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カテゴリ:ワディラムの情報
年末年始にヨルダンツアーをご計画の方も多いかと思います。そこで今日は、ワディラムでのジープツアーのご注意点をいくつか。
以前にもアップしているのですが、ワディラムと一言でいっても、実は2つのエリアに分けられます。1つは「ワディラム保護区内」ともう1つは保護区外の「ディースィー・エリア」。大半のラグジュアリー・キャンプ場はこのディースィーにあります。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910080000/こうしたラグジュアリー・キャンプ場に泊まられる場合、そこでお申し込みになるジープツアーはおのずとディースィーを回るだけのものとなります。つまり、ワディラム保護区内に入らずにお帰りになるということになります。 ディースィーについて詳しくは「ワディラム観光に隠されたトリック―タネ明かし」https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201106040000/もご参照くださいませ。 で、問題となるのはこのジープツアー、ヨルダンに一生に一度だけ来られるツーリストの方にはディースィーを回っているのか保護区内に入っているのか、さっぱり見当がつかないということです。まぁ見当がつかないわけですから、別にそれはそれで良いと言われればそうです。でもでもでも! せっかくワディラムに来たのに、ワディラム出身のベドウィンとは触れ合わずに、そして保護区内にも入らずに、ラム出身者ではない商魂たくましい外部からのアラブのエサとなって帰ってしまうというのも惜しい話…。 日本の代理店を通す場合、ほとんどがディースィーのジープツアーとなります。見分け方…? そうですね、例えば自分が参加したジープツアーには下の写真のようなローレンスの彫り物があったよ、と言われる方! ドンピシャです。ディースィーのツアーとなります。 ヨルダンの旅行代理店で働いていたころ、日本の代理店から送られるお客様のツアーには必ず含まれていたこの憎き(笑)ローレンスの彫り物。嘘ものです。もともとは観光客をだますために作られたもの。ワディラムに行ってきました~という人のブログにもよく出てきます。ディースィーだけ行かはったんやな…とすぐ分かる。この偽物が現在ではヨルダン観光局公認の「見所」に含まれているのでさすがです。嘘モノも観光地にしてしまうのはさすが(…って何を驚いているのかという感じですが)。 でも、以前のブログで書いた通り、2、3年前にディースィーエリアで営業する外部のアラブとワディラム保護区内の長老たちとの話し合いがあり、ディースィーエリアのアラブたちも保護区内の幾つかの見所にツーリストを連れていくことができるようにはなりました。ラム出身ではないベドウィンたちが入ることができるようになった保護区内の見所には、ウンム・フラース(石の橋)などがあります。 ディースィーには石の橋が存在しません。ですからこの話し合いの背景としてはですね、ディースィーの存在がツーリストにも知られるようになって、以前のようにコロリと騙す事ができなくなったこと、そしてツーリスト側のデマンド(要求)が高くなったことなどが理由として挙げられると思います。そのため長老たちとの話し合いがもたれ、ラム保護区内側は金銭的な見返りと共に妥協をしたのではないかと思っております。 ま、本当にいろいろややこしいのです。ヨルダンの部族社会というのは、一筋縄ではいかない複雑さがあります。ですから外部者にはよぅ理解できない部分もたくさん。しかしですね、せっかくワディラムに来られたのであれば、やっぱり保護区内の見所をきっちり回るジープツアーにご参加いただきたいと思います。当方ではジープツアーだけのお手配も承っております。ぜひぜひ保護区内に入って、ワディラムの本当の美しさをご堪能下さいませ。近々、保護区内のジープツアーについてまとめたいと思っております。 ヨルダンに関心のある方もそうでない方も一日一回応援よろしく! です↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com アフェリエイト始めました。次世代の旅のお供になりそうな新しい形のお財布 Rivollet。ご関心のある方は覗いてみてください。https://revollet.io?token=NOUcgl8s お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.20 03:24:51
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