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カテゴリ:徒然なるままに、わたくしごと
生活の拠点を日本から海外に移して8年目に入りますが、言語や国籍に関係なく友達ができ、いろいろな人種の人たちと泣いたり笑ったりを共にして来ました。母国語でなくても分かり合える人もいるし、母国語であっても分かり合えない人もいる。人を理解するというのに言語力は必要ですが、一番重要なものではない、とも感じます。 たくさんの人種の友達に揉まれて学んできたことは、ユーモアのセンスでしょうか。日本人は得てしてシリアスになりがち。でも、欧米の友達はつらい時こそユーモアで乗り切ります。おお~、この状況でこう切り返すかーー、とビックリを通り越して感動するほど。 例えば、ごく簡単な例でいうと、ルームメートのアメリちゃん (フランス人) はとても疲れていてしんどい時に "I am full of energy" (私ってむっちゃ元気~!!) とニヤリと笑って言う。 本当に疲れてクタクタな時に「アーしんどい」と愚痴を言うのではなく「私って今日はむっちゃ元気やねん」とユーモアにしてしまう。 初めは意味が分からず、へぇ、むっちゃハードやのにまだ full of energy なんかぁ。体力のある人やなぁ…と思っていました(笑)。それが彼女のユーモアのセンスであることに気付いたのはしばらくしてから。 こうしたユーモアは、「やせ我慢」とはまた違う。アメリちゃんとは弱音も吐き合ったし、お互い大変な時には「大変だ」と言い合ってきました。 でもユーモアを忘れないことで、どつぼに嵌 (はま) らないで済むし、自己憐憫にも陥らない。ユーモアの持つ力ってすごい! 典型的なシリアス系の日本人である私には、ユーモアのセンスがまだまだ。これからもぜひ伸ばしていきたい分野です。 さて、アラブに話を振りますと、アラブのユーモアのツボはちょっとまた違う。彼らもユーモアが好きですが、アラブは得てして誰かを笑うことが好き。でも自分が笑われると、本気になって憤慨する。他の人にはかなり失礼なことを言っているのですが、自分が言われたりされたりすると怒る。プライドの高い国民ですからね。 で、アラブは (と一括りにするのは語弊がありますが、全体的に見ると) 自意識が非常に高い国民。自分中心の国民ですから、辛い時などは得てして自己憐憫に陥りがち。「私が世界一かわいそう」「私ほどつらい経験をしている人はいない」といった具合に、ミーイズムに走ります。でも中には自分を笑えるアラブもいる。数はそれほど多くありませんが、今まで「この人は素晴らしい!」と心から敬愛できるアラブも見てきました。大多数が自己チューなアラブ社会ですから、そんな中に存在するこうした人格者は「真の人格者」なのだと思います。 やはりどんな時でも「自分を笑えること」は大切だと思います。海外生活で私が学んだことは、自分を笑えるようになること(だって海外でなんて、失敗のほうが多いですからね)、言っても変わらないことは言わないこと。例えば「あの時こうしていたら…」とか「あの時こうだったら…」などという思考をしない。終わったことは終わったこと。だから前を向いて歩く。 他に海外生活で学んだことは…まず、1:現実的でありながら、積極的であること。成功の有無にかかわらず「I did my best」と物事 (自分も含めて) を現実的に評価できるようになりました。それから 2:弱音を吐いてもいいが、いったん吐いたらそれで終わり。すぐに切り替える。…「well, it's done. What's done is done. (しゃーないな。もう終わったことは終わったこと=だからクヨクヨしない。次に生かそう) 」と言えるようになりました。20代の自分とは全く違う自分がいる。でもすっごくラクになりました。 そんなわけで、海外での生活はやめられない(笑)。これからもいろいろな人と出会って、いろいろな思考のパターンを学んでいきたいと思います。 ↓応援のポチッ、毎日1回ヨロシクお願いしま~す。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してくださいネ。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/ お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ 中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.18 21:26:15
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