を気にせずに行動できたように思います。ペトラの到着は午後7時半でした(ネボ山とムジブシークでゆっくりしたのでカラック城は省略でした)。 しかし今回の旅でもっとも印象に残った、考えさせられたことは、中国などアジア諸国の台頭と相対的に日本の影が薄くなっていることでした(旅行内容からは逸脱しますが)。 冷蔵庫など家電製品はMade in Chinaというよりも中国国内向けのもの(アラビア語は表示されずに簡体字で書かれたもの)がそのまま使用されている場面に何回か遭遇しました。アンマンのホテルでは、アラブ系の男性から「どこから来たの?」と聞かれたので「日本から」と答えると「ベトナムの近くにある国ですか?」と言われました(ベトナムはわかるけれど、日本の位置はわからない?)。 お盆中にもかかわらず、マダバではほとんど日本人を見かけませんでしたし、ペトラの駐車場では簡体字で書かれたツアーの大型観光バスが多数停車していました。ペトラ遺跡でも日本人観光客よりインドネシアや韓国からの観光客の方が目立っていました。遺跡内の客引きから「日本人か?、中国人か?」と聞かれることはともかく、「日本人」と答えても「ニーハオ」と言われることが度々でした。 ヨルダン人にとって日本人と中国人との区別がつかないのはわかりますが(日本人からすると、オランダ人とベルギー人、ヨルダン人とイラク人の区別がつかないといった感じでしょうか)、日本人はニーハオと話すとみなされていることが驚きでした。また偏見にすぎませんが、インドネシアから多数の団体観光客がヨルダンへ来ていることは想像できませんでした。アジアからの観光客といえば日本というのは勝手な思いこみで、日本で考えている以上に海外における日本の存在感は希薄化しているのかもしれません。 ずいぶん脱線した長文メールになり失礼しました。日本のイメージが弱まる中、ヨルダンで生活される木村さんはいろいろとご苦労があるかと思います。数少ない在留邦人としてヨルダンと日本との橋渡しに活躍されることをお祈りいたします。ありがとうございました。 ご丁寧なフィードバックをお送りいただき、ありがとうございます! ワディラムでの相部屋の件では、ご迷惑をおかけいたしました。通常、混載のお客様は別々のテントになります。ただこの日は宿泊客の数が多かったのか、テントの数が足りなかったのかもしれません。いずれにしても、キャンプ場には私のほうからのクレームとして挙げておきました。 ムジブでの服装については、皆様へお送りする確定表でご案内しております。皆さま、是非よくお読みになり、ご準備をお願いいたしますね。 このお客様はまた、「窃盗や強盗のような犯罪をほとんど気にせずにすごせることは大きいと思います。」とヨルダンの印象について書いてくださいました。確かに、ヨルダンの治安はかなり良いと思います。これはイスラエルも同じです。もちろんそれでも皆さま、油断せずにいていただきたいですが、ただ、治安等について必要以上にご心配なさいませんよう!! 9月のお客様は複雑な思いを抱えつつのご旅行になってしまうかもしれませんが、いったんヨルダンに入られたら、是非ご旅行をお楽しみいただければと思っております。現地では24時間のサポートをしておりますので、ご安心くださいませ。 9月の混載も募集中! http://picturesque-jordan.com/tabinakama_Japanese_SEP14_21_2013_html.html ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/ 当方のホームページから無断転載している"類似品"にご注意ください:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201302080000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.09.04 07:22:45
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