|
カテゴリ:東と西が出会う国 トルコ情報
トルコでお初の鉄道旅行‼ 2泊3日の最終日。帰りの電車の当日券を取るのにまたまた四苦八苦。空いていないといわれ…。
今度も粘りまして、何とか当日券をゲットしたのですが、またまたビジネス席、しかも(強制的に)ランチ付き…で92リラなり。当時のレートでは1400円ほどですが。でも別にランチ付でなくても良いのですがねぇ、選択の余地なし。…というわけで、トルコでの鉄道の旅はせめて前日には予約を済ませる必要があるっぽい(笑) さてエスキシェヘルでの滞在ですが、一応有名(❓)な公園にも行ってきました。シンデレラ城があるという公園。ワクワクしながら行きましたが、うむ…子供だましのようなお城でした。写真映えはしますが。なんでもこのお城は、子供たちの想像力を豊かにするという目的で建てられたらしい。なので、歴史的な背景などは全くありません。 エスキシェヘルはトルコ人に人気の観光地だそうですが、確かに子供連れにはとても良い行き先かも。子供がワクワクしそうな遊具がたくさんある公園でした。目が肥えた日本人の観光客には…ちょっとあんまり魅力的ではないかも(笑)。↓こんな海賊船も。子供たちで賑わっていました。 さ、そんなエスキシェヘルでの滞在を終えて鉄道の駅で電車を待っていた時に事件は起きた! 待ち時間が2時間ほどあったので、私は本を真剣に読むことに取り掛かっていたのですが、座っている私の前に不意に人が現れて「ポリスだ」とのたまう。身分証明書を見せろと要求されます。 顔を上げると、赤いTシャツに茶色のチノパンを履いた男性が立っています。「ポリスだ。パスポートか身分を証明するものを見せろ」と再度言われて、私としては「はあ?」という感じ。海外ではアホな男性に声をかけられることも多いし、ポリスだといわれてもねぇ…またどっかのアホがアホなことしてるわ~と思って、相手にしないことにし、本に再び目をおとす私。 それで立ち去るかと思ったら(普通のおバカは相手にしないと立ち去る)、このしつこい男は「ポリスって言っているのが分からないのか、ポ・リ・ス」とばかりに、ポリスの証明書を見せてきます。いや、そんなこと言われたって、この証明書って Fake(偽物) かもしれんし、そもそもポリスの身分証明なんて見たことないし、パスポートとか滞在許可証とか見知らぬ人物にやすやすと見せるわけにはいきません。 だいたいパスポートなど大切なものを手渡して、そのまま走って逃げ去られるかもしれん。10年間の海外生活ですっかり疑い深くなった私は、そんなにやすやすと相手を信用できません。というわけで、やはり無視することに。 するとこの男は顔を真っ赤にして怒り始め、駅構内にいるセキュリティを大声で呼び始め、トランシーバーで仲間の警官も呼びつけたらしく、「ポリスだって言ってることが分からんのか!」「この女、俺様の言うことを聞かない!」などと騒ぎ出す。そして「立ってこっちに来い!」とすんごい剣幕。 騒ぎを聞いたセキュリティと警官がやってきたので、「この男、本当に警察なの?」と聞くと「そうだ」と。そんなこと言われてもねぇ…そんなら身分証明証見せるけど…と思ったときはすでに遅く、この私服警官はすっかりご立腹で、結局警察署に連行される羽目に! しかも誰も英語を話しませんから、私のトルコ語では説明のしようもなく…トルコでお初! 警察署に連行(といっても駅構内)! で、私が日本人だと分かるとこの男は仲間の警官に「トルコと日本は友達なのに、この女の態度は!」と半端じゃない怒りよう。しかしねぇ…「イスタンブールにはいろんな男が居て、警察だといわれてもすぐに信じるわけにはいかない」などと片言のトルコ語で相棒の警官に説明。この警官は私服警官をなだめながら「まぁまぁ、彼女は分からなかったんだから」と諭す始末。私服警官は「だからポリスの身分証明まで見せたやろ!」と噛みつくので、私は「せやけど、偽物やないってどないしたら分かるんですか?」 そのうち私服警官も少し落ち着いてきて、「いやまぁ、確かにそうや。いろんなトルコ人がいるからな。ポリスといわれても信じられないって、そりゃまぁ一理ある」と言い始めてきて、おお―――神様! 助かった。本当にこの私服警官の当初の怒りようは半端なく、トルコで私は前科者になるんやわ~、はたまた罰金の刑か? などと、表向きは平静を装いつつ心の中ではかなり焦っていたのでした。 鉄道の駅構内 で、最終的にこの私服警官がお茶をおごってくれて、駅のベンチで雑談することに(笑)。彼も怒ってしまったことを少し悪く思っているようで、自分の仕事が私服警官でテロなどのセキュリティ対策にあたっていることを説明してくれました。でも私のせい(❓)で、駅構内にいる人たちに自分が警官だとバレたので、少し時間をおいてからまた巡回するのだと(笑)。業務妨害ですみませんね~。 そんなわけで、この警官とは電話番号を交換して別れることに。「次は警官としてではなく友達として連絡する」と言われたけど…これもまたね…渡すの嫌なんですけどね。だってヨルダンとかなら絶対にかけてきますよ、電話。トルコ人はアラブほど露骨ではないと思うし、私ももう若くないのでまさか電話をかけてくることはないと思うけど。不安! その後電話はかかってこないので、ほっとしています。 まぁ終わり良ければすべて良し…というのは真実ですが、しかし何とも興味深い体験だったのでした。いやぁ、ホリデーに行って警察署にしょっ引かれるなんて、そうそうある経験ではないですからね~。というわけで、トルコで身分証明を見せろと言われたら素直に見せましょう~、ということを学んだ疑り深いアラフォーなのでした。というか言語の問題もあるかな。トルコ語いい加減にしっかり学ばないと‼ 今度は連行だけでは済まされないかも(笑)。 トルコに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・エジプト・イスラエルツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」や「月の砂漠ツアー」という名前で開設されている Facebook 等のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.14 05:22:31
[東と西が出会う国 トルコ情報] カテゴリの最新記事
|