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カテゴリ:ヨルダン生活編
ヨルダンにも知能犯がいたのか~、と思わせるようなお知らせが在ヨルダン日本大使館から届きました。女性二人組によるタクシーを使った"犯罪"。以下は大使館からのお知らせの抜粋です。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* (1)在留邦人の女性 A さんがタクシーを拾うため,6サークル近くの Avenue Mall 前で待っていた。タクシーが目の前で止まり,後部座席の女性2名が降車したため、A さんは同タクシーの後部座席に乗車した。
(2)A さんが運転手に自宅アパート周辺の地名を告げたところ、降車した女性2名がタクシーに戻り、「行き先はもう少し先だからあと少しだけ乗せて欲しい」と述べた。A さんが了承したところ,女性2名はタクシーのそれぞれ左右のドアから A さんを挟む形で後部座席に座った。
(3)タクシーが発進後、A さんの左側に座っていた女性が口元を押さえながら「具合が悪くて今にも吐きそう」と言い、A さんの手や腕を掴みながら今にも吐きそうな仕草をしたため、A さんは運転手に依頼してタクシーを降車したが,その直後にハンドバッグに入れておいたポーチが無くなっていることに気がついた。ポーチの中には,クレジットカード,現金等が入っており,警察に被害届を提出した。 (4)女性2名は目を除き全身をニカーブとアバヤで覆っていた。
以下の点にご留意願います。 タクシーの相乗りはしない。本件のように乗車後に相乗りを求められた場合も断る。
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かなり新手の窃盗犯罪ですね~。でも確かにタクシーでの相乗りが珍しくなくなってきたアンマン市…。というのも、渋滞がひどくなるにつれ、タクシーの運転手も一人だけのお客より複数のお客を乗せて、それぞれからお金を取ったほうが割が良いという思考になってきまして…だからタクシーに乗っていても、相乗りをさせようとするドライバーが時々いる。
それから私たちタクシーを利用する者たちは、タクシーがなかなかつかまらない時のつらさを知っているので、自分がタクシーに乗っているときに誰かが道路でタクシー待ちをしているのを見かけると、ついつい「可哀想! 一緒に乗せてあげてもいいよ」というような気になってしまうのも事実。
こうしたアンマン市の背景を利用して、この女性2人組はタクシーでの窃盗を思いついたのですね! ほほう、ほほう! ……と感心している場合ではありません。かなり厚かましく、しかし巧妙に考え抜かれた方法ですねぇ。この事件が起きたのは6月27日だということです。ラマダン始まっているやん! ラマダンはイスラム教徒からは「神聖な月」と呼ばれていて、この期間中は普段以上に窃盗や犯罪が起きてはならない月のはずなんですがねぇ…。ま、犯罪者には「神聖な月」も何もありませんがね。
観光客の方が地元アラブとのタクシーの相乗りなどというシチュエーションに遭遇されることは稀(まれ)かもしれませんが、皆さまもお気を付け下さい。
ちなみに私は、タクシー待ちをしているときにお客をすでに乗せたタクシーが目の前で止まって「おーい、どこへ行くんだ? 乗せてやるよ」と言われても、断ります。本当にタクシーがなくて困っているときは乗るかもしれませんが、ドライバーがお金をラクして稼ぎたいのが見え見えな時や、男性客がタクシーに乗っているときなどは、「タクシーはセルビス(乗り合いタクシー)じゃないでしょ」とひとこと言うと、大抵のタクシードライバーは去っていきます。
ヨルダンではセルビスというものがあって、これは白い色をしたタクシーなのですが、このセルビスはお客が乗り合わせる形態のものです。が、黄色いタクシーはセルビスではありませんので、ドライバーが勝手に相乗りをさせることはできません。
ま、今回の事件に関して言えば、タクシーのドライバーは全く関係していないかもしれませんが…。いずれにしても、こうした知能犯が現れ始めているようなので、おかしいなと思ったらNOという勇気や、警戒を怠らない態勢に入ることは大切かと思います。これからご旅行にいらっしゃる方々も、是非お気をつけくださいね。
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最終更新日
2015.07.12 03:38:37
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