|
イラン情報を引き続きアップしてまいりまーす。日記形式で綴るには時間が過ぎすぎておりますので、順序がバラバラになりますが、各観光地の見所をご紹介していきたいと思います。要所要所でご移動のヒントなどの記事もアップしていきます。
さて今日ご紹介するのは世界遺産に指定されているカシャーンの「フィーン庭園」。この庭園は、1588年から1629年まで在位したアッバース1世によって造られたものです。イランに残っている最古の庭園といわれています。とはいえ、時の流れとともにこの庭園にも手が加えられ、大掛かりな修理は1797年から1834年に在位したファトフ・アリー・シャーによってなされたようです。 日本人からするとイラン(またはペルシャ)の歴史なんて、あまり学ぶ機会がなかったような…。私はイランに行って、あれ? イランの歴史ってそういえば全然知らんやん! と自分の無知さに驚きました(笑) さてイランは現在一応イスラム教(のシーア派)の国となっていますが、イスラム教徒に征服される前にこの地域一帯で信仰されていたのはゾロアスター教。ですからゾロアスター教にちなんだ建造物もイラン国内にたくさん残されています。 で、ペルシャ式庭園も実はゾロアスター教と深く関係しています。ゾロアスター教で神聖なものとされている4つの元素「水」「土」「空」「火」の融合・調和を象徴しているのですって。うーーん、何だか難しいので、そんな複雑なことはもういいよ、と思われる方もおられるでしょう。 というわけで、フィーン庭園の写真をご紹介します。世界遺産にも指定されている美しい庭園です。庭園というとお花畑を想像してしまいますが、ペルシャ庭園では水がふんだんに使われており、水と緑のハーモニーがとても爽やかです。あれ? 水ってこんなにきれいだったっけ? という感じ。水の魔法ですね。 ↑ きれいな澄んだ水なので、お魚がたくさん泳いでいます。 ↓ アーチの吹き抜けと天井や壁画に施された繊細なタイル(またはモザイク)がとても優美です。 ほんと、イランには美しいものがいっぱい! フィーン庭園のモザイクやタイルはとてもやさしい色合いで、ギラギラしていなくてセンスが光っていました。 イランではこのフィーン庭園を含めて9つのペルシャ式の庭園が世界遺産に指定されているとのこと。どのペルシャ式庭園も比較的似かよった形をしています。水をふんだんに使った庭園は気持ちが良いですね。 このフィーン庭園はカシャーンの郊外にあるので、市内からはタクシーが必ず必要です。歩いては移動できません。ホテルは市内に固まっているので、専用車がない方はタクシーで移動してくださいね。タクシーの値段は70000-100000リアル程だったかと思います。ゼロが多すぎて戸惑いますが、ドルに換算すると2ドル前後。 フィーン庭園を見た後はカシャーンで Historical houses と呼ばれる伝統的な邸宅(豪邸)を廻ります。これもカシャーン観光の見所の1つ。私の心をむんずと掴んで離さなかった美しい邸宅もこのカシャーンにあります。また次回のブログでご紹介しますね‼ イランに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan-月の砂漠ツアー」や「月の砂漠ツアー」という名前で開設されている Facebook 等のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.22 03:49:40
[Great Persia の世界 イラン情報] カテゴリの最新記事
|