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カテゴリ:あれこれ アラブ世界
今回の一連の人質事件を受けて、急に日本で取り上げられるようになったヨルダン…。残念な結果になってしまったことと、「イスラム国」が日本国民に対する敵意をむき出しにしたメッセージを残していることから、日本での中東に対するイメージはガタ落ちかと思います。 現地で暮らす者たちがどんなに「普通に生活していますよ」と伝えても、危険だ、危険だ、危険だ!!! とどうしても報道したいらしい。本当にヨルダンは危険なところなのか? 現地から感じていることをお伝えいたします。いただくメールの中には、"メディアの報道より信頼できる" とお書きくださる方も多いので、やはり現地にいる者としては声を上げざるを得ない。どなたかの感情を害してしまったら、申し訳ありません。ですが、やはり伝えさせてください。 まず、ヨルダン在住の邦人に身の危険は生じていません。日本で急に騒がれるようになっただけで、人質事件の前も後も普通に生活しています。住んでいる外国人も多いし、観光客も多い。今日も空は青くて、太陽は燦々と照っていて…平穏な一日でした。 今回の事件に関して言うなら、イスラム国の支配地域に入らなければ起きなかったことです。入るのが良いとか悪いとかを論じているわけではなく、現実的な観点からの発言です。地元のヨルダン人ですらイスラム国の支配地域には絶対に行きません。そしてヨルダンとシリア・イラクは隣国とはいえ、国境を越えてイスラム国が入って来ることは今のところまずありません。 テロなんて、一時はごく限られた国だけの問題だったかと思いますが、イスラム国の台頭+インターネットの普及に伴って、今では世界中でその危険があります。イスラム国のツイッターやサイト、暴力的な動画なども、ごくごく普通の一般人が世界中でアクセスできます。 ですから、テロの確率という観点からいえば、ヨルダンが危険というより世界中が危険です。ヨーロッパでのテロなんて、いつ起きてもおかしくない。こうした側面が全く伝えられず、ヨルダンにだけ「危険」というレッテルが貼られるのはちょっとおかしい。 ま、今回の件を受けてドバイすら避ける人がいるようで、もう「中東」という名称への拒否反応みたいなものですね。どこもかしこも一緒くた。メディアの情報にあまり踊らされずに、もっとバランスの取れた視点で物事を見ることも大切かとは思いますが…。 そんな訳で、受難のヨルダン。この受難は、しばらく続きそうです…。 ↓良ければ応援のポチッしてください。↓ 皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/ お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。本ホームページまたブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.02 06:19:02
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