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月の砂漠-ヨルダンから

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2015.01.23
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シリアで拘束されている邦人の方々のその後の安否については、まだ特に際立った情報は入ってきていないようです。ぜひご無事で帰国して下さるように祈らずにはおれません。

拘束されている邦人のうちお1人はジャーナリストでいらっしゃるということです。内戦で混乱状態のシリアに入ることには賛否両論があると思います。これまでに幾人かの日本人のジャーナリストの方々がシリアで戦闘に巻き込まれておられます。その度に「自己責任」の範囲がどこまでなのかという議論が湧きあがります。

Journalist

危険な場所に赴くことに関しては色々な意見があるかと思います。ただ、私が思うのは、こうしたジャーナリストの方々のご苦労があってこそ、現地で起きていることが私たちのもとに伝わってきます。もしこうしたジャーナリストの方々の存在が全くなかったら、一体どこで何が起きているのかさっぱり分からないままのことも多いかと思います。だからある意味、私たちすべてがこうした方々の恩恵を受けていると言えます。

ジャーナリストの方からすれば、いったん現地に入ってしまえば、まだいける、まだいける、あと少し…というようにさらに奥深くに入って行ってしまうことは当然ありうると思います。とはいえ、英語力が必須なのは言うまでもありませんが、加えて、その地域で話されている言語の知識や文化・メンタリティ・宗教的信条などに関する知識が欠けた状態では、自分の身を不本意に危険にさらすことになると思います。

今回のジャーナリストの方は、シリア人"ガイド"の裏切りにあって、イスラム国に拘束される結果になったとも報道されています。シリアでは皆が極限状態に置かれています。この極限状態で、人間としての道義や常識を期待することは到底できない。極限下に置かれた人たちの口約束に自分の命を預けることはできない。

シリアでの内戦では、誰と何のために戦っているのかすら、戦っている超本人たちが早い段階で分からない状態になっていたと思います。そんな混乱した状態が数年続いています。アラブたちでさえ誰も信じられない世界。加えて、普段からアラブ社会は排他的な社会。アラブ世界が排他的であることはあまり知られていない事実かもしれませんが、排他主義はアラブ世界の根本を成すものです。ですから極限下では、よそ者である外国人は容易に裏切られてしまう。もともと裏切るつもりで接触しているケースも多々あると思います。

さて、混乱の中で台頭した「イスラム国」。今は恐怖政治で勢力を拡大しているとしても、将来的な内部分裂は絶対に避けえないと思います。己の利益だけで集まっているこの集団、すでに内部分裂の危機には当然さらされているはず。海外からの戦闘員に至っては、単なる「自己表現」だけであったりする訳ですから。

内部分裂を避けるためには、お金で人をつなぎとめるしかない。西側諸国から入って来た多額の資金を既に有していますが(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201409290000/)、資金は常に必要なもの。身代金の要求は、資金確保という面ももちろんあると思います。

今回の日本人拘束を受けて、日本人がアラブ世界で敵対視されるようになったという意見もありますが、私としてはそうは思いません。たまたま日本人がシリアに入っていた、それを活用しない手はない、ということで資金確保+政治的な目的で利用されるのは当然のことだと思います。

だから、アラブ世界に住んでいる日本人は「今度は自分がテロの標的になるんじゃないか」なんて恐れる必要はないと思います。「イスラム国」の決定=アラブ全体の決定ではありません。アラブの親日感情は一夜にして築かれたものではありませんし、一夜にして壊れるものでもありません。

この「イスラム国」に人間としての道義が通じるとは思えませんが、拘束中のお2人が解放されるような結果になってほしいと神様からの奇跡を願わずにはおれません。


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最終更新日  2015.01.24 18:04:26
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