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月の砂漠-ヨルダンから

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2015.11.24
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パリで起きたテロ事件をきっかけに、日本でもまた思い出したようにイスラム国関連の報道が増えていると思います。もともと”宗教”が生活の一部ではない日本人の観点からすれば、イスラム国の思想とやらは「意味不明」という感じかと思います。

欧米各国は足並みをそろえて「テロの撲滅」=つまり「(欧米からすると) イスラム国の撲滅」を声高に叫んでいます。が、そもそもイスラム国の拠点のラッカを爆撃したからといって、それがテロとの戦いへの勝利となるのでしょうか。答えはNOです。イスラム国の「思想」が世界中に広がっているからです。この「思想」が受け継がれていく限り、テロとの戦いに勝利はありません。そして思想との戦いというのは極めて象徴的なもので、爆撃などで建物を破壊できても人の心をコントロールすることはできない。

以前に「正義とは?」という記事を書きました。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201105020000/ オサマ・ビンラディン氏がアメリカによって殺害されたときのことです。この中で、「報復の連鎖が切れるわけではありません。欧米諸国は報復への警戒を強めているとのこと。ビンラディン氏が死んでも、同氏の思いを受け継ぐ次なる人物が現れることでしょう。その人物はビンラディン氏以上に fanatic かもしれません。報復は続きます」と書きました。

実際にオサマ・ビンラディン氏はとうの昔に過去の人物になっていますが、彼よりさらに過激で残酷なイスラム国が現れています。例えばオサマ・ビンラディン氏は、イスラム国のように公開の斬首刑などを執り行ったり、女性を奴隷にしたり、人肉を食べたりはしなかったでしょう。ですから、たとえイスラム国というものが散り散りにされたとしても、こんな風に数年ごと、あるいは数か月ごとにさらに過激な人物や組織が出てくると予想されます。

そのことに欧米諸国は気付いているのかいないのか…。まぁそれでも、建前としてはラッカを攻撃せざるを得ないのでしょうけれど。

イスラム国によって被害を受けているのは、テロの被害にあった人たちだけではないと思います。一般の善良なイスラム教徒たちも被害者です。今、イスラム国はこうした被害者の一般のイスラム教徒たちをも取り込もうと躍起になっている。それは実際にシリアに来て戦闘に参加させることが目的なのではなく、イスラム国の過激な思想を脈々と受け継がせることが目的。

こうしてイスラム国の「首都」であるラッカが陥落しても、過激な思想は一人歩きしていきます。これこそが目的。ラッカはやがて陥落するでしょう。過激な思想に洗脳されたイスラム教徒にとって死ぬことは何でもないことなのです。死ねば殉教者として天国に行ける。この宗教的信条にプラスして、イスラム国ではドラッグ(麻薬)で戦闘員たちはハイ状態になっていると考えられます。イスラム教の建前は麻薬は「罪」ですが、アラブの一般的な意見としては、洗脳のためにイスラム国ではある種の麻薬は常用されているであろうということ。

本当に難しいですね。私はヨルダンでイスラム教徒たちに囲まれて暮らしてきましたし、彼らとの良い思い出もたくさん。イスラム教徒を怖いと思ったことは一度もありません。でも、そんな私もイスラム国だけは怖い、と思います。今までも何度も繰り返してきたことですが、「イスラム国=イスラム教徒」ではありません。「イスラム国=イスラム教を利用した過激な思想」です。

今は出口が見えないかに見えます。私としては当面のシリア難民とのかかわりの中で、彼らに寄り添っていければと思っています。


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最終更新日  2015.11.27 13:14:42
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