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月の砂漠-ヨルダンから

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2016.10.10
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少し前ですが、ベルリンのペルガモン博物館に行ってきました。ベルリンには博物館がたくさんあって、博物館めぐりだけでもかなり時間がかかりそう…。私は一番関心のあるペルガモン博物館に絞って見学してきました。

このペルガモン博物館には貴重な発掘物の数々が収められていますが、とりわけ私の関心を引いたのは、ヨルダンのムシャッタ城のファサード(いわゆる外壁にあたる)部分。こんなところでヨルダンとドイツが結びついているなんて…なんだかびっくり。

さてこのムシャッタ城は、ヨルダンのアンマン空港からほど近い場所にある砂漠のお城です。ヨルダンに残っているのは焼きレンガでできた廃墟のみ。これだけ見てもなんのこっちゃ、という感じで、このお城を観光地に含めるツーリストはそうそういません。現在は修復作業が進められているようで、廃墟とはいえ、全体像がある程度分かるようには修復されるのかもしれません。

 
mushatta
ところが、このムシャッタ城のハイライトともいえる優美なファサード(外壁)部分がほぼ完ぺきな姿でベルリンの博物館にドデン! と飾られているのです。まずはその美しさをご覧ください。

ベルリンのペルガモン博物館

 ムシャッタ城

ムシャッタ城2
 
ムシャッタ城3 
どうでしょう…? 繊細で優美なこの彫刻!!! 圧巻です。思わず見惚れてしまう…。

このお城はウマイヤ朝のカリフ(支配者)であったワリード2世の時代に建設が始められたようです。でも写真をよく見ていただくと…彫刻が施されていない部分があります。そうなんです、このお城が完成することはありませんでした。あまりに凝りすぎたので、資金面での工面が難しくなってそのまま捨てられたのか…理由は分かっていないようですが、いずれにしてもウマイヤド朝が滅亡した時点で未完成だったようです。

そのまま捨て去られていたのですが、オスマントルコが現在のヨルダンを含む一帯を支配していた時(20世紀初頭)に、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世のもとに贈られました。そうした経緯で、このムシャッタ城のハイライトは現在ではベルリンのペルガモン博物館に保存されています。この皇帝ウィルヘルム2世というのは、考古学に造詣が深い人だったのか、とりあえずどうしてもこのムシャッタ城のファサードが欲しいとオスマントルコ側に依頼したようで、ムシャッタ城を形成していた石が分解されて膨大な数の箱に入れられて汽車 (だったか船だったか) でドイツまで運ばれたそうな…。

ドイツに届いてからの組み立て(?)作業も大変だったと思われます。でも素晴らしい彫刻ですね。多分これがヨルダンに残っていれば、ムシャッタ城は砂漠のお城(ハラナ城、アムラ城、アズラック城など)の中でも一番美しいお城だったはずです。

私としては、博物館の中よりもヨルダンのあの砂漠の中にこの優美な外壁がぽつんと立つほうがしっくりきますね(笑)。ドイツからヨルダンに戻されることはないでしょうから、残念! でもここドイツで、ヨルダンからやってきたこの優美な彫刻を見ることができることになんだか深い感慨を覚えてしまったのでした。

皆様もベルリンに来られることがあれば、ぜひこのペルガモン博物館に足を運んでみてくださいね。ムシャッタ城以外にも興味深い展示がたくさんありました。またこのブログでもご紹介したいと思います。

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最終更新日  2016.10.12 06:56:53
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