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カテゴリ:おいしい! アラブ・トルコ料理
ずっと中東で食べ続けてきた野菜があります。正確に言うと、「野菜」と思っていました…。ヨルダンでも売られていたけど、レバノンで見かけることのほうが多かった。レバノンでは必ずといっていいほどサラダに入っていました。
昨日知ったのですが、これは日本では "スベリヒユ" と呼ばれる雑草なんだそうです。雑草??? そういえば、ヨルダンにいた時にスリランカ人の知り合いが、「こんなの食べるなんて! スリランカでは道路の際とかにいっぱい生えてて犬がおしっこするし、汚いわ! こんなの私は食べない!」と言い放っていたことを思い出します。その時は、フーン、と思っていたわけですが、なんと本当に雑草だったとは! しかもネットサーチしますと、このスベリヒユ、かなり優秀らしい。「食べられる雑草の最高峰」なーんていうタイトルをつけているサイトもありますし、「オメガ3を豊富に含むスーパー栄養野菜」なんていうタイトルもあります。ここまで優秀ですと、もはや雑草ではなくれっきとした野菜ですよね。 あるインターネットサイトによりますと、このスベリヒユは「オメガ3脂肪酸含有量が全植物中最高」なのだそうで、天然の抗生物質とも呼ばれているそうです。非常に生命力が強い雑草で、抜いても抜いても生えてくるのだとか。そして「ビタミンB、マグネシウム、鉄分も豊富で、解毒作用、コレステロール値、血圧、心臓冠動脈病などの血管系に優れた効果」があるとのこと。 知らんかった~。知らんかった~。中東在住の皆さま、知ってはりました? こんな優秀な野菜が身近にあったなんて! しかも知らずに10年間食べ続けてた…(笑)。このスベリヒユは、中東ではファットゥーシュなどのサラダに入れられたり、とにかく生でよく食べられています。ですから私も生以外の食べ方を知りませんでした。 でも生だと、葉っぱの部分だけサラダに使って、茎は捨てちゃうことが多かったのです。今回知ったのは、このスベリヒユを茹でてお浸しにして食べる方法。早速やってみました。うむ、なかなかイケる…。でもオメガ脂肪酸は熱に弱いそうな。となるとやっぱり生で食べたいかも。葉っぱは生で食べて、茎は茹でてお浸しに…というのも良いかも。 インターネットサイトでは、スベリヒユの味は癖がなく…と書かれていますが、私が感じるのはスベリヒユには渋柿のような渋さがほーーーんの少しあるということ。口の中にちょっと渋みが残ることもあります。といってほとんど気になりません。そして、ちょっと粘り気があり淡泊な味。しかし、あるサイトによるとこのスベリヒユには「シュウ酸」が含まれているとのこと。シュウ酸とは「腎結石」「尿路結石」の原因になる「危険な酸」なのだそう。フム…今更遅いけど、かなり大量に食べ続けてきたような気が。でも今のところ問題なし。 レタスやルッコラのサラダに入れると美味しいんですよね~。これからも食べ続けていきたいと思います。中東では普通に見かけるこのスベリヒユ。栄養価が最高峰のお野菜なんて知ったら、余計愛着がわいてきます(笑)。サプリなどが一世を風靡していますが、実は自然界にはすべてが整っているんですね。この優秀で非常に安価なスベリヒユ、これからもワシワシ食べちゃいます。 中東に関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/ お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.08.18 20:22:51
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